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画像日記   〜都会に暮らすサイレント・マイノリティの発言


2002/7/30

 私はデジカメで女性を撮ることが好きだって話は、いつも書いています。まあ、女性に限らず「人を撮る」「表情を撮る」のはすごく楽しい。少なくとも花や虫、電信柱を撮るよりは楽しいことです。最近の私は、1人で歩いている時にデジカメを使うことはあまりなく、必ずと言っていいほど誰かと一緒の時に使います。
 デジカメは、実に素敵なコミュニケーションツールだと思います。別に銀塩カメラだって「写真を撮る」って機能は同じだけど、やっぱりデジカメの持つ「軽さ」には適わない。撮った画像をすぐに見られるのもいいし…。第一、プライベートな写真をDPEショップの人間に見られたくない…って部分もあります(別に怪しい画像を撮影しているわけではありません…笑)。
 「怪しい画像」と言えば、実のところ多少は撮ってるかもしれないなぁ…。「怪しい」というより「妖しい」ヤツなら…。朝起きたときに隣で女性が寝てて、それがすごく可愛かったら、思わず1枚撮りたくなりませんか?…って、これは冗談にしても、彼女と一緒に海水浴に行ったらやっぱり水着姿の彼女の画像は撮りたくなりますよね。パーティなんかで一緒に何か食べてる女性や、楽しく話している女性を撮るのは楽しいです。むろん男性の画像も撮りますが、私は女性が好きなので、つい女性を多く撮影します。
 そんなデジカメライフを活かして、これも前に書いた通り自分で運営し始めた「フェチサイト」ですが、こちらの方も着々と試験運用を進めています。
 ともかく「人」や「女性」を相手にいろんな写真を撮って遊ぶのは楽しいことじゃありませんか。少なくとも「花」や「虫」や「郵便ポスト」を前にして、やれ露出がどうのホワイトバランスがどうのって考え込んでいても、個人的には面白くないですね。ましてや、デジカメの画質について細かい話は、ホントにどうでもいいです。
 そういえば、昨日の日記でも「女性と遊ぶ道具としてのデジカメ」という話を書きました。どうも最近、女性の話が多い感じです。暑い毎日が続くからでしょうね(笑)。

2002/7/29

 SONY「DSC-U10」…、いいですね。ともかく面白いデジカメです。むろん、「小さいから面白い」のですが、それ以上に「自分の撮影スタイルに合っている」ということを感じています。撮影スタイルなどという大げさなものではなく、「遊び方に合っている」って感じです。

■その後の情報

 常用機になったので、ヘビーユースが可能な利用環境を整えつつあります。
 まずは「DSC-U10」のバッテリーについてですが、GPブランドの750mAのニッケル水素電池が秋月電子で1本180円で売ってます。この電池をNexellの放電機能付き充電器で充電すると、2時間弱で放充電が完了します。今のところ私は、この組み合わせがベストです。
 次にUSBケーブルについてですが、「DSC-U10」に添付されているのは「A−ハーフB」というタイプですね。追加で購入する場合、秋葉原の千石電商で1本300円で購入できます。
 メモリースティックは、起動時間を考えるとやはり32MBあたりがベストでしょう。90枚以上撮影できます。64MBになると、起動時に少しもたつく感じがします。メモステはネット通販も可能な「あきばおー」が安いかもしれません。私は、SunDiskの32MBを使っていますが、これなら2600円程度で購入できます。

■ライブな画像

 やっぱり「DSC-U10」は、無理に高画質画像を撮ろうとしないで、ナチュラルにオートで撮りまくるのが楽しいですね。
 何よりも「人」を撮るのが楽しいカメラです。「DSC-U10」はCOOLPIX2500やeggyとは異なり、普通のカメラと同じように相手に正面向けて構えなければなりません。でも、小さくて可愛いカメラなので、相手に対する威圧感が少ないのがいいと思います。
 また、サッとカバーを開けてパッと一瞬で撮れるので、相手が構える前に撮影が完了しちゃうのも非常に具合がいいです。
 さて、「DSC-U10」の撮影画像を何点かアップしましょう(クリックするとオリジナル画像を表示)。


 この画像なんかは、相手と話しながら右手で隠し撮りしました。むろん、知人ですし、ちゃんと撮影したことを断わりましたが、それでもこんなにさりげない自然な表情が撮れるのは楽しいです。



 そして、前回もサンプルを挙げましたが、光の条件が悪い場所や暗い場所でもけっこう撮影できます。今回は、前回無かった「薄暮時」に撮影したサンプル画像をアップしておきます。



 そして、このカメラの特色でもあるマクロ画像です。光の条件がよければ、非常に優れたマクロ画像が得られます。この「メダカとホテイアオイ」は、適当に撮ったにも関わらず、なかなかシャープな写りですね。

■私が写真を撮る理由

「DSC-U10」を使ってみて、あらためて自分の撮影スタイルとデジカメの使い方について思い知らされた部分があります。  私にとって写真(デジカメ画像)は、ほとんど個人的なものです。撮影自体も個人で楽しむものですが、撮影画像も個人で楽しむのが基本です。例えば、彼女と一緒に撮った画像を後から二人で楽しむ…ということはしますが、あくまでプライベートに楽しむことに変わりはありません。
 海外旅行時などには「記録に残したい」というプリミティブな理由で画像を撮ることはありますが、撮った画像を他人に見せる…ということはまずありません。最近になって、この「WS30の世界」というサイトを開設したので、デジカメによる撮影画像を大量に公開していますが、これらはあくまで「画質サンプル」であり、意図的に「自分にとっては無意味な画像」だけを公開しています。  私が「写真を撮る」という行為には、特に意味がないのです。「DSC-U10」のコンセプトである「日常生活をブックマークする」…というわけでもありません。「記録する」という意識はあまり無いですから…。むろん、写真を撮るという行為に理屈をつけるのは嫌いです。最近の私にとって、デジカメとは、友人と飲んだり女の子と遊ぶ時の道具であり、コミュニケーションツールです。「DSC-U10」は、まさに絶好のコミュニケーションツールです。

