2010年01月22日

●ポータブルワープロ

 先日購入したネットブック、AOD250-Bk18は毎日カバンに入れて持ち歩いています。バッグは、TIMBUK2のラップトップメッセンジャーのSです。このカバン内のPCスリーブは、AOD250-Bk18にほぼジャストフィット。PCスリーブが背中側にあるので、バッグが腰に当たると少し堅く感じるのが難と言えば難。でも、AOD250-Bk18とACアダプター(エレコムのACアダプタ用直結プラグ:3P・L型でACケーブル部分を軽量化)以外に、いつも持っている文庫本2~3冊、週刊誌、デジカメ、メモ帳と筆記道具…等を入れて、通勤にはちょうどよい大きさです。

 AOD250-Bk18は毎日1時間程度使っていますが、今のところ快調です。Windows7にも慣れてきました。I/Fや動作速度など細かい不満はありますが、出先でのネット接続によるメールチェックとWeb閲覧以外の主な用途が「ポータブルワープロ」ですから、手頃な画面解像度を含めた基本スペックには概ね満足しています。非力なCPUでも、YouTubeも十分に見られるし、フリーソフトのVLCメディアプレーヤーをインストールして、リッピングした映画DVDのISOファイルを鑑賞してみたら、きれいに再生します。これなら海外出張時のポータブルDVDプレヤー代わりに十分使えそう。別にCULV機でなくても、私の利用形態では十分です。

 それにしても、一応「物書き」を本業とする私は、「ポータブルワープロ」という商品にかなり昔から執着してきました。ポータブルコンピュータへのこだわりは、そのまま「ポータブルワープロ」への執着と同義だったわけです。
 そんな中で、自分がポータブルワープロとして使ったマシンとして今でも印象深いのが、1983年にNECが発売した「PC8201」です。これは世界的にヒットしたTandy「model100」の姉妹機で、京セラのOEM機。CPUは8ビットの「80C85」で重さ1.7kg、アルカリ単3電池4本で20時間弱動作しました。ワープロソフトとや表計算ソフトがプリインストールされていましたが、あまり実用的なワープロではなかったと思います。
 もう1台思い出すのが、1988年に発売されたEPSONのポータブルワープロ「Word bank NOTE」。単純なワープロ専用機ではなく、プリンタは搭載していない上、ターミナルとして使える通信機能を備えており、A4サイズで重さは1.2Kgと携帯に適したマシンです。むろんワープロ機能は優れていたので、本当に愛用しました。その後登場した「Word bank NOTE2」と併せて、3年間ぐらいはほぼ毎日持ち歩いていたと思います。

 90年代以降は、様々なラップトップコンピュータやノートPCを使いましたが、それら数々の携帯マシンの中でも、2008年以降に登場した安価なネットブックは、ポータブルワープロとしては非常に優れていると思っています。値段が安く、1Kg前後と軽く、サイズも小さく、そして何より安価なので、日常持ち歩いても海外などに持っていっても、盗まれたり壊れたりすることを気にせず使えます。
 ポータブルワープロとして普段持ち歩いて実用的に使える、AOD250-Bk18のようなPCが、3万円台半ばの値段で購入できるようになるなんて、いい時代になったものです。

2010年01月21日

●google日本語入力

 思えば、長年日本語ワープロと様々なFEPを使ってきました。1980年代初頭以前にはビジネスで数々のワープロ専用機を使い、個人的には8ビット機の環境であまり実用的ではないワープロソフトをいくつか試みました。1984年にPC9801M2を仕事場に導入して以降は、最初は「松」、一太郎の前身の「JS-Word」、その後長く「一太郎」を使ったので、FEPとしては「松茸」「ATOK」を中心に、「WX2」や「Katana」などいろいろなDOSのFEP、Mac環境では「ことえり」「EGBridge」なども使ってきました。それでも、ここ10年ほどはWindowsベースで仕事をすることが多く、ほぼMS-IMEだけを使い続けてきた状態です。
 私の場合、短い文節または単語単位で変換キーを押してしまうクセがあり、結果的にFEPによる変換能力の差はあまり感じないタイプです。そんな私ですが、今回興味本位でgoogle日本語入力を使ってみたところ、これまで使ってきた数々のFEPとは本質的な部分でかなり違うものだという印象を受けました。
 まず、google日本語入力は、事情に面白い変換候補を出します。例えば、「貸し遊具」と入力するために「かしゆ」まで打ったら、「かしゆか」「香椎由宇」と候補が出てきたのは驚きました。確かに、Perfumeは売れてますし、香椎由宇もCMなどに引っ張りだこです。また「安藤」と入力するために「あんど」まで入力したら、すかさず「アンドロイド」という変換候補が出てきました。さすがgoogleという感じで、おもわず苦笑いです。
 Webから動的に辞書を生成することで、新語や専門用語、芸能人の名前などを網羅的に収録しているとのことですが、ともかくこんなFEPは初めてです。ただ、全般的に変換精度はけけっこう高いと感じたし、2~3日間使ってみた感じでは十分に実用になると思いました。

2010年01月20日

●Twitterへの自動投稿

これは意味のないエントリーです。
Blogへのエントリーを自動的にTwitterに投稿するシステムを設定してみたので、テストのために投稿しました。

2010年01月12日

●Acer「AOD250-Bk18」

 先日買った激安のIdeaPad U350 29633DJに続いて、またオモチャを買ってしまいました。買ったのはAcerのネットブック「AOD250-Bk18」です。今も手許で活躍しているASUSのEeePC901Xに次いで、2代目のネットブックです。
 現時点で、本気で実用的に使うノートを買うのなら、Atom搭載機を買う必要は全くありません。好評の「AS1410」に代表されるCULVノートが5万円以下で買えるし、実用性は比較になりません。それでもなおネットブックに惹かれるのは、「機能に制限があるゆえの使いこなす楽しみ」があるからです。さらにもう1点、例えばAS1410は可搬可能な重量とは言っても、約1.4kgあります。今回購入したAOD250-Bk18は1.23kgと軽い上に、サイズも小さい。普段カバンに入れて負担無く持ち歩くには、やはりこのぐらいがギリギリでしょう。

 数あるネットブックの中で、今回AOD250-Bk18を購入した理由は、以下の点にあります。まず、1280×720dotという絶妙な解像度。10.1型モニタで1366×768は視認性が相当に厳しいとなると、1024×600からのグレードアップにはちょうどいい解像度です。次に、拡張性が高いこと。これは標準搭載されているI/Fのことではなく、裏ブタを開けるだけで簡単にHDDはメモリスロットにアクセスできる上、miniPCI-Eの空きスロットまであるのです。メモリ増設はむろん、HDDを大容量化するのも、SSDに換装するのも、話題のビデオカード、Crystal HDを増設するのも自由…という楽しさです。
 逆に弱点・欠点もあります。個人的に最大の問題は、OSがWindows7であることです。まあ、これは時期を見てHDDごと換装してXPに入れ替えればいいでしょう。今のところSSD換装は考えてはいませんが、現行の160GBのHDDを7200回転の320GBに換装する予定だからです。その他無線がIEEE801.11nをサポートしていないことも問題です。これもカードごと交換する手があります。

 今回の購入価格は、最安のAmazonで36,000円台です。奇しくも、U350 29633DJと同じ価格。2台併せて7万円ですから、PCも安くなったもの。で、一緒に2GBのメモリも買って、すぐに増設しちゃいました。とりあえずWindows7 Starterの状態で使ってみようと思い、少しでも動作を軽くするため画面をWinwos Clasicに変更、コントロールパネルからパフォーマンス優先に設定して、仕事用にOfficeXPをインストールしました。オフィス内のネットワークに接続して、普段使っている仕事関係のファイルをコピー。Firefox3.5を入れて、とりあえずは日常的に使えるマシンの一丁上がりです。Windows7 Starterは、想像していた以上に軽快に動作しています。この後、余っているSDカードを挿して、ReadyBoost機能を設定してみるつもり。このオモチャ、いじくりまわしてしばらく遊べそうです。

2010年01月08日

●Lenovo「IdeaPad U350 29633DJ」

 ちょっと前にLenovo「IdeaPad U350 29633DJ」というノートPCを購入しました。ほぼ底値に近い36,000円ちょっとの価格です。スペックはと言えば、液晶サイズが13.3インチ、CPUがCeleron 723、メモリが4GB、HDDが250GBで、重量が1.6Kgというシロモノ。一応、ハヤリのCULVノートですが、CULVとは言え、シングルコアのCeleron 723ですから、まあAtomよりはちょっとマシという程度です。それでも、Windows Vistaモデルということであちこちで叩き売りされ、ネット上ではかなり話題になっていた製品です。それにしても、このスペックでネットブック以下の36,000円は驚異的な安さでした。

 私と同じように面白半分に購入した人は多いらしく、先日の「元麻布春男の週刊PCホットライン」 でも紹介されていました。
 で、メモリだけはたっぷり4GBあるので、私も早速Windows7をインストール(こちらの続き記事と全く同じ)。結果は、起動時間が1分以上掛かるのが気に入らない他は、もっと動作がもたつくかと思ったら、そこそこ快適に動きます。さらに「Comfortable PC」というフリーソフトを使って、Windows7の余計な機能を削ぎ落とし、現時点では日常の作業(…と言ってもOfiiceソフトが動けばいいだけなんですが…)にはけっこう使えるマシンになっています。

 このマシン、1.6Kgとちょっと重いとは言え、HD液晶でほぼフルピッチのキーボードがついているので、出張時の作業用にはけっこう向いているのでは…と思ってます。特に個人的に最近増えているExcelの作業にはいいかもしれません。また、年をとって小さい字を長時間見ていると疲れるようになったので、横1366ドットに対して13.3インチの画面は助かります。これが、11.6インチだったら、けっこうキツいでしょう。また、本体サイズは筐体の投影面積は大きくても厚みはないので、可搬性もそれほど悪くありません(Timbuk2のラップトップメッセンジャーSサイズのPC用コンパートメントにギリギリで入らなかったのは計算違いでした)。ACアダプターのケーブルが重いのが難点ですが、これはエレコムの軽量アダプターに交換しました。
 しばらく、Windows7の状態で持ち歩いてみて、どうしても使いにくければWindowsXPをインストールし直そうと思っています。

2009年12月01日

●Walkman NW-S745

 毎日持ち歩くDAP(MP3プレヤー)ですが、ここ1年以上COWONのU5をメインに、クリエイティブのMOZAIC 16GBをサブに使ってきました。先月末にメインの機種をSONYのNW-S745(16GB)に換えました。深い理由はないのですが、SONY機も普通にドライバ無しでWindowsで認識しD&Dでファイルを放り込め、フォルダ単位の管理と再生ができるという点を評価したのと、あとはノイズキャンセリング機能を使ってみたかったのです。本当はデジタルアンプとデジタルノイズリダクションを搭載した上位機のA845を購入しようと思ったのですが、実物を見たら画面サイズが大き過ぎると感じたこと、そして内蔵バッテリーの再生時間がS745よりもかなり短いことなどから、とりあえずS745の方が使い勝手がよいと判断して買ってきました。

