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2009年05月28日

●GRANCISCOのカーゴパンツ

 ここ数年、春夏の普段着に、カーゴパンツを愛用しています。私は、秋冬は普段着としてコーデュロイのパンツをはいていることが多いのですが、春夏の時期は主にオーセンティックなコットンパンツを愛用していました。むろん、若い頃からアメトラの私ですから、ノータックで裾幅は狭めのダブルです。そんな私がここ数年、綿パンではなくカーゴパンツを愛用するようになりました。特に、海外旅行時などは、サイドポケットもしっかりと収納に役立ち、便利この上ないですね。カーゴパンツといっても、私のような中年世代に合うシルエットの製品は少なく、EddieBauerやEagleCreekなど、アウトドア系のブランドのパンツを適当に選んでいました。

 そんな私は、最近とてもはき心地がよい普段着用カーゴパンツを見つけました。それは、「グランシスコ(GRANCISCO)」というブランドで、ご存知の方も多いと思いますが、タカヤ商事という作業服メーカーが販売する純粋な作業服のブランドです。このグランシスコの綿100%のノータック・カーゴパンツは、いかにも作業ズボンという雰囲気のものではなく、デザインもシルエットも秀逸な上、生地の風合いもとてもよいので、気にいっています。しかも丈夫で安い。2000円台で購入できるのだから驚きです。春夏物なら「GC-S285」という品番の製品がいちばんのお気に入りで、数本をまとめ買いして一夏の間穿き回している状態。むろん、暑い国への海外出張時にも忘れず持って行きます。

2009年05月21日

●新インフルエンザについて思うこと…

 5月21日午後3時現在で、国内の感染者数は計277人とのことですが、そんなに少ないわけはないでしょう。実際には、国内で既に数千人の感染者がいるように思います。
 発熱外来以外の一般開業医での発熱患者の診療を開始した神戸市などでは、開業医らに対して、簡易検査で患者からA型インフルエンザの陽性反応が出た場合でも、詳細(PCR)検査をする市環境保健研究所に検体を送らないよう指示したそうです。要するに、検査がパンク状態にあるわけです。つまり、現時点で、感染者の総数把握は事実上不可能…と言った状態です。参考URL:http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-844.html

 さらに関西以外の地域では、相変わらず渡航歴がない人のPCR検査はやっていません。
 私事ですが、私は11日の月曜日に定期検査のために慶応病院に行きました。入り口でアンケート用紙を配布しており、「過去10日以内に37.5度以上の体温になったことがあるか?」「過去10日以内に北米地域への渡航歴があるか?」という2つの質問に答える…というものです。ちなみに、私は風邪気味であり、37.3度の熱がありました。また、北米地域ではないですが、アジアから帰国して12日目の発熱でした。その旨を主治医に告げたところ、「じゃあ大丈夫ですね」の一言で、通常のインフルエンザの検査すらしませんでした。

 新型インフルエンザ患者の症例統計によれば、感染者の約20%程度は微熱以下の発熱に留まっているそうです。つまり私は、状況から見ても新インフルエンザに感染している可能性があるにもかかわらず、一定の条件に該当しない…という理由だけで、検査をしようとはしませんでした。

 私は、最初から一般開業医からの検査依頼を事実上受け付けていない関西以外の地域、特に関西地域と人の往来が多い東京では、相当数の感染者がいるものと思っています。

 もう1つ、今回の新インフルエンザのパンデミックによって、日本の経済が受けるダメージは、計り知れないものがあります。現時点でも、既に数兆円の経済損失があるというのですから、これが患者数が数千人とでもいうことになれば、さらに莫大な経済損失と国際的な信頼失墜につながります。そんな状況の中で、政府は感染者数を正確に把握して、それを公表したくはないでしょう。かなり意図的に、WHOに報告する感染者数を少なくしているような気がします。ただし、数字をいじる形ではなく、意図的に「詳細検査をしない状態」「検査できない状態」を作り出すことによって…です。