2002/7/27

 それにしても忙しい…
 昨夜は8時頃から仕事上のお付き合いで、取引先のスタッフの方と軽い食事&飲みに…。10時過ぎにオフィスへ戻ってまた仕事を続けました。このサイトを置いてあるサーバーにトラブルがあったのですが、ケアをするひまもありません。昨夜は、自分のサイトすら見ていない状況です。
 8月と9月は仕事がビッチリと詰まっており、受注分をこなせるかどうかも怪しい状況。夏休みを取るなんてとんでもない話で、当面はいつも通りに週末返上・深夜労働が続きそうです。短期間でも海外逃亡してリフレッシュしたいところですが、この分だと9月末までは身動きがとれません。
 自分ではけっして「ワーカホリック」だとは思っていませんが、他人からはそう見えるようです。こんなに働いていたのでは、自称「遊び人」の名が泣きます。

 こんな毎日の中で、息抜きになるのはデジカメ、…ってウソです。デジカメなんかで遊んでても、息抜きにはなりません。毎日1時間でもいいから「日常会わない人と話をすること」が私の息抜きなんです。要するに、仕事関係で会う人間や家族以外の人間と話をすることです。
 私は、昔は仕事の帰りに「行きつけの店で飲む」…なんて行動はまったくとりませんでした。でも最近は、オフィスの近所にある何軒かのお店にけっこう立ち寄ります。忙しい時ほど、逆に無理して30分でも1時間でもお店で立ち寄ります。こうしたお店で、初めて会う他のお客さんなんかと話をするのが気分転換になります。普段出会うことがない、世代も性別も職業や社会的立場もまちまちで、何よりも価値観が全く異なる人と会えることが楽しいのです。家庭や仕事そして趣味などで繋がるのが、自分の日常生活の中にいる人たちです。また仕事で出会う人は、やはりIT業界の人間だったり、広告・出版関係の人間だったりすることが多いので、社会的な立場や考え方にどこかしら共通点があります。こうした人たちとは、ある程度価値観をも共有しています。しかし、夜の街で出会う人たちは違います。実に多彩です。
 私は、日常生活が単調になり、その結果として「自分の世界が狭くなる」ことに対して、本能的な恐怖を感じます。いつも何か刺激が欲しい。いろいろなメディアからの情報や読書などでも刺激を受けますが、やはり最大の刺激は「生身の人間」と出会い、話をすることだと思ます。
 むろん、時間さえ許すなら、何も夜の街での出会いなんかを楽しみにしなくても、海外を一人旅でもすればいいのです。そうしたのはやまやまですが、現在の状況ではそれも叶いません。

 今日の画像は、近所のカフェで飲むアイスコーヒーです(U10で撮影)。
 相変わらず、ポケットにU10を持ち歩いています。明るさが足りない室内で撮ると、どうも色調やトーンが安定しません。晴天下の屋外では比較的安定した画像が得られますが、光量不足の場所では、妙に鮮やかに写ったり、沈んだトーンで写ったりします。今回の画像も沈み気味だったので、珍しくレタッチで少し彩度を上げてやりました。また、人工光が混ざる場所ではAWBのヒット率も低い感じがします。いや、別に不満を言っているのではありません。まあ、こんなものでしょう。

2002/7/25

 ここのところ仕事がとても忙しいのですが、「DSC-U10」で毎日面白く遊んでいます。むろん、「すごく小さい」から面白いのですが、それ以上に「自分の撮影スタイルに合っている」という部分を感じています。
 「DSC-U10」を使ってみて、あらためて自分の撮影スタイルについておもい知らされた部分がありますので、他愛のない話をつらつらと書いてみます。

 私は「よい写真を撮る」ことには、あまりこだわりません。というよりも、「よい写真=よい撮影タイミング」だと考えているので、画質よりもライブ感の方がはるかに大切です。それゆえに、デジカメは「小型軽量・単焦点・広角」のカメラが好きです。
 考えてみると、「DSC-U10」は、まさに「小型軽量・単焦点・広角」のデジカメ、だから面白いのでしょう。
 私の撮影スタイルは、「じっくりと被写体と向き合って撮る」というものではありません。基本的には、被写体にカメラを向けてシャッターを押すだけです。室内でも夜でも、まずストロボは使いません。とっさの判断で、露出補正ぐらいはする時がありますが、それすらわざわざメニュー画面を出してまでは操作しません。後からレタッチすればいいと考えて、そのままシャッターを押しちゃいます。
 手ブレするなどでうまく撮れていないと思った時は、立て続けに3〜4枚の画像を撮ります。
 ズーム操作も基本的には嫌いです。大きく撮りたければ被写体に近づく…それだけです。近づくのは簡単ですが、スペースの関係上離れるのは難しい場面が多いので、広角レンズを好みます。それに広角レンズで撮った画像は、自分の視野感に近く、遠近感が出るから好きなのです。
 フレーミングにも凝ったりしません。被写体を見つけてカメラを構えてから、いろいろと考えるのが嫌いです。多少の露出はむろん、ホワイトバランスすら、どうでもいいと思うことがあります。
 要するに、撮影画像の「画質」にも、あまりこだわらないのです。これは本サイトのあちこちで書いていますが、私は200万画素のデジカメで撮影した画像と400万画素のデジカメで撮影した画像の差なんてどうでもいいと考えています(仕事で使う画像は別です)。そんあことよりも、女の子の顔が楽しそうに写っているかどうかの方が重要です。

 そして私は、デジカメをケースに入れて持ち歩きません。ハダカでポケットに放り込んでおくのが普通です。デジカメに傷が付くことをすごく嫌がるユーザーがいます。液晶画面の傷を気にして「画面保護シール」を貼ったりするユーザーもいるそうですが、私は気にしたもともありません。ハダカでポケットに突っ込んでおくだけ。ケースになんか入れておいたら、撮りたい時にパッと撮れないじゃないですか。
 この話で思い出したのですが、デジカメの液晶画面のドット欠けを気にするユーザーもいますよね。これも私にはどうでもいい話。自分の持っているデジカメだって、液晶モニタをよく見たことがないので、ドット欠けの有無なんかわかりません。

 私はともかく枚数をたくさん撮ります。興が乗ると、周囲の人間や飲み屋の料理など何でも片っ端から撮影します。多い時には1日に数百カットの撮影をします。だから、デジカメのバッテリーは長持ちする方がいいし、メディア1枚あたりの撮影枚数も多ければ多いほどいいと考えています。
 そして私は、撮った画像を絶対と言っていいほどプリントしません。ひたすらパソコンの中に溜め込んでおきます。せっかくデジタル化された画像なんだから、わざわざプリントする意味も意義も見つけられないのです。パソコンのHDDに溜め込んでおいて、見たい時に見ればいい…それだけのことです。