 で、使ってみて思ったよりも良かったのが、初めて体験したノイズキャンセリング機能です。私は通勤に都営大江戸線という、普通の地下鉄よりも小型でうるさい路線(リニアモーター方式だからです)に乗るため、カナル型イヤホンでもかなり音量を上げて聴いていました。それがS745でNC機能をオンにすると、普段の「轟音に近い騒音」が体感で90%ぐらいはカットされます。さらに驚いたのが、先日の海外出張に持っていった時の話です。飛行機の中でNC機能を使うと、あの低音で響き続ける飛行機独特の騒音が、ほとんど聞こえなくなるではありませんか。おかげでバンコクまでの往復の各6時間、その大半を音楽を聴いて過ごしました。適当な音量で真剣に聴くのもいいですが、小音量で音楽をかけておけば騒音は聞こえないし、とてもよく眠れるのです。
 ただ、このNC機能、高機能ゆえに周囲の気配を完全に消してしまうので、歩きながら使うのは絶対危険です。また、公共交通機関で使うときも、周囲の状況を判断して使った方がいいでしょう。

 S745は音質も悪くありません。標準搭載のヘッドホン使用で、NCを使わない設定なら、「COWON U5+フィリップス SHE9700」の組み合わせと比較しても、音質に遜色はありません。時々聴くFMチューナーの感度も良好。これで1万6千円ですから、非常にいい買い物をしました。今度はぜひ、デジタルアンプを搭載し、さらにNC効果が高いというデジタルNCも搭載しているA845を購入してみようと思います。

 それにしても、相変わらず曲の転送・管理にあのバカっぽいソフトiTUNESを必要とし、しかも音質がイマイチのiPODには全く興味なし。ただ現在、大部分が192Kbps、一部クラシックなどを320KbpsのMP4で収録しているので、16GBではなんとなく容量が不足気味。現時点でアルバム数で約170枚、曲数で約2200曲、それ以外にYouTubeからリッピングしたビデオクリップのMP4エンコード動画(それにしても、このこのソフトは非常に便利)を50曲分ほど入れているので、そろそろ16GBのメモリが一杯になりつつあります。だから、次はA846(32GB)にしようかとも思っているところ。ただしMOZAIC 16GBは使い続けます。なんと言っても、海外のホテルなどでスピーカー再生でBGMを楽しむのには非常に便利ですから…

2009年11月20日

●カニ島で遊ぶ

 先週は出張で1週間ほどバンコクに滞在していました。滞在中は多忙で、目新しい場所にはどこにも行けませんでしたが、行きつけのイサーン料理レストラン、クルア・ロムマイで絶品のガイヤーンとコームーヤーンを食べられたのが唯一の収穫です。

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 ところで、ほんの1ヶ月前、10月中旬にも海外に出かけていました。もっともこちらは遊びですが、3連休を利用して友人とマレーシアに行きました。1ヶ月も前の話ですが、ちょっと面白い話なので、経緯を書いておきます。

 今年の夏頃にたまたま池袋で友人5人でトルコ料理を食べながらワインをガブ飲みしていた時、突然、みんなでどこか海外へ美味しいものを食べに行こうという話になりました。誰かが「カニを食べたい」と言い出し、別の誰かから「そういえばマレーシアに、カニ料理で有名なカニ島というのがある」という話が出て、飲んだ勢いでその「カニ島(ケタム島)」へ行くことに決めたわけです。ちなみにこのカニ島、マレー語では「プラウ・ケタム」と言い、プラウは島、ケタムはカニの意です。
 みな多忙なので、連休を利用できる近場に限定されるのですが、ケタム島はクアラルンプールから電車で1時間、船で30分という行程で行けるので、これなら3日間の連休利用でもOKです。というわけで、顔ぶれは男3人、女2人の計5人。連休の前後の休日の取り方も違うし、皆旅行慣れしており現地までの行き方も好みが分かれるので、結局ケタム島へ行く日だけを決めて、その前日にクアラルンプールで現地集合という話になりました。ケタム島へ行く日は10月11日の日曜日。打ち合わせを兼ねた現地集合日は10月10日、夜7時30分にブキッ・ビンタン近くの有名な屋台街、アロー通りの「Jalan Alor」の大きな看板標識の前で…ということに決めました。
 関空発の前日夜行便を利用してバンコク経由で来た1名と当日マレーシア航空でやってきた4名は、無事アロー通りで合流し、屋台メシを食べながら翌日の日程を確認しました。

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 10月11日、午前11時にモノレールのブキッ・ビンタン駅に集合、まずはセントラル駅に向かいます。セントラル駅でKTMコミューターに乗り換え、終点のポートクランに向かいました。マレー半島の西海岸へ向かうローカル線に揺られて、約1時間でポートクランに到着。駅前のフェリー乗り場が工事中で300mほど移動したところにある船着場からケタム島行きのフェリーに乗り、中国人ばかりの乗客に混じって約40分で、マラッカ海峡に面したマングローブの島、ケタム島に到着しました。

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 ケタム島の桟橋から10分ほど歩くと、小規模なレストラン街があり、適当な店に落ち着いて、片っ端からカニ料理を注文、タイガービールを飲みながら2時間ほどカニ(日本のワタリガニに近い)やいろいろなシーフードを食べまくりました。勘定は5人で250リンギット程度、1人当たり50リンギット(1400円程度)でお腹いっぱいです。

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 そのまま夕方クアラルンプールに戻り、夜は有名なハッカ(客家)レストランで、皆でスティームボート(タイスキのような鍋料理)を囲みます。またしてもお腹いっぱいになるまで食べて飲んで、その日は終了。翌日は先に帰った1名を除く4名で早い時間から飲みまくり、翌12日の便で帰国しました。

 ただ、マレーシアに食べに行っただけの短い旅行でしたが、それぞれ勝手なスケジュールで現地集合の気楽な行程で、かなり面白く過ごせました。費用も飛行機代、宿泊費、食費等全部混みで1人当たり7万円程度に収まる安さ。マレーシアは何度も訪れていますが、ケタム島は初めてだったこともあり、近場ながら非常に興味深い旅行でもありました。

2009年09月24日

●日常

ちょっと前に自宅用とオフィス用にPCを2台新規購入した話を書きましたが、個人的にもう1台デスクトップPCが必要になりました。安いPCを購入しようと思いましたが、例え3万円でも新しく買うのはもったいない。そこで、オフィスで使っていないマシンを利用することに。で、探してみたらDimension「C521」というスリムタワーのマシンが使われずにオフィスの片隅に放ってあったので、それを使うことにしました。確か2006年頃に購入したマシンでAthlon 64 3800+という、今となっては非常にプアなCPU。購入の目的は開発したプログラムのVistaでの動作検証用だったので、Vistaがインストールされています。そこで、今回OSをXPに入れ替えて個人的な仕事用マシンとして使うにあたって、ちょっと増強することに。一応メモリは2GB入っていますから、XPでは十分。増強のポイントはHDDとビデオです。HDDは160GBだったので、500GBを4000円ちょっとで購入して換装。ビデオはLowProfileのPCI-E×16の拡張スロットが1つ空いていたので、玄人志向のGF8400GS LE256H/HSを3000円ちょっとで購入して取り付けました。スリムタワーのマシンなので電源容量に不安があるため、ファンレスのカードにしました。XPでOfficeソフト中心に使うのなら、とりあえずこれで十分なスペックでしょう。

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閑話休題。もう1ヶ月以上前の話ですが、話題の「鎌ベイアンプKRO SDA-1100」を購入して、毎日使っています。初代機は購入していなかったので、初めて使う鎌ベイアンプです。現在のオフィスでのBGM環境は、ソースがMP3プレヤーでFOSTEXのアンプ内臓モニタースピーカー「PM0.4PC」を使うか、またはカマデンのデジタルアンプ「RSDA202」+自作バスレフ(FE83)をCDプレヤーにつなぐか…です。で、試しにRSDA202の代わりにSDA-1100をつないで音を出してみました。この値段のアンプとしてはけっして悪くはないのですが、「RSDA202」と比べるとちょっと音が痩せている感じ。電解コンデンサの交換記事がネット上のあちこちに出ているので、暇があればやってみようと思います。

2009年08月06日

●裏面照射型CMOS「Exmor R」

 「ソニー、世界初の裏面照射CMOS搭載デジタルカメラ」…、かねてより噂があったこの製品の登場が各所で話題となっています。採用された裏面照射型CMOS「Exmor R」は従来比約2倍の感度を持つとされており、手持ち夜景スナップが可能…を謳っている以上、夜景スナップが好きな私は強い興味を持たざるを得ません。
 裏面照射(または背面照射)によってイメージセンサの高感度化を図る…というアイデアは、古くからあり、高価な産業用、医療用、天体観測用、科学実験用等向けのイメージセンサとしてはかなり以前から実用化され、実際に多くの機器に使われていました(英国e2vテクノロジーズ社の背面照射CCD、「EM-CCD」などはよく知られており、他に浜松ホトニクスなども同様のCCDを供給しています)。そしてここ数年は、世界中で多くのイメージセンサメーカーが、裏面照射型CMOSのコンシューマ向け製品の開発に取り組んできたものです。
 裏面CMOS採用のデジカメの話も、昨年あたりから一部で盛り上がっており、Panasonicが次期高画質コンデジ向けに最初に採用するという噂などもありましたが、やはり先にビデオカメラで採用したソニーが最初に商品化したようです。
 裏面照射型イメージセンサの原理については、こちらのサイトがいちばんわかりやすいでしょう。

 さて、夜景スナップが好きでそれゆえにF200EXRを絶賛する私ですが、夜景スナップが好きとは言いながらも、結局日常のスナップ用として最もよく使っているデジカメは、いまだに初代GRDです。GRDをかなり使い込んだ後でGRDⅡを購入しましたが、そのGRDⅡよりも初代GRDを持ち歩くことの方が多いのです。
 私は初代GRDでフラットに撮った画像が非常に好きです。あくまで感覚的なものですが、GRDⅡの画像と比較すると、ノイズ処理が行き届いていない分、初代GRDの方が自然な画像が得られる印象があります。言い方を変えれば、GRDのノイズは私にとって「好ましいノイズ」です。GRDは、多少光量が不足する場面でもISO200あたりで撮影すれば、GRDⅡで同じ感度で撮影した場合よりもナチュラルな画像が得られるような気がします。相当にノイズが増えるISO400でも、私はノイズリダクションがしっかり利いたGRDⅡの画像よりも、明らかにノイズが多いGRDの画像の方が自然で好ましく感じます。言ってみれば「風情のあるノイズ」です。だからというわけではありませんが、今回発表されたGRDⅢにもいまひとつ食指が動きません。
 現時点で、そんなGRDに対してひとつだけ不満があるとすれば、それは28mmという画角で撮るスナップに飽きてきたことです。どうも、ここへ来て原点回帰というと大げさですが、35mmから40mmぐらいの画角のスナップ写真の方がうまく風景を切り出せるような気がするのです。もともと昔銀塩一眼で写真を撮っていた頃は、35mmの短焦点レンズが非常に好きでした。28mm というのは、当時は「策が意図をもって使う広角」でした。GRDの28mm単焦点のディストーションがちょっとクドく感じてきたのは、そういった経験的な背景もあるのかもしれません。
 そういう意味では大口径40mm単焦点のシグマDP2に魅力を感じるのですが、いかんせんポケットに入れて持ち歩くには大き過ぎるし、動作も敏捷ではありません。ズームは要りませんから、どこかが小型軽量で40mm前後の単焦点レンズを搭載した高画質コンパクトデジカメを発売してくれないかなぁ…と、切に願う今日この頃です。

