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2010年07月06日

●CASIO「EX-Z2000」を購入

 コンパクトデジカメ、CASIO「EX-Z2000」を購入しました。このデジカメを購入した理由は、小型・軽量のデジカメが欲しかったからです。ここのところGRD、F200EXR、F70EXR…と、いずれも高画質ではあってもコンデジにしては少し大きめの機種ばかり持ち歩いていたので、バッテリー込みで100g台前半の小さいデジカメが欲しいなと思ったからです。それともうひとつ、「安かった」というのも大きな理由です。今回購入した「EX-Z2000」は、なんと12000円台で買えました。今年の2月に発売されたばかりの現行機種で、1410万画素CCD、プレミアムオート、動画合成機能「ダイナミックフォト」も搭載、さらにHD動画も撮影できるという製品です。CASIOのコンデジとしては、主力機種の1つと言ってもよい製品。4月頃までは量販店で2万円台半ばで売られていたのです。それが何故かここへ来て急に値下がりをし、13000円以下になったので、思わず買ってしまいました。いったい、なぜここまで安くなるのかわかりませんが、この機種がこの値段ではメーカーも気の毒です。
 思えばCASIOのデジカメは、200万画素、固定焦点の小型軽量デジカメの名機「EX-S2」以来です(これは今でも時々使っています)。

 早速撮影してみました。とりあえず、プレミアムオート(上)と普通のオート(下)での撮影画像を確認しました。

Cimg0017_s.jpg

Cimg0005_s.jpg

 ご覧の通り、特に可もなく不可も無い絵作りです。元画像で見ると、1410万画素もあるにしては、それほど解像感が高いわけではないし、パソコンのディスプレイで確認すると、実際に細部の諧調はけっこうつぶれ気味かも。まあ、このカメラの目的・用途から見れば、特に気になるほどの問題ではありません。
 評価するために適当な被写体と撮影条件でのテストではないので、プレミアムオートの効果については特に評価しません。ただ、明暗の差がある同じシーンを両モードで撮影してみると、普通のオートよりもプレミアムオートの方が暗部の諧調を再現し、ダイナミックレンジが広がる感じ。
 また、オフィスの近辺を撮った限りでは、普通のオート、プレミアムオートともに、少し人工的な絵になる感じがしました。だからといって不快になるほど、実際の風景の再現性が低いわけでもないし、発色もけっこう自然な感じに落ち着いています。レンジ感もありますし、破綻の少ない画像です。いずれにしても、これがトイデジと大差のない12000円台のカメラだと思えば、画質についてはまったく文句はありません。小型軽量を活かして、メモ機として重宝しそうです。
 いちばん気になったのは、グリップ。引っ掛かりがないので、撮影中に落としそうで怖いです。前面の指が掛かる部分にゴムか何かを貼るなど、少し改造を考えた方がいいかもしれません。あとは、全体的にもう少し動作が速いといいのだけれど…

 この「EX-Z2000」、バッテリーが580枚持つのもいいですね。1日で数百カットを撮影する海外旅行時などでも、一度充電したら確実に丸1日は持つでしょう。次回の海外出張には、ぜひ持参したいと思います。
 ちょっと思ったのは、この「EX-Z2000」の1410万画素というのは、数十台はある私の手持ちのデジカメの中では、3台のデジタル一眼レフも含めて、最大の画素数だってことです。CCDは、1/2.3型ですから、かつてよく誰かさんが非難していた、いわゆる「極小画素」の極みってヤツですね。なんとなく、笑っちゃいます。さすがに、この画素数は必要がないことは確かです。
 ともかく、値段から見れば十分な画質と機能です。持ちにくいデザイン形状は納得できませんが、サイズや重量には満足、バッテリーの持ちもOK。操作性は、しょせんは「慣れ」の問題です。あとは夜間撮影にそこそこの能力を発揮してくれることを期待しましょう。しばらく、持ち歩いてみます。

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