 こうして書いてくると、我ながら徹底して「ズボラ」で「いいかげん」なデジカメユーザーと言えます。こんなズボラな私のデジカメライフに、「DSC-U10」がかなり合っているようです。「WS30」そして「eggy」以来の、「相性の良さ」を感じています。  いつもポケットに入れておけるし、バッテリーやメディア容量を気にかけることなく思い立ったらすぐ撮れる。そしてそこそこの画質の画像を大量に撮影できる…デジカメです。
 私はあまりデジカメを褒めません(笑)。「DSC-U10」についても、機能だけを見て「すごく良いデジカメ」だとは思いません。客観的に見れば「誰でも簡単によい写真が撮れるカメラ」ではないと思います。だから、他人に「買え」とは薦めません。しかし、少なくとも「自分の撮影スタイル」には、バッチリ合っています。

 ところで、「ライブな感覚の写真」と言いながら、私はこれまであまりスタンバイ時間が速くないデジカメも使ってきました。5秒くらいまでの起動時間が許容範囲にあったのです。一時期愛用した三洋電機「DSC-X100」を除くと、起動に3〜5秒を要するカメラが多かったように思います。そんな中で「DSC-U10」は、私が過去に使ったデジカメの中で、最も起動時間が短い製品です。起動時間が速いということの気持ちよさをあらためて思い知らされました。

 これほど自分のスタイルに合っているデジカメながら、「DSC-U10」の機能や画質に不満がないわけではありません。「DSC-U10」の撮影画像は、同じ130万画素の「D-360L」や「VN-EZ5」で得られる画像よりもシャープ感は劣るし、80万画素の「DSC-X100」の画像よりも発色は悪いです。ましてや150万画素の「FinePix1500」の撮影画像と較べたら、クオリティには雲泥の差があります。
 画素数は130万で十分ですから、もう少し画像のクオリティを上げて欲しいとは、感じています。JPEGの圧縮率を下げて欲しいという希望もあります。でも、そんなことをグチャグチャ言ってもしょうがない感じがします。

 「DSC-U10」は、適当な写真をたくさん撮る…という使い方が合っています。私は、かなり気に入りました。

2002/7/24

 セックスは好きですか?…って、いきなりこいつ何を書くんだ? と思われるかもしれません。でも大真面目な話です。
 私は女性も好きですが、セックスも好きです。まあ、中年の域にある私は毎日セックスをしたいわけではありませんし、道を歩いている女性を見て発情したりもしません(笑)。でも、好きな女性とセックスするのはすごく大事なことだと思います。
 なぜこんな話を書くのかというと、先日バイトの大学生と話していたら「女の子の友人はたくさんいるけど、面倒だからセックスをするような関係にならなくてもいい」と言うのです。彼に話を聞くと、大学の友人と話していても、よくそんな話になるそうです。つまり、同じように「女性とセックスをするのは面倒だ」と考えている大学生がたくさんいるとのこと。
 私は「それはヘンじゃないか」と思いました。セックスをすることは人間が動物であることの証ですし、性的な欲求を含んで人を好きになることは人間であることの証でもあると思います。セックスをするのが面倒…なんて考えるのは、どこか違ってる気がします。私の周囲には、いろいろな世代の優秀な男女がたくさんいますが、社会的に意義を持つ仕事を順調にこなし、また周囲の人間とのコミュニケーションがうまい人間は、ほぼ例外なく「それなりに充実したセックスライフ」を持っています。要するに「女が好きだし女と寝るのも好き」「男が好きだし男と寝るのが好き」…という男女が多いってことです。むろん「男が好きな男」もいますが、そのあたりのジェンダーの問題は個人の好みです。いずれにしても、夫婦でも恋人でも「セックスパートナー」を持つ人間の方が、溌剌とした社会生活を営んでいる例が多いってことです。

 個人的な話ですが、私は「男女間の友情」ってのを大事にしています。だから、女性の友人がたくさんいます。うまく言えませんが、同じ親しい友人でも、異性の友人だからこそ話せる…って話題があります。それと、異性の友人だからいっしょに楽しめる…というシチュエーションも多い。だから私は女性の友人を大事にしています。で、その「女性の友人」と寝ることがあるかというと、…あります。うんと親しい女性の友人の中には、時々セックスをする…という関係でうまく行ってる相手がいます。なんて言えばいいのかなぁ…過去に寝たことがある女性の方が何でも遠慮なく話せる感じかなぁ…。
 ただし、これだけははっきりしてますが、私は器用じゃないので同時に2人以上の女性とセックスする関係になることはまずありません。

 まあ、人間は非常に高度で複雑な動物なので、「セックスは嫌い」「セックスは面倒」と考える人間がいるからといって、それを一概に「おかしい」と決め付けることは間違っているかもしれません。でも、人間が本来持つエネルギーみたいなものが失われている現代にあって、セックスが面倒と考える人間が増えていることは、少し危なっかしい感じがありますね。
 私は、セックスってすごく大事なコミュニケーションだと思います。そして「異性に好かれたい」と思う気持ちを持ち続けることは、すごく大切だと思っています。

 そういえば、デジカメで遊んでいる時も、私は女性と一緒の方が楽しいですね。だって、私にとってデジカメの被写体の第一に来るものは「女性」ですから。犬や猫、草花や街の風景を撮影するのもいいのですが、それよりも「生きた女性」(笑)を撮ってる方がずっと楽しいのです。

 昨日アップしたSONYのサイバーショットU、「DSC-U10」のインプレッションに、内容を追加しました。特に夜景と飲み屋でのスナップをサンプル画像としてアップしておきました。サイバーショットUを持って女の子と夜の街を遊ぼう!…ってのが当面のテーマになりそうです。

2002/7/23

 日記特別編   SONY「サイバーショットU DSC-U10」の暫定インプレッション   です。


2002/7/22

 昨夜午前0時過ぎ、突然甘いものが食べたくなりました。しかし、日曜日の真夜中に営業している甘味屋なんてありません。そこで、近所にある和食ファミレスの「華屋与兵衛」に「葛切り」を食べに行くことにしました。ファミレスのメニューだから特に美味ではありませんでしたが、それでも夏の深夜にファミレスで食べる葛切りというのも悪くないなぁ…とかなり満足しました。

 ところで、葛切りには黒蜜をかけて食べますよね。あんみつとか葛餅にも黒蜜をかけます。この黒蜜を茹でた「素麺(そうめん)」にかけると、意外と美味しいのをご存知ですか?