 それにしても、この期に及んでGRDⅡよりも初代GRDで撮る画像の方が好きだと言っている自分の感覚は、実のところ他人にはうまく伝えられません。「いや、GRDⅡの画質の方が圧倒的にいい」と言われれば、論理的に反論することができません。ただ、「画質」に「絶対的な尺度」を持ち込むこと自体に無理があると言わざるを得ないのです。
 デジカメを語る上で「画質原理主義」というのがあっても、別によいとは思います。しかし一方で、このサイト内で昔から何度も書いているように、人間の目の機能(分解能や色認識)の限界、脳による画像認識機能の曖昧さ、そしてなにより人間が持つ目の機能や画像認識機能の個体差(個人差)が極めて大きいことなどから考えれば、画質原理主義には虚しい部分がありまず。加えて、人間の美意識たるや千差万別でありますから、結局デジカメの画質評価なんてものは、相対的、個人的な評価にならざるを得ないと考える次第です。

2009年08月04日

●オーガニック食品の栄養的優秀性

 ホメオパシーが正規の医学教育を受けたはずの医師まで巻き込んである種のブームとなり、そのホメオパシーと表裏一体とも言える「マクロビオティック」もブームの真っ最中。まあ、「マクロビオティック」なんて言葉を知らない人達の間でも「有機農法」だの「オーガニック野菜」だのは、「健康によい食品」として広く認知が進んでいます。背景には、先般の農薬入り中国ギョーザ事件によって「安全な食品」への関心が異常に高まったこともありますが、「有機野菜」「無農薬野菜」の存在について、農水省が有機JASの認定基準を作るなどある種の「お墨付き」を与えている…という情況もあります。

 ところでその「マクロビオティック」、個人的には、いみじくも地下猫氏がホメオパシーを「カルト」として論考したのと同じく、「マクロビオティック」もカルトの匂いふんぷんという感じで受け止めています。
 桜沢如一に始まる「マクロビオティック」信奉者や推進団体の多くが、単なる食生活改善運動や健康運動に止まることなく、独特の世界観や宇宙観に基づいて「地球生命体論」に基づく「自然環境との共生」や「環境保護」などを強く主張している様を見るにつけ、肌がザワザワするような不気味な感触を覚えているのは私だけではないでしょう。
 特に嫌なのが、ホメオパシーとかマクロビオティックを信じてライフスタイルに取り込む人間の多くが「インテリ層」であること。「インテリ層」という言葉は定義しづらいのですが、要するに一定の学歴や社会的地位を持ち、社会の平均水準以上の教養レベルを備える(…と自身が思い込んでいる)階層を指します。こうした「自称中の上」階層の一部は、食生活や健康問題、環境問題に対する自覚という点で、平気で自分の子供にマクドナルドで食事」を摂らせ子供を車の中に放置して長時間パチンコに興じるいわゆるDQN層(相対的に所得や学歴、社会的地位も低い)と、明確な対立関係にあります。でも、思うに社会に対して害をなすという面では、前者の方が始末が悪いケースがけっこう多いかも。まあ、そんな話はどっちでもいいけど…

 こうした昨今の状況の中で、「オーガニック(有機)食品に栄養的優秀性みとめず」…という面白いニュースを見つけました。
 これは「50年に及ぶ文献のシステミック・レビューで、オーガニック製品は栄養的に優れているというエビデンスは見いだせなかったという報告が、The American Journal of Clinical Nutrition誌に掲載された…というのです。

 このblog主である医師のinternalmedicine先生の手による元論文の訳によれば、

・52000論文から、152(農産物137、家畜製品25)を検討クライテリアに合致するとして検討、だが、十分な質に到達してたものはわずか55のみ。
・通常の農産物は有意に窒素濃度を含む。
・オーガニック製品農産物は有意に鈴・高濃度のtitratable activityを有した。
・8つの農産物の栄養カテゴリーの間に差異のエビデンス無し。
・質の低い研究群の解析で、家畜製品について、栄養成分に、オーガニックと通常の製品の差異のエビデンス無し。

 …とのことです。

 もっとも、オーガニック食品に「栄養面の優秀性がない」と立証されたとしても、マクロビオティック信者は動じることはないはずです。現代医学とともに現代栄養学をもあっさりと否定する彼らにとって、「現代科学」の見地から栄養面の優秀性なしと断定されても、何も関係がないと考えるでしょう。特にカルト的マクロビオティック信者にとって、オーガニック食品を摂取することは「心と体、そして自然環境のバランスをとる」的な理由付けで十分でしょうから。私のように毎晩安い居酒屋や立ち飲み屋でオーガニックとは無縁の不健康な肴をつまみながらホッピーを飲んでいる人間などは、きっと唾棄すべき食生活を送っているバカヤロウだと考えているに違いありません。ああ、世の中にはお付き合いしたくない面倒くさい人間がたくさんいます。もっとも、先方でも同じように思っているでしょうけど…

2009年08月03日

●知識鉱脈 ~価値ある著作物と価値の無い著作物

 本好きな私ですが、根本的なところで「電子Book」というヤツで本を読む気がしません。でも、先日来報道されている「米で100万冊以上無料に ソニー電子書籍端末」というニュースを読むと、買ってもいいかな…という気になります。
 また、今回のソニーの電子書籍端末「Sony Reader」のディスプレイがどのようなものかは知りませんが、ソニーは2004年に国内市場に投入した電子書籍用リーダー「LIBRIe(リブリエ)」で、米E Ink Corp.製のFEDを採用した経緯があるので、今回の端末も同じFEDでしょう。私はamazonの「Kindle」については、機会があって実際の端末を手にとってみたことがありますが、ディスプレイとして採用されている「E Ink」は想像していたよりもずっと読みやすいのに感心しました。「E Ink」は、基本原理は一般的なFEDと同じ電気泳動方式のディスプレイです。FED(Field Emission Display)は、「LIBRIe」や「Kindle」に限らず昔からいろいろな端末への応用例があるのですが、最新の「E Ink」を見ると近年非常に視認性や応答速度が進歩していることがわかります。

 ただし、この著作権が切れたものを中心に100万冊以上の本が無料で読める…というのは、アメリカでの話。日本では、このような形で電子ブック向けコンテンツが無償で大量に提供される情況は当面訪れそうもありません。
 日本ではこれまで大手端末メーカーが手掛けた電子Bookビジネスが、今回アメリカ市場に参入するソニーを始めPanasonic、NECなど過去にことごとく失敗している上、電子Book用のフォーマット標準化が進まないこともあり、100万冊以上の書籍がタダで読める…といった情況には当面なりそうもありません。加えて、黒船とも言えるGoogleやAmazonの日本市場進出の動きに対応して、著作権問題も混迷している情況
 ともかく、日本語の壁に加えて著作権問題の壁もある日本では、電子Bookのマーケットの先行きはかなり不透明です。

 それにしても、ネット社会が進む中で「著作権」に関しては、もっと割り切った考え方は出来ないものでしょうか?
 だいたい私は、コピーライツとかオーサーシップなんてものについては、そんなに「ご大層なもの」だとは思っていません。むろん、なんでもコピーし放題、盗作し放題の無法地帯にしろといっているのではありませんが、著作権を強く主張する人間、特に「著者」によっては、著作権を主張する著作物の内容やオリジナリティが、「そんなに声高に権利を主張するほどご立派ではない」…というケースがたくさんあります。ちょっと過激な言い方をすれば、くだらない小説やくだらない論文、くだらない映像…といったものを作り出しておきながら、声高に著作権やらオーサーシップやらを訴えても、イマイチ説得力がありません。
 ちなみに、私自身も過去に何冊か著作を出し、雑誌などに記事を書いていますが、それらの内容を誰かに無許可で引用されようと、極論すれば内容を盗まれようと、さほど大きく騒ぎ立てるつもりはありません。これは書いたものの内容に自信が無いということではなく、ジャック・デリダを下敷きに内田樹がよく言っている「…私自身の書き物のほとんど全部は先人からの『受け売り』であり、私が用いている日本語はすべて先人たちが営々として構築したものをお借りしている。そのような作物に『知的所有権』を請求するようなことは、私にははばかられる」…というのと、ほとんど同じ感覚です。むろん、雑誌に書いたものについての原稿料は頂きますし、出版された書籍に関しては印税を頂きます。くれるというものは有難く頂戴してはいますが、1人のライターとしては著作権を声高に主張するほどオリジナリティの高い立派な文章を書いているという意識はありません。

 最近、いろいろな人が書いているBlogやら、デジカメ関係のサイトやらで、「このサイト内の文章や写真を無断で引用・流用することを固く禁じます」…といった著作権を主張するらしき注意書きが書かれています。でも、そういった注意書きを書いているサイトに限って、その大半はどうでもいいような内容の駄文とか自分で撮影した下手なデジカメの画像とか、そんな程度の内容しかありません。それが、ご大層に「著作権」を主張しているのを見ると、笑ってしまいます。
 私のこのサイトなんか、どうせ適当なことを書いているだけですし、駄文を引用されようと、中に掲載しているデジカメの写真を使われようと、よほど悪意を持ってやられるのでない限り、別にたいして気にもしません。

 ちなみに、私がネット社会における著作権に関して、「もっと緩く」してもよいと思う理由は、何もレッシグのクリエイティブ・コモンズの考え方に賛同しているからではなく、またジャック・デリダが好きだからというわけでもありません。

 ともかく、非常に乱暴な意見であることは承知の上で、私はまず「テキスト(テクスト)」形態の著作物に限り、ネット上での流通に関しては著作権の対価を大幅に安くするべき考えています。そしてもう1つ、「著作権料」には、対象となる著作物の「価値」によって、差をつけてもよいと思うのです。ただし、誰がその「価値」を決めるのか…という問題については、アイデアはありません。
 さらに、「電子コンテンツ完全なコピー防止」は不可能である…とも思っています。これには2つの意味があります。まず「たいていのコピー防止技術は破られる」…ということ。また、技術の粋を尽くしてほぼ完全なコピー防止、暗号化を実現したとしても、そうなると「使い勝手が非常に悪く」なり、また「効率が悪い」システムになってしまう可能性が高いのです。むろん、完全なコピー防止を実現するためには、非常にコストもかかります。加えて、こての規格統一にはかならず妙な利権団体が絡んでくるのも不快です。これらの問題点については、既に有名無実になりつつあるDVDのコピー防止や、官僚が主導したあまりにもバカバカしい「B-CAS」、独禁法問題に揺れる「JASRAC」などの例を見れば明らかです。

 コピー防止技術の応用に限界や問題があるから著作権問題を緩くすべきだ…という論法は本末転倒だということは十分に承知しています。しかし、ゲームソフトのように不正コピーによる業界の損害額が莫大なる例がある一方で、一定割合の不正コピーを「許容すべき損害」として、宣伝効果やクチコミ普及効果などのメリットの方を大きく見る業界やビジネスモデルも実際にたくさん存在することは事実です。また、P2Pによる映画等映像メディアの不正ダウンロードに関しては、業界が訴えるほど実損は大きくない…との計算例もあります。
 いずれにしてもネットでの流通を前提としたデジタル問題には、強硬な著作権者側も納得する「落としどころ」があるはずで、個人的には早くそうした方向に進んでもらいたいと思います。

