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2010年07月08日

●街撮りスナップカメラとしての「EX-Z2000」

 暇を見てEX-Z2000で遊んでいます。毎日持ち歩いて手当たり次第に撮影していますが、操作性にも慣れて、なかなか良いカメラだとわかってきました。CASIOというブランドは、高画質にこだわる一家言あるカメラ好きには忌避される傾向にありますが、こうして使ってみると、ブランドイメージだけで判断するのはよくないということが、よくわかります。

 さて、私のスタイルでは非常に撮る機会が多いノンストロボの夜景や室内撮影も、EX-Z2000は基本的にOKです。普通のオート、プレミアオート、ベストショットの夜景モードと、いろいろ撮り較べてみましたが、結果にあまり大きな差は感じません。広角側で撮ればF2.8、ISOは400~500、1/30~1/60あたりです。もう少し暗いところでも、すごく効くわけではないけどそこそこには働く手ぶれ補正のおかげで、1/15秒くらいまでは、ほぼ手持ちで問題なく撮影可能。そして、ISO400までならノイズも少なく、ISO800の画像でも、多少のっぺりしてはくるものの十分に使えます。

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 5センチまで近づけるスーパーマクロも試して見ましたが、風で揺れる小さな花の雌しべの先の花粉がわかるほどです。悪くありません。

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 結論として、このカメラ、なかなか使い勝手が良いスナップカメラです。マニアックなレベルで多くを望まなければ、画質にも大きな不満はありません。小型・軽量で起動も速いし、普段ポケットに入れて持ち歩くには好適です、特に海外旅行時の街歩きなどに持っていれば、昼夜共に十分に使えると思います。
 それにしても、これだけの機能を持ち、様々なシチュエーションで十分によく写るつデジカメが、トイデジと大差の無い1万円台前半で買えるという事実には納得できません。消費者から見て安いのは喜ばしいことでしょうが、ここまでデフレ気味の値段では、逆にわが国の製造業の行く末が心配になってきます。

 ところで、スナップ用に使うなると、私の場合は「ケース無しで裸でポケットに入れて持ち歩く」のが基本です。海外などでは、これが最も安全な使い方でもあります。私は「液晶保護シート」なるものが嫌いで、デジタル一眼レフなんかには絶対に貼らないのですが、ケース無しで裸でポケットに入れて持ち歩くとなれば、貼るべきでしょう。EX-Z2000には、100円ショップで売っているDsi用の保護シートがほぼぴったりサイズでした。
 そして、滑りやすいボディにも対策を施します。こんな時に私が使うのは、東急ハンズで買った「スベリ止めシート サンストップ」なる製品。裏がシールになっている薄い合成ゴムのシートで30センチ四方ぐらいのシートが300円程度で買えます。これを適当なサイズに切って、カメラの前面と背面の指が掛かる部分に張れば、滑り止め効果はバッチリ。私が買ったEX-Z2000は黒なので、2×3cmほどの黒いすべり止めシートを前面に、最長辺が1cmほどの3角形のシートを背面の液晶モニタ右側の最上部に貼りました。結果、すべり止め効果はバッチリです。

 EX-Z2000は、サイズ、重量、起動時間、速写性、屋内外の画質、バッテリー駆動時間…等々を考えると、かなり理想に近いスナップカメラかもしれません。

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