 ベランダで飼っているメダカが毎日卵を産みます。卵が付いている藻を別の水槽に移しているのですが、もう産むための藻が無くなりつつあります。孵化した子メダカも元気に泳いでいます。以前もこうしてメダカが増えすぎて収拾がつかなくなったのですが、今回はどうしよう? まさか佃煮にするわけにもいかないし…

 四日市市役所で、納税データなど様々な住民データを市役所職員が私用で頻繁に閲覧していた…という記事が朝日新聞に掲載されていました。何でも、ニュースになった人物のデータを見て楽しんだり、結婚相手のデータを覗いて見るなど、職員が好き勝手に住民データを閲覧していたそうです。一応、閲覧者は記録を残すという規則があるそうですが、閲覧されたデータを調べたら誰が閲覧したかという記録はほとんど残っていなかったそうです。
 こういうアホなニュースを読むと、やはり住民基本台帳ネットワークシステム(住基ネット)には反対せざるを得ません。どんなに高度なセキュリティを施しても、モラルのない役人が管理するとなると、個人データは確実に垂れ流しになるでしょう。

 各県の県教育委員会は、教師の夏休み出勤を命じています。で、先日中学校の教師をしている知人(特に親しくない単なる知人)に会ったら、「今年から夏休みにまとめて休暇をとれなくなった。どうせ夏休み中に学校へ行ってもやることはない、1日ボンヤリしててもしょうがないのに…」と嘆いていました。オマエ、ドツいたろか!

 NHKのTV番組で、アフガニスタンにおけるタリバンの文化財破壊の実情をルポした番組をやっていました。バーミヤンの大仏をタリバンが破壊した時、世界中が暴挙だと非難しましたが、あれは本当に「暴挙」だったのでしょうか?
 文化遺産なんて支配者が変われば破壊される…それが歴史です。ローマはカルタゴを破壊し尽くしたし、スペインはマヤやアステカの遺跡を破壊し尽し、その上にカトリックの教会を建てました。考えてみれば、キリスト教徒ほど世界中で文化の破壊をやった連中はいないでしょう。タリバンが文化財を持ち出したことを非難するのなら、大英博物館やルーブル美術館の収蔵品など、大半が「略奪物」です。日本も太平洋戦争中に、中国や朝鮮の貴重な文化遺産を大量に破壊し、略奪しました。
 イスラム教徒であるタリバンが、バーミヤンを破壊したことは、単なる「歴史の流れ」に過ぎません。それに、イスラム教の「偶像崇拝禁止」の概念は、個人的には賛同するところが多いですね。

 今日の画像は、ラーメン屋の前にはためく「冷やし中華の幟」です(CP2500で撮影)。
 私は冷やし中華大好き人間なのですが、なぜ冷やし中華は夏季しかメニューにないのでしょうか?
 っていうか…「冷やし中華」という食べ物は、ラーメンと違ってあまり話題になりませんよね。何となく「ラーメン屋の邪道」的な扱いをされている感じがします。
 冷やし中華にもっと市民権を与えたいものです。

2002/7/20

 関東地方に梅雨明け宣言が出ました。今日はとびっきり暑い日です。そういえば今日は、「土用の土曜日」です(笑)。晩飯にはうなぎでも食べることにしましょう。

 MP3のライセンス問題が燻る中で、Xiph.Org Foundationが「Ogg Vorbis 1.0」の正式版をリリースしました。こちらからダウンロードでき」ます。
 「オープンソース」という概念に全面的に賛同する私としては、完全ロイヤリティフリーのOgg Vorbisの登場は非常にうれしいことです。Xiph.Orgのサイトには、ダウンロード可能なテストサンプルが付いており、各種の低ビットレート音楽圧縮技術の比較表も掲載されていますので、一度Ogg Vorbisを試してみてください。Ogg Vorbisは、今のところパソコン上でしか楽しめません。台湾あたりのメーカーが、Ogg Vorbisの再生に対応するポータブルプレヤーを発売してくれることを期待したいですね。
 また、On2 Technologiesが「VP3」とOgg Vorbisの統合計画を発表しているとのこと、これもまた面白い話です。
 ご存知の通り、MPEG-4もライセンス問題で揺れています。WindowsMediaPlayerのwmvは確かに高性能のコーデックなのですが、全てをMicrosoftのツールに頼ることについては、何か釈然としない部分があります。QuickTime6もMPEG-4ライセンス問題では、ある意味で見切り発車しました。今後、ライセンス問題が火を噴く可能性はまだ残っています。そんな状況の中で、オープンソースのMPEG-4コーデックであるDiVXやVP3には、がんばって欲しいと考えています。VP3とOgg Vorbisのドッキング、楽しみです。
 それにしてもJPEGにもサブマリン特許の問題が浮上しました。GIFでさんざん揉めたのに、「JPEGよ、お前もか…」って感じです。
 小さいながらもソフトハウスをやっている私としては、ソフト開発にはお金がかかることは十分承知しています。商業ベースで考えると正当な対価を得られない開発プロジェクトでは、ロクなプログラムが出来ません。また、有名なフリーの高性能CADソフト「JW_CAD」のせいで、いくつかの中小CADソフトベンダーが倒産した事実も忘れられません。
 しかしなお、オープンソースプロジェクトには、コンピュータ技術の発展とデジタルデバイドの解消に、深い意味と意義があると思います。今後は、大手メーカーのライセンスに頼らない、安心して使える安価で高性能のソフトが、もっと増えることを願っています。

 話は飛びますが、ジョージ・マイケルが新曲で全米同時多発テロに対する米国政府や市民の反応を皮肉り、何でも米政府の意向に賛同するイギリスのブレア首相が「ブッシュに飼われるペットのプードル」として登場する…という過激なビデオクリップを発表したことには笑いました。やるなぁ…