 さて、ここからが本題です。先に、「著作権料」は対象となる著作物の「価値」によって差をつけてもよいと思う…と書きました。これに関連して、もう20年以上昔に読んだ、あるSF小説を思い出しました。この小説は、「情報」をエネルギーに使う近未来社会…をテーマにした物語です。エネルギーが枯渇しつつある近未来社会で、誰かが「情報を電力に変換する装置」を発明し、世の中にありふれる「情報」をエネルギーに変換する社会を実現する話です。
 面白いのは、この「情報を電力に変換する装置」は、「エントロピーの高い情報ほど大きなエネルギーを取り出せる」というのです。そして、いったんエネルギーに変換してしまうと、その情報は世の中から消えてしまうわけです。で、この小説のどこが記憶に残っているかというと、取り出せるエネルギーの大きさで、その情報の「価値」がわかる…という部分です。記憶が定かではないのですが、小説の中でこんなシーンが出てきました。古典経済学の名著(例えば「資本論」とか「国富論」)を電力に変換したら膨大なエネルギーを取り出せた。しかし、ある有名な大学の経済学の先生が書いた本をエネルギーに変換したら、ほんの少ししかエネルギーに変換できなかった。それで、その先生が「そんなバカな」と怒る…という部分です。
 オリジナリティがあって人類社会に高度に有用な情報を含む著作物は大きなエントロピーを持ち、引用がメインのオリジナリティがない著作物はエントロピーが低いためほとんどエネルギーを取り出せない…、つまりその「変換装置」で取り出せるエネルギーの大きさで、情報の価値がわかってしまうというわけです。確か小説の中では、自分の書いたものがほとんどエネルギーに変換されない大学の教授やら小説家やらが怒ったり、大きなエネルギーを取り出せるばかりに大事な古典名著が世の中から消えてしまう…というような悲喜こもごもが起こったはずです。(20年以上前に一度読んだ記憶だけで書いているので、多少内容は違うかもしれません)。いずれにしても、日本人のSF作家が書いたこの小説、「情報エントロピーを物理エネルギーに変換する」という発想のユニークさが常に記憶の片隅に残っていました。

 この小説の「キモ」は、「情報、特に文字情報が物理的エネルギー(電気)に変換できる装置」にあるのだと思いますが、私が最も関心を持ったのは、「文字情報が持つエネルギー量に差があり、その差は『情報の質』『オリジナリティ』による」…という部分です。で、話は最初の「著作権」に戻りますが、私は世の中にはテキスト、音楽、映像など「無意味な著作物」「価値の無い著作物」が溢れていると思っています。これは、誰もがネットで自分の意見を開陳でき、著作物を自由に発表できるようになったことの功罪の「罪」の部分だとも思えます。何だか、誰もが口を合わせて「著作権」「著作権」と騒いでいる情況の中で、「お前の書いたものは、コピーライツを主張するほどものじゃないだろう」と、言ってやりたくなることが増えてきました

 最後に、今回紹介した「情報を電力に変換する装置」をテーマにした小説のタイトルが全く思い出せなかったので、ネットで検索してみました。その結果、この小説は1979年に刊行された「知識鉱脈」(笹原雪彦/日刊工業新聞社)というタイトルであることがわかりました。詳細はこちらのサイトをご覧下さい。はっきり言って、小説としてはこのサイトで絶賛しているほど面白かった記憶はありませんが、テーマと着想はユニークです。

2009年07月28日

●「傾聴」→「チョー聴く」

 今朝NHKの「おはよう日本」を見ていたら、大学生の中退者増加が大学の経営上大きな問題になっており、大学側が対応に追われている…というニュースをやっていました。で、いかに中退者を得ださないようにするか…について、「嘉悦大学」という大学が実際に行っている対策を紹介していました。その内容に、私はかなり驚いた次第です。

 中退者対策の第一は、「居心地のよい学生サロン」の設置です。24時間オープンで仮眠もできるおしゃれなサロンで学生がくつろいでいました。
 次に紹介された対策は、「大学生に将来に対する目的意識を持たせるための必修授業」です。その授業では、明日から始まる夏休みのついて、「夏休みの目標」なるものを学生に書かせていました。教官とおぼしき先生が学生に向かって、「夏休みの目標を書くように優しく語り掛けている授業風景が映し出されていました。
 次いで、教授・教官が集まって、「いかに学生に授業や勉強に興味を持たせるか」について議論をしていました。そこでは「授業では難しい言葉や学術用語を使わないようにする」ことが議題となっていました。難しい学術用語を使うと、学生が授業や勉強に対する興味を失ってしまうというのです。さらに学生が理解できない難しい言葉の例としてコミュニケーション系授業で必須の「傾聴」という言葉が提示され、それをどのように簡単な言葉に言い換えるか…が話し合われていました。そこで提案されたのが「よく聴く」「しっかり聴く」で、続いて「チョー聴く」という提案があり、教官陣がいっせいに「それはいい!」と賛同していました。

 このニュース、見ていたら何だか絶望的な気分になりました。友人・知人に大学の教官が何人もいますし、自分自身も大学で講義した経験も何度もあります。今の大学生の「レベル」についてはある程度わかっているつもりです。それでも、大学の授業で真面目に「夏休みの目標」を書かせている光景は衝撃的です。小学校ならともかく、大学で学生に「夏休みの目標を立てさせる」というのは、あまりにも痛すぎて見ていられません。
 そして「学術用語を使わない授業」をしないと学生が授業に興味を失う…というのは、もう「大学」の存在意義に関わるほどバカバカしい話です。学術用語を使わずに学問を教えなければならない…というのは、教える側にとっては「学問を教えてはいけない」に等しいでしょう。また、学術用語を聞くと授業を受ける気を失う学生がいるとすれば、大学に入学したこと自体が間違いなのです。
 「傾聴」の意味が理解できない大学生がいるという事実、そして「傾聴」を「チョー聴く」と言い換えるべきだと教える側が真面目に議論しているに至っては、頭を抱えてしまいます。

 ここで、安易に「こんな教育機関は不要だ」…とまでは書きません。少なくとも勉強をしない学生に何とか勉強させよう、学問の楽しさを教えようと多大な努力をしている点では、この「嘉悦大学」の教育体制を評価すべきです。また、大学側の対策の効果によって、実際にその気になって学問の世界に興味を持つ学生がいるとすれば、その志はそれなりに立派なものです。日本という国の国民全体の教育レベルを底上げするためには、こうした教育機関も必要かもしれません。しかし、少なくとも「大学」というものの存在理由、存在意義を考えれば、この大学は「大学」として存在すべきではないし、「夏休みの目標を書け」と言われて疑問に思わない学生、「傾聴」の意味を理解できない学生は、一般的な意味での「大学生」であるべきではありません。そして、どうやら今の日本にはこの嘉悦大学と同等の「レベル」の教育を行っている「大学ではない大学」が、非常にたくさんあるようです。
 こうした多くの大学に対しては、アメリカの社会人向けコミュニティカレッジのように、通常の「学問を学ぶ大学」とは別枠の「義務教育を終了した人向けの生涯教育・職業教育のための学校」といった位置付けを考えるべきでしょう。このレベルの大学と「学問を学ぶ意欲を持ちそれに応えるだけの高度な教育を行う大学」とが、制度面、法律面で同じ位置づけにあるのはおかしいし、また同じレベルで補助金や助成金を出すのもおかしな話です。

2009年07月22日

●無謀な人生

 大雪山系、トムラウシ岳の登山ツアー客の遭難事故、自己責任という言葉を安易に使うのは嫌いですが、やはり登山は危険なもの。自分がどの程度の体力・脚力を持っているか、どの程度の登山技術を持っているかを正確に自己判断でき、登ろうとする山の情報を自分で集めることができる人だけに許される「危険な遊び」です。どんな装備が必要でどんなスケジュールなら歩けるか…を「自分自身で」判断できない人間が、登山をやってはいけません。また、服装や装備は「最悪の天候、最悪の事態」を想定して整えるもの。私の拙い登山経験から見ても、今回のツアーに参加した登山者達の経験と装備では、起こるべくして起こった事態のような気がします。中高年登山客を食い物にするツアー会社もどうかとは思いますが、自らの意思で登山ツアーに参加する・しないの選択をした上での遭難ゆえに、生き残った遭難者は、この時期のトムラウシ岳の最悪の天候情況を事前に想定せず、実際に起こった事態に対処できなかった自らの能力と責任をあらためて自覚すべきでしょう。むろん亡くなった方は大変お気の毒であり、冥福をお祈りします。

 しかし、アウトドアでの遊びに関しては、私自身、昔から相当な無茶・無謀なことをやってきており、実際に何度も危険な情況にも陥りました。他人の遭難事故に対してえらそうなことを言える立場ではありません。

 登山は、若い頃から結構危険な目にあっています。しかも、万全の準備で臨んだ北アルプスや南アルプスの高峰の登山ではなく、むしろ気軽に出掛けた日帰りや小屋泊まり1泊程度の山行で、意外と危ない情況に陥ったことが何度もあります。
 10代の終わり頃、早春3月初め頃の鈴鹿で御池岳日帰り登山の帰りに、半ば日が落ちて暗くなり始めた白船峠の下りで雪に降られ、危うく遭難しそうになったことがあります。30代の頃に行った春の八ヶ岳、1泊したオーレン小屋から根石岳へ登り、さらに天狗岳を目指していた時に、稜線で20メートル以上の強風と雪混じりの氷雨に遭い、動けなくなって岩陰で長時間の停滞を余儀なくされ、余りの寒さにこれまた危うく遭難しかかった単独行もありました。いずれも、好天ならばハイキング程度の初心者向けコースでの話ですが、季節と天候次第ではかなり危険な事態になるという実例です。

 登山だけではありません。バイクツーリングなんて、もう無茶苦茶なことをやりました。これは20代の話、当時友人からタダで貰った不動で10年落ちのHONDA「CL250」というオンボロバイクを自分でレストアし、調子を見るために日帰りで信州へ出掛けました。しかも、現在のカミさんを後ろに乗せたタンデムです。往きは国道20号ですからどうってことありません。帰りは何を思ったか、野辺山から川上村を通り、三国峠経由で中津川林道を通って秩父へ抜けて帰ってこようとしました。そして三国峠の頂に着いたのは夕方かなり遅い時間です。当時、既に中津川林道は夜間走行が禁止されていたはず。でも、無謀にも薄暮の林道を下り始めました。
 1969年製のCL250がどんなバイクか今の人達は知らないでしょうが、1980年頃の当時のバイクとの比較ですら、既にまともとは言えないサスとまともとは言えない操縦性のバイクであったはず。そんなバイクに不安定な2人乗りで、夜道のオフロードを下り始めたわけです。峠を下り始めるとすぐに真っ暗になりましたが、CL250のヘッドライトと言えば、せいぜい15Wぐらいでしょうか、まあ最近の原チャリよりも暗いライトです。路肩やカーブの情況もまともに見えない有様で、急勾配、急カーブが連続する狭い林道を走るのです。怖いことこの上ない。しかも、走行しているうちに、オフロード部分の真ん中あたりで、エンジンが止まってしまったのです。月明かりと手探りでプラグを交換してポイントを掃除し、舗装部分まで下って来たときには、もう夜の10時を回っていました。今思えば、よく夜間の林道で崖から落ちたりしなかったものだと思います。
 でも当時は、そんな話と似たり寄ったりの無茶なツーリングを、毎週のようにやっていたものです。厳冬期の1月に、路上の各所に除雪後の雪が残り日陰部分は完全に凍結し、延々と急コーナーが続く20号線の大菩薩峠超えを、SR500で走った時の怖さは今でも覚えています。また、1980年代に行った東北ツーリングの途中、下北半島を1周しようとした時の話。今とは違って大間岬から南はほぼ全て未舗装だった時代で、土砂降りの中、林道並みに荒れた未舗装路を単気筒のオンロード車にやはりタンデムで半日走り続けて、脇野沢を過ぎる頃にはハンドルを押さえる手の感覚がなくなってしまった時のことも覚えています。