 ともかく、新インフルエンザいつ強毒性に変化するかわからない状況なのですから、私たち国民も、医療の最前線で起きている事実だけはきちんと把握しておいた方がよいと思われます。政府や厚労省の発表など聞いていても、狂乱状態のマスコミの報道を聞いても、医療現場で起こっている事実は絶対にわかりません。
 その点、ドクターが発信するBlogの中には、信頼できるものがたくさんあります。今回の新インフルエンザ騒動で、私は以下のような医師Blogに注目しています。
「新小児科医のつぶやき」
「勤務医 開業つれづれ日記・2」
「ぐり研ブログ」
「天漢日乗」

2009年05月07日

●JETSTREAMとPOWERTANK

 これは前にも書いたことがありますが、私は筆記道具が好きです。ライターという職業柄、以前は長時間原稿を書くためのシャープペンシルにかなりこだわり、特に書きやすい0.9mmのシャープを探し回った時期などもあります。ワープロ、パソコンで物を書く時代になってからは昔ほど筆記具へのこだわりはなくなりましたが、それでもやっぱり銀座の伊藤屋や西武百貨店のロフトなど大きな文具店の前を素通りすることはできず、あれやこれやといろんなものを買い込んでしまう習慣は続いています。
 キーボードで文字を書くようになってから、原稿書きのためのシャープペンシルの出番が減った代わりに、メモ用のボールペンが必需品となりました。手帳を持たない私は、いつもメモ帳を持っています。何年間もRHODIAのNo.11を使った挙句に、数年前にRHODIAのNo.11とそっくりなメモ帳を100円ショップで発見し、今は主に黄色い厚紙の表紙がついた升目入りの100円のメモ帳を愛用しています。
 で、ボールペンの話ですが、ここ10年以上も輸入品を含め様々なボールペンを使った結果、もっとも使いやすいボールペンは、安価なJETSTREAMとPOWERTANK(いずれも0.7)という結論になりました。どちらも三菱uniの製品で、またどちらも顔料系インクのボールペンです。私は筆圧が強いのでゲルインクのボールペンが嫌いなのですが、JETSTREAMとPOWERTANKの2つは顔料系インクにもかかわらず、非常に滑らかに書けるのが特徴です。またPOWERTANKは、ご存知の通りインクカートリッジ内に圧力を掛けてあるので、どんな場面でもかすれないし、飛行機の中などでも使いやすいという特徴があります。JETSTREAMは、ラバーボディータイプが特に使いやすく、黄色の全身ラバータイプを愛用しています。ともかくこの2種に関しては、RAMYのような定評がある高価なボールペンと比較しても、書きやすさで確実に上回ります。
 ところで、JETSTREAMもPOWERTANKも安価とは言え、普通は100円では買えません。銀座の伊藤屋や西武百貨店のロフトで買うと、JETSTREAMは廉価版で169円、ラバーボディータイプが269円という値段です。POWERTANKの方はキャップ型もノック型も廉価タイプで210円します。
 ところが最近、オフィスの近くの100円ショップでJETSTREAMの廉価版を100円で売っているのを見つけました。続いてダイソーでPOWERTANKのキャップ型も100円で売っているのを見つけ、私はうれしくてたまりません。結局どちらも大量にまとめ買いした結果、今後10年間はボールペンに困らないだけの在庫(?)を持つに至りました。
 もっとも、ボールペンを長期間保存することができるのかどうかはわかりません。インクが変質する可能性もあるでしょう。それで私は、周囲の人間にJETSTREAMとPOWERTANKを「これ書きいいよ」と言いながら、タダで配っている次第です。
 それにしても、三菱鉛筆というのは、よいメーカーです(別に回し者ではありません)。余談ですが、同じ三菱のJumpopという「短い軸がサイドノックで長くなる」というギミックを持つシャープペンシルも、妙に気に入ってます。別に使いやすいというわけではないのですが、あまり意味のないけれん味たっぷりの仕掛けが遊び心をくすぐります。