2002/7/19

 深夜まで仕事を続け、疲れ果てて遅い時間にオフィスを出ると、なんとなく真っ直ぐ家に帰りたくない時があります。そんな時、私は自宅の最寄り駅の一駅か二駅前で降りて、一人で夜道を歩きます。人気の無い静かな住宅街を、20分ほどゆっくりと歩くのですが、必ずポータブル・オーディオプレヤーで音楽を聴きながら歩きます。私は、普段は夜中に自宅でステレオで音楽を聴いているのですが、この「夜ゆっくりと歩きながら音楽を聴く…」時間はとても貴重で、癒される時間なのです。

 家でじっくりと音楽を聴く時にはロックかクラシックが大半。しかも、最低でもアルバム単位で聴きます。ところが不思議なもので、この深夜に歩きながら音楽を聴く時には、好きな曲を繰り返し聴くことが多いですね。しかも、ちょっと「シンミリとしたい曲」が多い。
 深夜の散歩用に使っているプレヤーは、最近お気に入りのIntel Pocket Concertです。Intel Pocket Concertは内臓メモリが128MBなので、128〜160bitでエンコードしたMP3の楽曲が約20〜25曲入ります。だからこの中には、アーティストもアルバムのバラバラで夜中に歩きながら聞きたい曲だけを転送してあるのです。

 で、どんな曲を入れているのかというと…、これを書くのはちょっと恥ずかしいですね。だって、自分が好きなグループやアルバムを書くのは別に構わないのですが、「好きな曲」だけを書くとなると、なんとなく照れますね。ましてや、精神的に疲れた夜に歩きながら聞く曲というのは、要するに「自分が癒されたい曲」ってわけですから、これを書いちゃうのは何となく自分の心の中を覗かれるような気がします(笑)
 でも一部を公開すると、Bob Marley「No Woman No Cry」「Trench Town」、Janis Joplin 「Cry Baby」「Me and BobbyMcGee」、The Band「The Weight」「When I Paint My Masterpiece」、Ry Cooder「Stand by Me」、Niel Young「Hert of Gold」「Harvest Moon」、CSN&Y「Teach Your Children」、Don McLean「American Pie」…etc、まあこんな曲が入ってます。

 まあこのあたりの曲を聞いて癒されているわけですから、私のメンタリティも意外と単純です(苦笑)。洋楽なかりじゃなくて、邦楽も少し入ってたりします。ハイロウズとか… 。でも最近の最大のお気に入りは、前にも書いたようにLove Psychedelico「裸の王様」。
 数日前に歩きながらこの曲を聞いていた私は、無性に「鳴りのいいアコースティックギター」が欲しくなりました。セミアコを何本かと完全なアコギでは安いOVATIONを1本持っているのですが、今欲しいのはMARTIN「D-45」です。でも、ちょっと程度のいい近年モノだと、100万円近くします。ああ、でも欲しいなぁ…

2002/7/17

 サン電子からブロードバンド専用ラジオ「BiBio」が発売されました。これ実にいいですね。一般のラジオというかラジカセのような外観をしており、液晶表示パネルと2Wのステレオスピーカーが付いています。メモリースティックスロットを持ち、MP3およびWindows Media Audioフォーマットの再生が可能とのことです(CFカードならなおよいのに…)。著作権問題があるので録音は不可とのことです。他に未読メール数の確認機能も持っています。
 前にも書きましたが、私はインターネットラジオを日常的に愛用しています。いつも聞いているのは、住友金属工業「MUSIC MATCH JUKEBOX」というMP3エンコード/デコードの定番ソフトに添付されている「MUSIC MATCH RADIO」です。この中にデフォルトで設定されている「Clasic Rock」というチャンネルは、深夜に仕事をするときなんかは、BGMとしてずっとかけっぱなし。下手なラジオ局よりも選曲がいいし、日本のFMラジオのようにパーソナリティの余計なおしゃべりが無いところもいいですね。  ところで「MUSIC MATCH JUKEBOX」は、MP3のエンコード機能が制限されてはいますが、フリーソフトとしても入手可能です。

 いずれにしても、「スタンドアロン型インターネットラジオ」という「BiBio」のコンセプトは全面的に賛成です。仕事をしながらインターネットラジオを聴いている時に、起動しているソフトのバックでインターネットラジオ用のソフトをずっと起動しっぱなしというのも何となく不安だし、わざわざ別のパソコンを立ち上げる気もしません。ましてや、パソコンを起動することなくインターネットラジオが聴けるとなると、ごく普通に日常のBGMとして使えます。でも、35,000円という価格はちょっと高い感じがします。、実売価格が安くなればこの製品を購入するかもしれませんが、個人的には「ラジオの値段」なら1万円以下が妥当だと思います。
 何はともあれ、面白い商品が出ました。

 話は変わりますが、私はロックだけなくクラシック音楽も好きです。最近はちょっとしたクラシック音楽ブームとのことで、小沢征爾がウィーンフィルを指揮したニューイヤーコンサートのCDとDVDがベストセラーになったらしいですね。そういえば、著名なクラシック音楽の「さわり」だけを集めたCDなんかも売れているようです。でも、この手の「お手軽クラシック」というヤツは全く聴く気になりません。言ってみれば、昔流行ったポールモーリアみたいなもので、ただのつまらんBGMです。というより、ああいうのってイヤですね。クラシック音楽の中からメロディだけをエッセンスとして取り出す…というやり方は、リスナーをバカにしてる感じ。原曲を適当に換骨奪胎しちゃったら、もとの音楽の良さも作曲者の意図も全く伝わってきません。これはもう、原曲に対する冒涜だし、別の音楽です。
 もともと原曲レベルでポップな感じのクラシック曲は、それ自体を聴きません。だから、オーケストラが好きで、協奏曲でもピアノや管楽器の協奏曲は好きじゃないです。ましてやフルートやギターのソロ曲なんて、全く興味がありませんね。要するに「平均律の楽器」が前面に出ている曲は好きではないのです。協奏曲ならやはり厚みのある音を出すバイオリンが好き。中でも好きなバイオリニストは、チョン・キョンファ(鄭京和)。彼女のエキセントリックな演奏がたまらなく好きで、入手可能なCDはおそらく全部集めてます。