 ともかく、登山もバイクツーリングも自己責任において行うべき「危険な遊び」であることは間違いありません。私はこの年齢になって、1つ間違えば現在は生きていなかったような無謀なことをやり続けた人生を、迷惑を掛けたであろう周囲の人間と社会に対して反省しています。でも一方で、現在もなおこうして生きている自分の人生を、「実に好き勝手に、面白おかしく生きてきたものだ」と身勝手にほくそえんでいる部分もあります。無茶をやって生き残った人生というのは、間違いなく「幸運」な人生です。今回の大雪山系の遭難事故で生還できた方々は、自らの「幸運」に感謝すべきでしょう。そして、不謹慎な言説ながら、無念にも亡くなった方の分まで人生を楽しむべきです。

2009年07月16日

●「F200EXR」を、さらに使ってみて…

 F200EXRの「手持ち夜景スナップ能力」はたいしたものです。今回海外出張に持って行き、暇を見て夜景中心に数百カット撮影してみましたが、かなりの確率で見られる画像が撮れました。

Dscf0215s.jpg

 この画像は、EXRのSNモードで最大ISO感度800の設定で撮った画像です。実際にはISO800、f3.3、1/28秒でシャッターが切れています。一瞬立ち止まってきちんと構えずに撮っても、画面の中に適当な光源があれば、この程度の画像を撮ることができます。拡大すると、背景の暗部の諧調なども結構しっかりと出ていて、F200EXRはまさにノンストロボ前提の夜間の街撮りスナップには個人的には理想に近いカメラということができます。
 記録目的の画像ならISO1600でも十分にいけますから、手ぶれのことを考えるとISO1600を上限にしても構わないのですが、まあ、記録ではなく鑑賞目的の画像ならISO800を上限設定にしておいた方が無難でしょう。

Dscf0149s.jpg

 夜景撮影能力が高い代わりに、AUTO設定で撮る昼間の画像は、それほど感心するものではありません。むろん、解像感、レンジ感はむろん、発色もけっして悪い画像ではないのですが、夜景スナップで撮れる画像があまりに素晴らしいだけに、私が勝手に期待し過ぎているということでしょう。
 昼間の撮影は、モードダイヤルを[P]または「AUTO」として、ISO感度の上限を400に設定、発色は[VELVIA]モードで撮影しています。しかし、撮れる画像は、例えばGRDやGRDⅡの絵と較べると、なんとなく「落ち着きのない絵」のように感じます。これは、別に[VELVIA]モードのせいではなく、標準の[PROVIA]モードで撮っても同じです。

 まあ、ともかくF200EXRは最近になく面白いカメラです。当初心配していたほどグリップも悪くないし、重要なタフさの問題も、今のところは裸でポケットに放り込んで持ち歩いていても大丈夫そうです。さらに使い込んでみるつもりです。

2009年07月02日

●ベンのテーマ

 朝の通勤前の時間、私はいつもコーヒーを飲みながら、テレビで朝のワイドショーなどをボンヤリと見ているのですが、相変わらずマイケル・ジャクソンの話題ばかりです。テレビの追悼特集では彼の代表作であるスリラーやBADのビデオクリップばかり流されています。
 そのマイケル・ジャクソンですが、音楽史に残る偉大なエンタテイナーであったことはその通りだと思いますけど、別に彼の音楽が好きだったわけでもないし、さほど興味のあるミュージシャンではありませんでした。そんな私にとって記憶に残るマイケル・ジャクソンの曲は、たった1曲だけ。それは1972年にリリースされた「ベンのテーマ」です。ネズミがいっぱい出てくる一種のパニック映画だった「ベン」、そんな映画のテーマにしては、とても美しいメロディの曲で、声変わりする直前のマイケル・ジャクソンののびやかな声が忘れられません。詳しくは、こちらのサイトを読んでください。
 ところで、このサイトに、1972年12月の「TBSラジオ ポップス・ベストテン」が掲載されているのですが、1位が「トップ・オブ・ザ・ワールド」(カーペンターズ)、2位が「チルドレン・オブ・ザ・リヴォリューション」(T.レックス)、そして9位に「愛の休日」(ミッシェル・ポルナレフ)、10位に「クロコダイル・ロック」(エルトン・ジョン)など、懐かしい曲が並んでいて、思わずニヤッとしてしまいました。思えば、毎晩のようにラジオの深夜放送を聴いていた頃です。

2009年06月30日

●FinePix「F200EXR」の夜景スナップ能力

 200EXRは、おそらく自分がかつて使ったことがあるコンパクトデジカメの中で、最も手持ち夜景スナップ撮影に適した機種でしょう。例えばここ1~2年間の間に私自身が購入して使い込んだコンデジ、ニコンCOOLPIX5000、P50、P80、リコーGRD、GRDⅡ、R10、PANASONICのDMC-FX150…といった製品とは、夜景スナップの性能に関しては明らかに一線を画します。

 私は、基本的に「じっくりと構えて撮る」という使い方をしません。ケース無しの裸でポケットに入れておいて、ちょっと立ちどまり、サッとカメラを取り出して一瞬でシャッターを切る…というスナップ撮影が基本です。これは、主に治安に不安がある海外で撮影するときの習慣からくるものですが、こうした使い方をするためには、オートでの撮影が基本です。
 前回の投稿でも書いたように、200EXRで、EXRモードで高感度低ノイズ優先の「SN」を選択しISO感度の上限を800に設定しておけば、夜の街中でどんな被写体を狙っても、ほぼ100%に近い確率で、「それなりに見られる画像」を撮ることができます。
 下の画像は、昨夜、新大久保の駅前で一瞬立ち止まって手持ちでシャッターを押したものです。

Dscf0085s.jpg

 これで、「SN」モード(600万画素)、ISO400、F3.3、1/110秒、マルチ測光によるオート撮影です。むろん、一切補正はしていません。きちんと構えて撮ったわけではないのに、元画像では道路の向こう側のお店の看板を拡大しても十分に解像していますし、ビル壁面の電飾の無い看板の文字も、中央右上の交差点名表示の文字も十分に読めます。簡単にこのレベルの画像が撮れるのなら、海外旅行で夜の街を散歩しながら、手際よくスナップ撮影することが可能です。

 私は最新のコンパクトデジカメを多機種使った経験があるわけではありませんが、この200EXRの夜景スナップ能力は、現行のすべてのコンデジの中でも、おそらく最高レベルだろうと思う次第です。

2009年06月29日

●FinePix「F200EXR」他…

 以前書いたように、リコー「R10」のレスポンスの遅さと夜景・室内スナップの弱さに閉口して、使う気を無くし、新たにFinePix「F200EXR」を購入して使っています。
 まだじっくりと使い込むところまではいっていませんが、暗所のスナップについては、まあほぼ期待通りの性能を発揮してくれています。夜景スナップや暗めの室内のノンストロボ撮影では、EXRモードの中の高感度低ノイズ優先の「SN」がほぼ満足いく撮影結果を出してくれています。私の場合、「SN」のISO感度の上限を800に設定していますが、居酒屋やレストラン内でのスナップなら、ほぼ100発100中で「使える画像」を撮ることができます。
 ただ、昼間の風景などを中心として使おうと思っていた一般的なオート撮影では、ともかくダイナミックレンジを上げる方向、ISO感度を上げる方向にシフトしてしまうので、さすがに使いづらく、プログラムモードにしてISO感度の上限設定を下げて使っているのが現状。
 ホールド感は決してよいとは言えませんが、かと言って、当初予想していたよりは悪くもない…というのが現時点の感想。動作の機敏さや撮影レスポンスについては、まあまあといったところです。来週の海外出張に持って行って使ってみるつもりです。ともかく、もっと使い込んだところで、気が向いたらさらに詳しく報告します。

 話は全く変わりますが、私が愛読しているblog「地下生活者の手遊び」の6/23の投稿「表象は読み解くことができない」を読んでいたら、ある論争の中で、鮎川信夫の名前が出てきたので、ちょっと気になりました。

 まあ、エントリーの内容や前後の論争の中身は当該Blogを読んで頂くとして、現代詩文庫から出ている鮎川信夫の詩集は高校時代に読んでけっこういろいろと考え込まされた記憶があります。当時の自分が何をどう考えたかについては、ここでウダウダと書くつもりはありません。ただ、何十年かぶりに鮎川信夫の名を目にし、しかもBlogの内容を読んだら、条件反射的に今は亡き谷川雁の、次の詩を思い浮かべました。

谷川雁「毛沢東」

いなずまが愛している丘
夜明けのかめに
あおじろい水をくむ
そのかおは岩石のようだ
かれの背になだれているもの
死刑場の雪の美しさ
きょうという日をみたし
熔岩のなやみをみたし
あすはまだ深みで鳴っているが
同志毛のみみはじっと垂れている
ひとつのこだまが投身する
村のかなしい人達のさけびが
そして老いぼれた木と縄が
かすかなあらしを汲みあげるとき
ひとすじの苦しい光のように
同志毛は立っている

 ちなみに、私は別に毛沢東のファンではありません…

2009年05月28日

●GRANCISCOのカーゴパンツ

 ここ数年、春夏の普段着に、カーゴパンツを愛用しています。私は、秋冬は普段着としてコーデュロイのパンツをはいていることが多いのですが、春夏の時期は主にオーセンティックなコットンパンツを愛用していました。むろん、若い頃からアメトラの私ですから、ノータックで裾幅は狭めのダブルです。そんな私がここ数年、綿パンではなくカーゴパンツを愛用するようになりました。特に、海外旅行時などは、サイドポケットもしっかりと収納に役立ち、便利この上ないですね。カーゴパンツといっても、私のような中年世代に合うシルエットの製品は少なく、EddieBauerやEagleCreekなど、アウトドア系のブランドのパンツを適当に選んでいました。

 そんな私は、最近とてもはき心地がよい普段着用カーゴパンツを見つけました。それは、「グランシスコ(GRANCISCO)」というブランドで、ご存知の方も多いと思いますが、タカヤ商事という作業服メーカーが販売する純粋な作業服のブランドです。このグランシスコの綿100%のノータック・カーゴパンツは、いかにも作業ズボンという雰囲気のものではなく、デザインもシルエットも秀逸な上、生地の風合いもとてもよいので、気にいっています。しかも丈夫で安い。2000円台で購入できるのだから驚きです。春夏物なら「GC-S285」という品番の製品がいちばんのお気に入りで、数本をまとめ買いして一夏の間穿き回している状態。むろん、暑い国への海外出張時にも忘れず持って行きます。