 今日の画像、何だかわかります? これは池袋の北口通路にある石像「いけふくろう」です(CP2500で撮影)。わざと平板に、アートっぽいイメージで撮影してみたものです(笑)。
 池袋の地下では有名な待ち合わせ場所ですが、まだ出来てから10年も経っていません。出来た時には、「池袋」と「ふくろう」をかけたアホなダジャレが鼻について、不愉快なイメージを持ってました。でも、いまや渋谷のハチ公像やモヤイ像と同じく、池袋で待ち合わせと言えば「いけふくろう」というほど有名です。おまけに、池袋の地下通路のあちこちに、ふくろうの像やレリーフが増殖し、いまや全部で20体以上のふくろうを見付けることができます。

2002/7/16

 今日は関東地方を台風が通過しました。私は、朝からオフィスで仕事をしていましたが、台風がいつ東京に来るのか気になるので、たびたびネットでニュースを見ていました。
 それで思ったのですが、「台風の現在位置」に関するリアルタイム情報がないのです。TVのニュースでも、台風の位置に関しては30分〜1時間の誤差があるのがふつう。ネット上のニュースや天気予報で得られるのも、せいぜい1時間前、下手すると2時間前の台風の位置です。今回の台風7号は自足60Kmで北上していたわけですから、1時間前の台風の位置なんて60Kmmの誤差があるわけです。これって、意味の無い情報です。
当たり前ですが、気象庁は気象レーダー等で台風の位置をリアルタイムで把握しているはず。なぜ、その情報をネットに流してくれないのでしょうか?
 ともかく納得できないですね、台風のリアルタイム位置情報が得られないなんて…。気象庁は世界有数の演算能力を持つコンピュータを導入しているのをはじめ、ハイテク機器に莫大な予算を費やしています。予報が当たる当たらない…という話で気象庁を非難するつもりはありませんが、レーダーで把握した台風の位置、場合によってはレーダーの画像自体を処理してリアルタイムでサーバーにアップするぐらい、そんなに難しい技術ではないはず。それとも、なんですかね、そんな情報を一般市民に与える必要がないと思っているのでしょうか。
 まあ、ひまわりの画像を個人で直接受信することも可能です。確か、ケンウッドが受信システムを一般に販売していたと思いますが、あれって結構お金がかかります。
 リアルタイムの台風位置情報が災害への対応に役立つ…ということもむろんですが、台風が現在どこにいるかって、多くの人にとって「絶対に知りたい情報」です。台風情報はアミューズメント…と言うと、被害者も出る自然災害に対して不謹慎な態度だと非難を受けそうですが、自分が直接の被害にあわない限り、本音の部分で「お祭り」的な視点で台風情報を見ている人は多いはず。私も同じです。むろん私にも、台風のために出張の飛行機が遅れたとか、昔自宅が床上浸水したとか、悲惨な体験はあります。私の両親は、伊勢湾台風で親しい知人が亡くなって悲しい思いをしたそうです。そんな私でも、台風情報に対する興味は尽きません。
 ともかく私は、気象庁のサービスの一環として「リアルタイム台風位置情報サーバー」を立ち上げることを、強く希望します。

 ところで現在、一番リアルタイムの台風情報が得られるのは、2チャンネルの実況中継板かもしれません。全国から刻々と寄せられる、雨や風の情報。多いときには1分間に10件以上の書き込みがされますから、まさにリアルタイムで天気の状況がわかります。今回も台風が通過する間、何度も2ちゃんねるを見てました。関東地方では、雨や風があまり強くなかったので、「ヘタレ台風」なんて言われてました(笑)

      ※今回の台風で被害に遭われた方に謹んでお見舞いを申し上げます。

2002/7/15

 2ちゃんねるのデジカメ板って好きですよ。読んでると飽きないですね。特にE-5700とかDiMAGE7iとか、S602とかの高画質機のスレが面白い。究極の画質談義っていうか、「レンズの分解能」、「ヌケ」、「軟調な絵」、「周辺部に目立つ収差」、「明部の出力」…等々、まあ一般のデジカメユーザーにはあまり馴染みのない写真用語が飛び交って、熱く燃えてます(笑)。まあ、大半がネタで議論しているのでしょうけど、中には本当にマジな人もいるようで、デジカメの画質論議というのは尽きないものだ…と、つくづく実感する次第。
 で、こうした難しい用語を駆使して議論している人たちが提示するサンプル画像見ると、自宅の窓から撮影したような何の変哲も無い風景やら、ノラ猫やら花やらが並んでる。これが笑っちゃいます。画質にこだわって高画質デジカメを購入する人たちって、いつもこういうつまんない写真を撮ってるんでしょうか? また、高級機ユーザーが公開しているホームページを覗いても、まあ大半は花やら風景画像やら何だかデジカメのインプレッション記事に載ってるサンプル写真みたいなものばかりです。
 これは別に「批判」をしているのではありません。デジカメの楽しみ方なんて人それぞれに違うわけで、被写体は「画質の判断がしやすいもの」という選択基準で決めている人がいたって一向に構いません。また撮影した画像をじっと眺めて、「周辺部に収差が出ている」とか「全体的に軟調だ」とか判断することが楽しい…という鑑賞方法もあるとは思います。でも私は、「レースクイーンをより高画質で撮影したい」ために高画質一眼レフタイプのデジカメを購入する…という動機の方が健全だと思うし納得もできます。機種による細かい画質の差を比較検討するのもよいと思いますが、個人的にはそんなことをやって何が楽しいのかよくわかりません。
 デジカメの画質という点について、私は非常にアバウトです。確かに世の中で「高画質機」として評判の高い機種は、概ね間違いなく高画質の画像が得られます。私が使っているデジカメで最も画質がよいのはNikon「COOLPIX5000」だと思いますが、これは文句なしに高画質です。でも、私が日常的に撮影する「旅行の記録画像」、「女の子の画像」や「飲み屋の画像」などをパソコンに蓄積して鑑賞している範囲では、この500万画素の「COOLPIX5000」と同じNikonの200万画素機「COOLPIX2500」との画質差は、「無いに等しい」のです。ましてや、「COOLPIX5000」とFuji「S602」の画質差なんて、限りなくゼロに近いわけで、言ってみれば「どっちも高画質」の一言で片付いちゃう問題。そんな私が、2ちゃんねるの高画質機のスレを見ていると、何となく滑稽に感じます。