2009年05月21日

●新インフルエンザについて思うこと…

 5月21日午後3時現在で、国内の感染者数は計277人とのことですが、そんなに少ないわけはないでしょう。実際には、国内で既に数千人の感染者がいるように思います。
 発熱外来以外の一般開業医での発熱患者の診療を開始した神戸市などでは、開業医らに対して、簡易検査で患者からA型インフルエンザの陽性反応が出た場合でも、詳細(PCR)検査をする市環境保健研究所に検体を送らないよう指示したそうです。要するに、検査がパンク状態にあるわけです。つまり、現時点で、感染者の総数把握は事実上不可能…と言った状態です。参考URL:http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-844.html

 さらに関西以外の地域では、相変わらず渡航歴がない人のPCR検査はやっていません。
 私事ですが、私は11日の月曜日に定期検査のために慶応病院に行きました。入り口でアンケート用紙を配布しており、「過去10日以内に37.5度以上の体温になったことがあるか?」「過去10日以内に北米地域への渡航歴があるか?」という2つの質問に答える…というものです。ちなみに、私は風邪気味であり、37.3度の熱がありました。また、北米地域ではないですが、アジアから帰国して12日目の発熱でした。その旨を主治医に告げたところ、「じゃあ大丈夫ですね」の一言で、通常のインフルエンザの検査すらしませんでした。

 新型インフルエンザ患者の症例統計によれば、感染者の約20%程度は微熱以下の発熱に留まっているそうです。つまり私は、状況から見ても新インフルエンザに感染している可能性があるにもかかわらず、一定の条件に該当しない…という理由だけで、検査をしようとはしませんでした。

 私は、最初から一般開業医からの検査依頼を事実上受け付けていない関西以外の地域、特に関西地域と人の往来が多い東京では、相当数の感染者がいるものと思っています。

 もう1つ、今回の新インフルエンザのパンデミックによって、日本の経済が受けるダメージは、計り知れないものがあります。現時点でも、既に数兆円の経済損失があるというのですから、これが患者数が数千人とでもいうことになれば、さらに莫大な経済損失と国際的な信頼失墜につながります。そんな状況の中で、政府は感染者数を正確に把握して、それを公表したくはないでしょう。かなり意図的に、WHOに報告する感染者数を少なくしているような気がします。ただし、数字をいじる形ではなく、意図的に「詳細検査をしない状態」「検査できない状態」を作り出すことによって…です。

 ともかく、新インフルエンザいつ強毒性に変化するかわからない状況なのですから、私たち国民も、医療の最前線で起きている事実だけはきちんと把握しておいた方がよいと思われます。政府や厚労省の発表など聞いていても、狂乱状態のマスコミの報道を聞いても、医療現場で起こっている事実は絶対にわかりません。
 その点、ドクターが発信するBlogの中には、信頼できるものがたくさんあります。今回の新インフルエンザ騒動で、私は以下のような医師Blogに注目しています。
「新小児科医のつぶやき」
「勤務医 開業つれづれ日記・2」
「ぐり研ブログ」
「天漢日乗」

2009年05月07日

●JETSTREAMとPOWERTANK

 これは前にも書いたことがありますが、私は筆記道具が好きです。ライターという職業柄、以前は長時間原稿を書くためのシャープペンシルにかなりこだわり、特に書きやすい0.9mmのシャープを探し回った時期などもあります。ワープロ、パソコンで物を書く時代になってからは昔ほど筆記具へのこだわりはなくなりましたが、それでもやっぱり銀座の伊藤屋や西武百貨店のロフトなど大きな文具店の前を素通りすることはできず、あれやこれやといろんなものを買い込んでしまう習慣は続いています。
 キーボードで文字を書くようになってから、原稿書きのためのシャープペンシルの出番が減った代わりに、メモ用のボールペンが必需品となりました。手帳を持たない私は、いつもメモ帳を持っています。何年間もRHODIAのNo.11を使った挙句に、数年前にRHODIAのNo.11とそっくりなメモ帳を100円ショップで発見し、今は主に黄色い厚紙の表紙がついた升目入りの100円のメモ帳を愛用しています。
 で、ボールペンの話ですが、ここ10年以上も輸入品を含め様々なボールペンを使った結果、もっとも使いやすいボールペンは、安価なJETSTREAMとPOWERTANK(いずれも0.7)という結論になりました。どちらも三菱uniの製品で、またどちらも顔料系インクのボールペンです。私は筆圧が強いのでゲルインクのボールペンが嫌いなのですが、JETSTREAMとPOWERTANKの2つは顔料系インクにもかかわらず、非常に滑らかに書けるのが特徴です。またPOWERTANKは、ご存知の通りインクカートリッジ内に圧力を掛けてあるので、どんな場面でもかすれないし、飛行機の中などでも使いやすいという特徴があります。JETSTREAMは、ラバーボディータイプが特に使いやすく、黄色の全身ラバータイプを愛用しています。ともかくこの2種に関しては、RAMYのような定評がある高価なボールペンと比較しても、書きやすさで確実に上回ります。
 ところで、JETSTREAMもPOWERTANKも安価とは言え、普通は100円では買えません。銀座の伊藤屋や西武百貨店のロフトで買うと、JETSTREAMは廉価版で169円、ラバーボディータイプが269円という値段です。POWERTANKの方はキャップ型もノック型も廉価タイプで210円します。
 ところが最近、オフィスの近くの100円ショップでJETSTREAMの廉価版を100円で売っているのを見つけました。続いてダイソーでPOWERTANKのキャップ型も100円で売っているのを見つけ、私はうれしくてたまりません。結局どちらも大量にまとめ買いした結果、今後10年間はボールペンに困らないだけの在庫(?)を持つに至りました。
 もっとも、ボールペンを長期間保存することができるのかどうかはわかりません。インクが変質する可能性もあるでしょう。それで私は、周囲の人間にJETSTREAMとPOWERTANKを「これ書きいいよ」と言いながら、タダで配っている次第です。
 それにしても、三菱鉛筆というのは、よいメーカーです(別に回し者ではありません)。余談ですが、同じ三菱のJumpopという「短い軸がサイドノックで長くなる」というギミックを持つシャープペンシルも、妙に気に入ってます。別に使いやすいというわけではないのですが、あまり意味のないけれん味たっぷりの仕掛けが遊び心をくすぐります。

2009年04月16日

●Creative「Vado HD」

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 これはまあ、新しい「おもちゃ」と言ってもいいでしょう。Creative「Vado HD」です。個人的には、ずっと前にこのサイトで何度も取り上げたeggyの「今風バージョン」と言った感覚で使っています。つまり、いかにもビデオカメラっぽくない動画撮影カメラであり、HD動画(1280×720)の画質はかのeggyの画質とは比較になりません。
 使い始めて1ヶ月以上になりますが、ポケットに入るサイズ、シンプルな操作性と携帯電話で動画を撮る時のような気軽な撮影スタイルが面白く、毎日持ち歩いて、日常生活を片っ端から撮っています。
 内蔵しているソフトでYouTubeにアップできる他、簡単な動画編集も可能です。機能的には、本格的に編集したい人には不評なようですが、私としては十分です。
 8GBのメモリには、HD+クオリティで約2時間分記録できますが、1~3分程度の短い動画を大量に撮る私には十分な容量です。バッテリーの持続時間(約1時間)も問題ない上、デジカメ用のバッテリー「NP-60」を使えるとのことなので、ROWAあたりで安いバッテリーを購入する予定です。
 意外だったのは、思ったよりも暗い場所でもしっかりと撮影できること。毎晩転々と飲み歩いている居酒屋の情景などをさりげなく撮るにはもってこい。これなら海外でも面白く使えそうなので、来週予定している海外出張に持って行きます。

 ところで、ペットボトルのお茶「伊右衛門」のオマケについてきた巾着袋が、この「Vado HD」を持ち歩くのにぴったりでした。

 撮影した動画は、そのうちにアップします。

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2009年03月26日

●ポケットラジオ

 ラジオ好きの私が最近とてもお気に入りなのが、PLL方式のポケットラジオ「RAD-S330N」(AudioComm)です。2ヶ月ほど前に、気まぐれで5000円弱で通販で購入。このラジオ、あの有名な中国のラジオメーカーDEGEN社の「DE108」という製品のOEM製品です。最初は「ダサッ」と思ったデザインも、最近見慣れてきたせいか、けっこうかわいいと思うようになったから不思議です。適当な重量感と無骨な直方体デザインが、最近の日本製ラジオにはない独特の質実剛健な雰囲気を醸し出しています。
 AM、FMともに同クラスの日本製ポケットラジオと較べても、受信感度に遜色はないし、スピーカーの音質もこの手のポケットラジオにしてはまあまあ。先日はバンコク出張にも持って行き、現地で短波放送を聞きまくった上、タイマー機能を使って目覚まし時計代わりにも使いました(時計はデュアルクロック設定ができるのですが、メモリ1の方でしかタイマー機能は使えません)。いや、海外に短波ラジオを持って行く…というのも、ちょっと面白いですよ。
 で「RAD-S330N」ですが、SWの受信範囲が5.95-15.60MHzで5kHzステップ…というのがちょっと不満ですが、自宅マンションのベランダに出るか、ベランダに近い窓際なら、付属しているクリップ式のワイヤーアンテナを使って、夜間であればアジア各国の大出力の局が結構たくさん受信できます。AM、FM、SWともに各10局をメモリでき、これはもうこの手のラジオにしては十分。カバンの中でスイッチが入らないようにボタンロック機能があるのも○。内蔵アンテナがまっすぐ上にしか伸びないのが、いまのところ最も不満な点かも。
 このAudioComm「RAD-S330N」、大手家電量販店でも売ってますので、高感度ポケットラジオを購入予定の方は、ぜひ候補として検討してみてください。私は、最近愛用しているMP3プレヤー「ZEN MOZAIC」とともに、毎日カバンに入れて持ち歩いています。

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 そしてデジカメの方は、R10がとうとう「お蔵入り」。今は、富士の「F200EXR」を購入しようかどうか、かなり迷っているところ。で、その代わりというわけではありませが、連日のようにデジタル一眼レフを持ち歩いています。
 かつて「重いデジタル一眼レフは常用しない」と周囲の人間に断言していた私が、あっさり主旨変えをして持ち歩き始めたPENTAXの「K100D」と「K-m」。特にK100Dについては、今さらの感想ですが、やっぱりいいです。以前から持っていたのに、なぜもっと使わなかったのか、我ながら不思議です。小型ということに惹かれて昨年末に購入した同じPENTAX「k-m」も悪くはないけど、PENTAXの旧レンズで撮影するとなると、やっぱりスーパーインボーズのあるK100Dの方が、間違いなく使いやすい。結局「k-m」よりも「K100D」の方が、持ち歩く機会は多くなっています。
 それだけでなく、最近思うのは「K-100D」の画質の良さに対する再認識。K100Dで撮った画像は、600万という画素数以上に解像感があり、素直な発色とも相まって、とても気持ちのよいもの。使うレンズによる差やRAW現像時の設定を無視した自己チュー評価ですが、仕事で使っているニコンのD90よりも、フィルムっぽくってナチュラルな絵が撮れます。そして、最近K100Dを持って街撮り散歩をする時に主に使っているレンズは、A28mm F2.8とM50mm F1.4の2本。特に、APS-Cでは実質75mmになるM50mmF1.4は、その半端な画角も含めて、けっこう楽しいレンズです。昨今のデジタル一眼レフユーザに多い「明るい50mm」ブームに乗っているつもりは全くありませんが、軽量で明るい単焦点レンズは、散歩にはもってこいです。