 一方、Yahooのデジカメ掲示板も、賑わっています。こちらはこちらで、別の意味で面白い。「はじめてデジカメを購入するのですが、予算5万円で携帯性重視だと何がお勧めですか?」なんて質問に対して、相変わらず「FinePix401かIXY300aを薦めます」なんて、カタログスペックだけで平然と具体的機種を挙げて薦めていたりします。前から言ってるんだけど、自分が使ったこともない機種をなぜ他人に薦められるのか、私のような凡人には理解し難いところです。「私は○○という機種と△△という機種を使っていますが、△△の方がお勧めです」という答え方が妥当だと思うのですが、いかがでしょうか。
 掲示板で書かれるユーザーのインプレッションというのは、私も購入時には必ず参考にするほど重要視しています。役に立つデジカメ情報というのは、あくまで実際に使ってみたインプレッションなのであって、使ってもいないデジカメについていいの悪いのと言ってみても、私は全く無意味だと思うのですが…

 サイバーショットUの発売日が近づいてきましたね。自分自身が買うかどうかを、他人事のように自分で賭けて楽しんでます。実機は、SONY嫌い、メモステ嫌いの私をして買わしめるほど魅力的でしょうか…(笑)

2002/7/13

 「…T・ZONEが、コスプレ喫茶『Mary's』を7月19日に東京・秋葉原にオープン…」というニュースがありました。
 「コスプレ喫茶」とは何ぞや?…と思ったら、「主にメイド服を着用したウェイトレスによる飲食物の提供とコスプレマニア向け情報の提供」を目的とし、コンセプトは「コミュニケーション型癒し系キッチン」というコンセプトのお店なのだそうです。
 既にこの「Mary's」というお店のWebサイトが開設されており、それによると「コスプレ・メイドさんファンのあなたに特大ニュース!秋葉原の喧噪を抜けたとろこに秘密の隠れ家」ということで、メイド服のスタッフ女性の画像もアップされていました。

 いや、私は「Mary's」にぜひとも行ってみたいですね。別にメイド姿のウェイトレスにサービスを受けると癒される…ってわけではありませんが、こうした新しい社会現象にはすごく興味ありますね。
 ところで、「癒される」というのは、辞書によると「悲しみや苦痛をなくす」という意味ですね。最近の「癒しブーム」の中では、「心に平安をもたらす」というような意味で使われているのでしょう。ってことは、最近は「メイド服のウェイトレスのサービスを受けると癒される…」という人がいるわけです。
 要するに、メイド服は「従順」を象徴し、「従順な女性にサービスを受ける」ことで心が癒される。…ったく、ジジくさいというか、悲しい話しですね。若い世代を中心に女性とのコミュニケーションがうまく取れない男性が増える中で、ノーマルな男と女の関係を作ることができない男性が、妄想の中で従順な女性を追い求めていく…、こんな男性が一般化したら困ったものです。
 ただし、美少女系アニメやバーチャルアイドルにハマっていても、現実の生活の中では普通に社会生活を営み、女性とも付き合っている…というのなら、何も問題はないわけです。美少女系アニメだのバーチャルアイドルだのという言葉を聞くと、顔をしかめる向きもありますが、現実の生活や現実の人間関係とはきちんと切り分けた上での「嗜好」であれば、基本的には問題はないと考えます。
 私は、メイド服を着て男性にサービスをすることを1つの仕事と考える女性がいて、一方でそれを見ると癒される人間がいて、需要と供給のバランスが取れていれば、こうした「コスプレ喫茶」が存在しても一向に構わないと思います。ここに客として来る男性が、メイド服姿の従業員を性的な欲望の対象として見ることも別にOKだと思います。あまた存在する「風俗産業」の一形態だと思えば、すっきりと理解できます。
 第一、私は基本的にフェティッシュな性的妄想というのは、嫌いではありません。見知らぬ相手に痴漢をしたり下着を盗んだりするのは論外ですが、恋人同士でフェティッシュな遊びをするのは、至って健全なあり方だと考えています。健全というよりも、性的な関係の中では、ジェンダーの倒錯、SM、その他諸々のフェチ行為全般は、人間が想像力を持つ高等な動物である証にほかなりません。

 今日の画像は「ウサギ」です(CP2500で撮影)。黒い床の上の黒いウサギですから、ちょっとわかりにくい画像になってます。ウサギをストロボで撮影するにあたって、「赤目軽減」のためのストロボのプリ発光をしてみたのですが、やっぱり目は赤く写りました(笑)。
 昨夜「かつら」で飲んでいたら、午前1時過ぎ頃に少し酔ったくまさんが大きなウサギを抱いてやってきました。「コジコジ」という名前だそうで、体長40pくらい、体重は10Kgを超えていそうな大きなウサギです。その後、朝方まで「ウサギ汁」の話をしながら飲んでましたが、こんなシチュエーションって、確か先週もあったような…

2002/7/12

 日記特別編   ライターというお仕事  その1   です。


2002/7/11

 「相田みつを」という書家・詩人がいます。私は全く興味がなかったので名前しか知らなかったのですが、先日「相田みつをの書が大好きで、見ていると気持ちが和む、元気が出る」と力説する女性に会いました。しかも、世代を問わずけっこう人気があるというのです。それで、ちょっと合田みつをの作品なるものを見てみたわけです。
 実際にいくつかの作品を見たところ、何だか「物悲しい」気持ちになりました。この安直な言葉の羅列と、「いかにも」という書体はいったい何なのだろう…

「心おだやかに 今日を生きる」
「夢はでっかく 根はふかく」
「一生勉強 一生青春」
「しあわせはいつもじぶんの心がきめる」
「うつくしいものを美しいと思える あなたのこころがうつくしい」

 これらのフレーズが、一応「書」らしき形の無骨な手書き文字で書かれています。そう、「いかにも素朴な心が感じられる」…というクサい書体です。

 …この「詩」とも「格言」ともつかない安っぽい言葉の羅列の、何がいったい心に響くのか、どこが癒されるのか、さっぱり理解できません。私は「詩心」を感じないので、「キャッチコピー」に近いと思います。
 ハッキリ言えば、こんな安直な言葉に「感動した」とか「生きる勇気を与えられた」という人間が存在するという事実については、わからないでもありません。こんな安直なフレーズに感動したり感銘を受けたりする人は、きっと「言葉」に対する感受性が鈍い人なのでしょう。最近では、本来の「言葉の持つ力」を理解できない人が増えたみたいで、それは大人がくだらない童話や寓話に感動する…という世情にも反映されている通りです。最近はその手のベストセラーが、ますます増えてきました。言葉の力を読み解き、感じる…という作業は、実は感性と訓練が必要です。植谷雄高や島尾敏男の作品を感性を研ぎ澄ませながら読んでいく…なんてスタイルは、既に多くの人から忌避されるものになったのかもしれません。