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2008年11月08日

●EeePC 901X

 今日もデジタル・ガジェットの話。今回はパソコンです。9月に購入して、面白く使っているのが、あの「EeePC 901X」です。

 UMPCと呼ぶのかNetbookと呼ぶのか、この手のPCが流行る中、「イジる楽しさ」を考えれば、選択肢はおのずと「EeePC 901X」に決まり(実はMSIの「U100」とどっちを買おうかとかなり迷いました)。選択の決め手は、カタログスペック上とは言え、8.3時間というバッテリー駆動時間。ビックカメラのネットショップで20%ポイント付きの54800円と、実質4万円台前半だから、安いものです(このポイントでタイガーの新製品の電気ケトルを買いましたが、その話は後日…)。

 購入して即、誰もがやる「EeePC 901Xのお約束事」となっている簡単チューニングをしました。
 まずはメインメモリを2GBに増設(上海問屋で4000円弱)、うち512MBを「ERAM」というソフトを使ってRAMDISKに割り当てます。そしてTEMPファイルをRAMDISKに書き込む設定に。次に16GBのSDHCカード(これも上海問屋で4000円弱)を挿して、HITACHIのドライバソフトを使ってHDD化。さらに901用のタッチパッドのドライバをASUSのサイトからダウンロードしてインストール。…以上のように手を加えた上で、CドライブのWindowsの軽量化を図ります。MyDocumentをDドライブにしたり、使わないソフトをアンインストールしたり、不要なFontを削ったり、いろいろやってCドライブのSSDをなんとか2GB近くを空けます。これらのチューニング方法は、全てネット上に詳細な情報があります。
 そして、私の場合はDドライブにMicrosoft Office XP Proをインストール。これは外出先でWordで原稿を書いたり企画書を作ったり、いつものフォーマットで作成されたExcelのデータやPowerPointの企画書を確認したりするため。その他、FTPソフトやエディタ、メールソフト、画像ビュアーや動画プレヤーなど、個人的に必要なソフトを適当にインストールして、普通に使えるノートPCが一丁あがりです。そのうち、DドライブのSSDをさらに大容量化するかもしれませんが、今のところはこれで十分です。外付けの光学ドライブは、どうしても必要なときはLAN上のPCのドライブをネットワークドライブにして使うので、これも不要。
 Atom 270にメインメモリ2GBの組み合わせは、予想以上に軽快。Microsoft Officeもサクサク動きます。SSD12GBとSDHC16GB併せて合計28GBの外部記憶容量は、サブ機として使う限りは十分過ぎるほど。さらにいつも8GBのUSBメモリを2本持ち歩いているし、必要に応じてポータブルHDDを使えばいいので、オンラインストレージなんて面倒なものは不要です。
 キーピッチは、最初はすごく狭く感じましたが、慣れればワープロなどもけっこう普通に打てます。1024×600ドットの半端な画面も、Web閲覧や文書作成に使う限り、それほど違和感はありません。

 出先でのネットアクセスは、WiFiが基本。私の場合は、YahooBBとFonが頼り。私がいつも生息している池袋や中野なら、マクドナルドかルノアール、JR駅のBecksあたりでの利用がデフォルト。山手線の内側は、Fonと乗り入れているLivedoorのアクセスポイントがかなり使えます。

 こんな環境で、現在はEeePC 901Xを毎日カバンに入れて持ち歩いています。公称のバッテリー駆動時間は8.3時間ですが、時々ネットに繋ぐ程度であとはオフライン利用中心なら、正味で5時間半は持ちます。この駆動時間は、丸1日の外出ならACアダプターの携帯はほぼ不要ということ。ただ、ACアダプターを持ち歩かないとなると、逆に自宅用以外にオフィス用にもACアダプターが欲しくなります。そこで、Amazonで「POWERLINK MINI PLS12AS」を約2500円で購入しました。純正のACアダプターよりも熱くならないし、使い勝手もいいですね。実際に、海外(220V地域)でも問題なく使えました。

 ところで私の周囲(IT、広告、出版業界が多い)では、仕事でモバイルPCを持ち歩いている人の大半がThinkPad派かLetsnote派のどちらかに分かれます。IBMがLenovoになっても、モバイルタイプに関してはThinkPad支持派はかなり多い。上位モバイル機種に関しては独特のキータッチは健在、頑丈でトラブルが少なく、海外サポートも充実…といったイメージがあるからでしょう。Letsnoteは、やはり光学ドライブ搭載の軽量機種に人気があります。次いでVAIOと東芝が少数派で、富士通やNECはまず見かけることはなく、最近ではDELLやHPを持っている人の方が多いかも。あとは、ごく稀にAirMacを見かけるぐらい(かく言う私はヒネクレ者なので、NECの軽量B5ノート「LaVie Jシリーズ」を2代に渡って使ってますが…)。
 そんなわけで、会議の席上などで見ていても、性能の劣る安っぽいNetbookなんかを机の上に出す人は誰もいません。そんな中で、会議などで私がおもむろにEeePC 901Xを出すと、多くの人が興味深そうに「それって使えます?」なんて聞いてきます。まあ、どこかに「こいつ何を安物のノート使ってるんだ?」という侮蔑の眼差しを感じたりましますが、それがまた面白いので、わざと見せびらかして周囲の反応を楽しんでいる部分もあります。

 使える・使えないの実用性の判断は、どんな目的で使うか、どんなアプリを使うか…という前提があってのことですから、一概に答えようがありません。でも、私がモバイルPCを持ち歩く際の主な使用目的は、外出先で原稿や企画書の原案を書くこと。間違ってもこのEeePC 901Xでデジタル一眼レフで撮ったRAW画像を扱うことはないし、複雑な画像処理をするわけでもない、動画のエンコードをするわけでもありません。一方で、Word、Excelは十分に使えるし、会議の時には15ピンのD-subでプロジェクタに接続して、XGA画面でPowerPointでのプレゼンも可能です(1024×600画面でPowerPointの作成・編集はきついですが)。オフィスソフトの動作速度にも、チューニング後の外部記憶用メモリ量にも不満はないし、キーピッチと画面サイズは慣れの問題。実際に約2ヶ月間ほぼ毎日使ってみた感触では、私自身は普通に仕事に使えるノートPCだと認識しています。メセンジャーバッグに放り込んで毎日持ち歩くには、あと200g軽ければ…とは思いますが、バッテリー駆動時間を考えれば、まあ納得です。実売5万円以下のチープなマシン、しかもHDDを内蔵していないマシンでも、用途を絞ればここまで実用的に使えること自体が、とても面白いことです。

2008年11月07日

●高性能充電器を格安で購入

 このサイト、一度はWordPressでリニューアルしてみたのですが、どうもWordPressとサーバーの相性が悪く、やたら表示に時間がかかる状況を改善出来ませんでした。で、細かく原因を探るのも面倒なので、再度MovableTypeに戻してみました。

 K100Dを常用するようになってから、ニッケル水素電池eneloopをたくさん使うようになりました。とりあえず4本組みで3セット、12本を使いまわしています。となると、必要になるのは高性能充電器です。今のところ、eneloopとセット販売されているリフレッシュ機能のない安価な充電器を2台使っていますが、いくら継ぎ足し充電に強いeneloopといえども、そろそろメモリ効果も出る頃ですから、いったん放電してリフレッシュする必要がありそうです。

 放電機能付き充電器といえば、私は一昔前の「MAHA MH-C204F」を2台所有しており、ひと頃はよく使っていましたが、ここ2~3年でニッケル水素電池の容量が大幅にアップした今となっては、この製品の充電能力では不足です。そこで、最新の高性能充電器を購入することに決めました。まあ、簡単な放電器を自作して普通の充電器と併用する…という手もありますが、それも面倒です。
 Nexcell「NC-60FC」、JTT「My Charger View」、キムラタン「Quick Eco」など、最近ネットでよく話題になる放電機能のついた高性能充電器が何種類かあっていずれも興味を惹かれるのですが、性能の保証はなく購入を迷うところ。となると、大手メーカー製の無難な市販充電器になりますが、中でも最も評価が高いのは、やはりサンヨーの「NC-MR58」でしょう。この製品は、放電機能を持つだけでなく過放電防止機能もあり、しかも4本を個別に充電制御しています。2本だけなら急速充電も可能。単4電池が同時に2本しか充電できない点が惜しいものの、eneloopユーザである私が、まず選択すべき充電器かもしれません。
 しかし、問題があります。ケチなことを言うようですが、この「NC-MR58」はかなり高い。単三eneloop4本とセットになった「N-MR58TGS」が4000円以上はします。単体で買っても3000円以上です(機能から見て高いわけではありませんが…)。値段の問題以上に、高機能充電器の定番である「NC-MR58」を買うのでは、なんとなく面白くない。もともと「パチもん」が好きな私ですから、同じ4000円近く出すなら前述した「My Charger View」あたりを買ったほうが面白そうです。

 そこで私は考えました。ニッケル水素電池で圧倒的なシェアを持つサンヨーですから、各社に電池と同様に充電器もOEM供給しているに違いない、OEM品なら安く買えるのでは…と思ったわけです。ちょっと調べてみると、サンヨーは東芝、富士写真フィルム、日立マクセルなどに充電器をOEM供給しています。
 それだけ調べた上で、私はビックカメラ池袋店へと向かいました。まず、eneloopのコーナーへ行くと「N-MR58TGS」がeneloop 4本付きで4990円(ポイント10%)となっています。やはり高いですね。次に、他メーカーのニッケル水素電池コーナーへ行くと、ありました、日立マクセルのリフレッシュ機能つき充電器と大容量単3ニッケル水素電池(2500mA)4本のセットが…。こちらはなんと2130円(ポイント10%)という破格の安さ。そして、このセットに入っているマクセル「MC-4FMHA」という充電器は、おそらくサンヨー「NC-MR58」と同じもの。となると、こちらを買えば、2500mAの単3電池4本の価格(1000円以上は確実)を引けば、充電器単体の価格は約1000円以下ということになります。

 考えるまでもなく、私は日立マクセルの充電器セットを購入しました。購入後すぐにeneloopのリフレッシュ充電を行いましたが、まったく問題なし。ついでに、一般の充電器では充電不能状態にあった古いGPの1700mAの単3ニッケル水素電池を「MC-4FMHA」でリフレッシュ充電してみたところ、4本中3本が見事に生き返りました。いったん生き返ったGPの1700mAは、その後はリフレッシュ機能のない昔の充電器、パナソニック「BQ-370」でも充電できるようになったので、愛用している中国製BCLラジオ(DEGEN DE1102)用の電池として利用することにしました。
 いや、大手家電店で実売1000円で買えるマクセル「MC-4FMHA」は、放電機能の他に倍速充電や満充電維持機能も付き、本当にメチャお買い得な高機能充電器です。とりあえずは、いい買い物をして満足です。

 ところで、充電池と充電器については、「気の迷い」…という、私が大変に尊敬・信頼している、内容の濃い電池系の実験サイトがあります。ここを読んでいたら、前から気になっていたJTTのenelongというニッケル水素電池をテストしており、結果はなかなか性能がよさそうです。このenelong、中国製とは言え大手メーカーのGPの製品ですから、まあそこそこ信頼できそうです(GPはサンヨーと合弁会社を作っています)。今度同じJTTサイトで売っている「My Charger View」とセットでまとめ買いしてみようと思ってます。

2008年10月21日

●今さら、K100D…

 久しぶり(なんと1年ぶり)の日記ですが、これまた久しぶりにデジカメの話です。

 デジカメが趣味ってわけではないにもかかわらず、「デジタル・ガジェット好き」の延長で、2002年頃から毎年数台のデジカメを購入してきました。他人に譲ったものを除いて、現在も十数台のデジカメが手許にあります。
 そんな中で、ここ2年間ほどは常用するデジカメが決まってきました。まずは、海外出張・海外旅行時も含めて、コンパクトカメラを1台だけ持っていくシチュエーションなら、これはもうGRD(初代)に決まりです。一時、Coolpix P5000に浮気をしましたが、結局GRDに戻りました。1000万画素になったGRDⅡも発売されていますが、特に興味なし。800万画素の初代機で十分です。
 GRDは、手ぶらで歩くときにポケットに放り込んでおくには多少重くて大きいけれど、28mmの画角、操作性と画質のバランスは、もう自分の「眼」「手足」に近く、ここ2年間近くはGRD以外のデジカメを持って歩くことは考えられないくらい。いつでも取り出せるように裸に近い状態で普段持ちのメッセンジャーバッグに入れているので、外装も傷だらけになってきましたが、機能面ではトラブル知らず。充電済みの格安の互換予備バッテリー2個(rowa製:なんと2個で1140円)を加えた3個のバッテリーと2GBのSDカード(上海問屋の高速格安品をちゃんと認識)2枚持っていけば、1週間以内の海外旅行で街歩きをしながら1000枚ぐらい撮影するのに不自由はありません。充電器もストレージも持たずに行けます。ともかく、この初代GRDだけは、完全に使い潰すところまで使ってやろうと思っている次第。

 そして、最近けっこうよく使っているのが、デジタル一眼のPENTAX K100D。何をいまさら古いデジイチ…という感じですが、仕事以外ではデジタル一眼をまず使わない私が、ここのところK100Dを時々通勤や散歩に持ち歩いています。
 デジタル一眼は、仕事用にNikon D80をけっこう長く使っていて、つい先日D90を買い増したところ。一応仕事に必要なレンズ(…と言っても常用しているのは17-50mm/F2.8、18-200mm F3.5-5.6、24mm F2.8、Micro 60mm F2.8…の計4本だけです)が揃っていますが、このNikonのシステムを普段趣味で使うとか、散歩や旅行に持ち歩くことはまずありません。
 でも、以前どこかで書いたように、私は80年代にフリーライターをやっていた頃、取材用にPENTAXのカメラを使っていたせいで、当時のマニュアルレンズが何本かあり、それをデジイチで使ってみたかったこともあって、K100D-Sが発売されて旧に安くなった100Dのボディだけを、昨年夏に購入していました。で、M50mm/F1.4やF1.7なんかでしばらく遊んでいたのですが、すぐに飽きて、ここのところはお蔵入りしていました。

 ところが、半年くらい前でしょうか、デジカメ関係の掲示板をボンヤリ見ていたら、TAMRONの「17A」が銘玉だなんて話で盛り上がっていてビックリ。それで「17A」で検索したら、かなり前からいろんなところで絶賛されていたのに非常に驚きました。しかも、オークションなどでも人気のレンズだそうです。その17A(35-70mm/F3.5)という安物のズームレンズは、私も持っているだけでなく、個人的に非常に思い出深いレンズなのです。

 思い起こせば、1982年から83年にかけてニューヨークに滞在し、その後半年間ほどグレイハウンドバスで全米を回りながらあちこち撮影した時によく使ったのがTAMRONの17Aです。当時アメリカへ持っていたカメラはメインがPENTAXのMX、そして予備のボディに中古のME、レンズはM50mm/F1.4とM135mm/F3.5、そしてM28mm/F3.5の3本(フィルタ径を49mmで統一)、それに追加したのが当時発売されたばかりのTAMRONの17Aでした(ちなみにコンパクトカメラは、オリンパス「XA」を持っていきました)。当時はすごく貧乏だったので(今も貧乏かも…)安いレンズしか買えず、TAMRONの17Aと言えば3万円前後で買える最廉価版の標準ズームであり、まさに貧乏人向けのレンズでした。でも、アメリカに滞在中いちばん便利に使ったのがこの17Aでした。F値が通しで3.5であったことで、MXというマニュアルカメラでも、とても使いやすいズームでした。

 で、ネットで17Aが絶賛されているのを見て、昔の機材箱からこの17Aを探し出して(幸いカビもないし、ピント/ズームリンクの回転もスムーズ)、K100Dにつけて撮影してみました。そうしたら、これがけっこうイケるんです。まず、K100Dに付けたときの大きさ、鏡胴の太さ、そして重量のバランスがいい。ズームリングとピントリンクも、慣れているせいか実に回しやすい(純正レンズとは回転方向が逆ですが)。さらにこの17A、あらためてよく見れば、けっこう無骨でかっこいいデザインのレンズです。
 70mm側にしておけば、マット面でのピント合わせも、とても見やすいですね。M50mm/F1.4と較べても、ピントが合った時にマット面でスッと画像が浮かび上がってくる感じがはっきりしていて、ピントの山が掴みやすい。70mm側でピントを合わせたら、ズームリンクを回して画角を決め、後はお約束のAE-Lボタンを押して適正露出になるシャッター速度を計測、その後シャッター速度で露出補正をしてシャッターボタンを押す…という、K100Dでマニュアルレンズ撮影時の一連の動作も、慣れればけっこう素早くできます。2年以上前に発売された製品について今さらコメントするのもなんですが、このPENTAXの「ハイパーマニュアル」というか「実絞り測光」は実に便利な機能で、昔MEなどのAE機で日常的に絞り優先で撮影していた時と全く同じ感覚で、旧レンズで自然な撮影ができます。こうした機能を搭載したPENTAX技術陣の良心を感じます。私は「レンズの互換性」なんてものにはこだわらない方ですが、こうして旧いマニュアルレンズで遊べるカメラがあるのも、それはそれで楽しいですね。

 しかも17Aで撮影した画像も、悪くない。ネット上のあちこちで「銘玉」なんて絶賛されているほどのものか…とも正直思いますが、でも絞り開放からかなりシャープだし、F4まで一段絞れば、まあ文句のないシャープさ。シームレスで望遠側25cmまで寄れるマクロも使いやすいし、発色もナチュラル。私は、K100Dのキットレンズを持っていない…というか、PENTAXのデジタル専用レンズを持っていないので、それらとは比較できませんが、F5.6まで絞った画像なら、最近のレンズ、例えばD80に付けて仕事ではいちばんよく使っているTAMRONの大口径レンズ17-50mm/F2.8と較べても、シャープさに遜色はありません。開放~F4あたりのボケ具合も、けっこう素直です。昔の安レンズでこんなにきれいに撮れるのは、確かに楽しいかも。

 話は飛びますが、私は「純正レンズ」なんてどうでもいいと思っています。上述したTAMRON AF 17-50mm/F2.8なんかは実売4万円以下なのに、純正レンズにも負けないほどよく撮れる、非常にコストパフォーマンスが良いレンズだと思うのですが、仕事で使っているとTAMRONというだけで一段低く見る人もいます。でもTAMRONが、グループ企業のSONYをはじめ、NikonやPENTAXなど大手カメラメーカー向けに純正レンズを大量にOEM供給している事実は、よく知られていること。COSINAなんかも同じ。レンズなんてメーカー純正にこだわる必要はまったくありません。

 話は17Aに戻りますが、そんなわけで、K100D+17Aで構えた時のバランスの良さ、そしてピントリンクとズームリンクを回す…という懐かしい操作の楽しさ、35mm換算で約50-100mmという半端な焦点距離の面白さ…にちょっとハマった私は、今年の春頃から時々、17Aを付けっ放しのK100Dを外出時に持ち出すようになりました。50-100mmは、ボディ内手ぶれ補正の効果を実感できる焦点距離だし、街角スナップはむろん、猫撮りにも女の子のポートレート撮影にも、草花や虫などのマクロ撮影にも好適で、何でも撮れちゃいます。

 また、こうしてK100Dなんて二世代前の機種をあらためて使ってみると、レンジ感があって全体的に尖ったところのない素直な描写は捨てたもんじゃないし、印刷するわけではないので600万画素CCDの解像度にも別に不満はありません。
8GBのSD入れておけば、JPEGなら3000枚以上(999枚までしか表示されませんが…)、RAWでも700枚以上撮れます。バッテリーの持ちもいいし…。でも、単三のeneloopを4本入れたK100D本体+17Aの合計約1Kgの重量は、散歩に持ち歩くにはやっぱりちょっと重いかも。ボディがあと200g軽ければ…と思います。後はカメラ内RAW現像機能が欲しいなぁ。そうなると気になるのは、PENTAXの新しい小型軽量機「K-m」です。K-mにも実絞り測光機能が引き続き搭載されているようなので、もう1台PENTAXのボディを買ってもいいかも。私の場合、ファイダンー覗いて、ピントリンクを回して…という操作感を楽しんでいるわけだから、ライブビューもいらないですし…。

 そういえば昔、同じTAMRONの40A(35-135mm F/3.5-4.5)という、結局あまり使わなかった安いレンズも購入した記憶があるので、探してみようと思います。ただ、今回書いたTAMRONの17Aに限らず、ネットを見ていると旧いレンズを過大評価する向きがあるようですが、私は昔のマニュアルレンズにそこまでの思い入れもないし、本当の評価もわかりせん。そんなわけで、まあそのうちに飽きるかもしれませんが、当分はK100D+17Aの組み合わせで遊べそうです。近々、クアラルンプールへ行く予定があるので、持って行こうかなぁ。

2007年07月19日

●rx4240

 このところ、HPの「rx4240」で遊んでます。私はPDAでスケジュール管理をする趣味などないので、その手の機能はどうでもいい。使いたかったのは携帯用動画プレーヤーとしてです。
 まずは再生用ソフトとして「TCPMPを」インストール。動画の変換は「Spb Mobile」。DVDをQVGA、25fpsのステレオ音声に変換。1時間のビデオを変換すると約100MBになります。2GBのSDカードに、20本ほどの番組を入れられます。先日海外出張に行った時は、飛行機の中でずっと「ER」を見てました。これが画像もけっこうキレイで、じっくりと見られるんです。バッテリーもかなり持つし、端末のデザインもいい、操作性も悪くありません。思ったよりいい買い物でした。
 あとSkypeもインストールしました。オフィス近くのHotspot、マクドナルドで電話をかけてみましたが、バッチリでした。このrx4240については、また、詳しくレポートします。

 さて、このサイトのコンテンツについては、どうするのかまだ決めていません。これからは、本当に書きたいこと、つまり社会に対する本音を吐露していこうかと…。コメントを受け付ける気はまったくないですが…。 あと、考えているのはデジカメ系の旧コンテンツをどうするかってことです。全部消しちゃってもいいけど、とりあえずはしばらくメニューだけは残しておこうかと…

 サイトのデザインは、まだまだ試行錯誤中です。今入れてる3K2って言うテンプレート、カスタマイズが面倒だし、どうかなぁ…