 そういえば、「相田みつをの書」と似たような存在に「武者小路実篤の色紙・絵皿」がありますね。「仲良きことは美しき哉」なんて言葉とともにかぼちゃやナスビの無骨な絵とかが描いてあるあの色紙です。友人の家の床の間に置いてあったり、街の食堂の壁に掛かっていたりするヤツです。あれ、一体何なのでしょうね。
 最近流行っている「絵手紙」というヤツも嫌いです。下手な絵とちょっと気の利いた言葉を添えたハガキを送る…、それがどうした!って感じですね。私は気持ちを伝えるには電子メールで十分ですし、そんな小細工をしなければ相手に気持ちを伝えられないほど表現力がないのか…、と言いたいです。私は絵手紙なんか貰ったら、送ったヤツの頭の程度と感受性を疑いますね。

 ここまで書いて気がつきましたが、私はきっと「相田みつをが嫌い」なのではなく「相田みつをが好きな人…が嫌い」なのです。しかし、こんなこと書くと相田みつをのファンからは忌み嫌われそうです。別に構いません。私の方も、あなたとは気持ちが通じ合いそうにないですから…(笑)

 ところで、本文の冒頭に相田みつをの言葉を5つ挙げました。うち、1つは相田みつをの言葉ではなく、「バカでも書ける安直なフレーズ」という証拠に私が創作したものです。5つのうちどれが私の創作か、わかりますか?

 しかし、我ながらけっこうヒドイこと書いてるなぁ。オマエは何様だ?…って感じですね(苦笑)。

 今日の画像は、渋谷で見かけたキャンペーンギャルです(CP2500で撮影)。何のキャンペーンだか知りませんが、ピンクのミニドレスで、道行く人に何かパンフレットを配布していました。
 キャンギャルというのもたいへんなお仕事ですね。やはり露出度の高い服を要求される現場が多いようで、容姿以前に「見られることが好き」な女性じゃなきゃ務まりません。私の周囲には「不特定多数に見られたい」という女性があまりいませんが、女性としてはかなり一般的なメンタリティなのでしょうか。キャバクラでバイトする女子大生と共通する心理があるのでしょうか。私の言ってること、ピントがズレているかも…です。女性との付き合いが多い私ですが、このあたりはあまりよく分かりません。

2002/7/10

 先日のワールドカップでは、「ニッポン!ニッポン!」の掛け声が日本中の街角に響き、いわゆる「サンデーナショナリズム」が猛威を振いました(既に忘れ去られたみたいです…笑)。共催相手の韓国が準決勝まで勝ち進んだことで、いわゆる「誤審問題」が話題を集めました。こうした中で「日本人と韓国人の国民性の違い」なるものが、いまさらのように議論されました。で、こうした話題になると、誰もがよく分かっていない2つの言葉が頻繁に使われます。曰く「日本人」と「日本民族」です。
 さて、私は「日本人」です。でも「日本人」って何だろう…と、考えることがあります。日本人の定義って、いったい何でしょう?
 「日本人」の最も簡単な定義は、「国籍法」による規定です。詳しくはこちらを参照してください。日本に国籍法が制定されたは意外と新しく、明治32年のことです。その後数回改正され、最後は1985年に改正されています。現在は「父母両系血統主義」ですから、単純に言うと「両親のいずれかが日本人である」ことが、日本人の定義です。まあ、日本の国籍法の理念の是非は別にして、この国籍法による定義だけでは、「日本人」であることの説明として何か釈然としないものを感じる人が多いかもしれません。父母両系血統主義に基づいて(1985年までは父系血統主義でしたが…)両親のそのまた両親…という風に考えていくと、「自分が日本人であることの根拠」なんてものは、実に曖昧で希薄です。古代から日本にはたくさんの異民族が住んでいましたから…。むろん、血統以外にも「日本人」を定義してくれそうな要件はあります。しかし、居住している場所で「日本人かどうか」が決まるわけではありません。海外に居住している日本人はたくさんいます。また言語で決まるわけでもありません。ドイツ駐在が長かった私の友人の娘は、日本語よりもドイツ語の方が達者です。じゃ、日本人って一体なんでしょう?
 「日本民族」なんてのは、もっとよくわからない概念です。少なくとも、「日本人」であることと「日本民族」であることとは、明確に違いますよね。サッカーの日本代表のサントスのように帰化することで国籍法上の日本人になった人は、何十万人もいます。特に朝鮮から帰化した人々がたくさんいることは周知の通りです。
 すると、われわれが概念として同一視したい「日本民族であり、日本人でもある」という人は、いったいどういうことなのでしょう。

 結局のところ「日本人」の多くは、「日本人」の定義について説明できないままで、日本人と外国人を峻別しようとしているのだと思います。ましてや「日本民族」について、その定義を説明できる人は、ほとんどいないかもしれません。文化を同一にするのが民族だとすれば、「日本民族固有の文化」を指摘する必要がありますが、私はそれが何だかわかりません。「茶の湯」や「能、狂言」や「わび、さび」や「着物」なんかじゃないことは確かです。

 …ここまで書いて、私は自分が何を書きたいのかよくわからなくなってきました。(笑)
 一つだけ言えることは、私はワールドカップ期間中に日本中で叫ばれた「ニッポン!ニッポン!」というコールを聞くたびに、多少ならず苛立っていました。
 街がいつもの静けさを取り戻し、「サンデー・ナショナリズム」がシャボン玉のようにはかなく消えた現在、私の心にも平安が戻りつつあります。

 今年の夏は、思いっきり遊ぼう!…と決心しています(笑)

2002/7/9

 長野県議会による田中知事の不信任のニュース、なんとなく興味を持って経過を見守ってます。作家としての田中康夫にも、小太りのTVタレントとしての田中康夫にも、特に興味はありません。ただ、彼が知事になってすぐに「脱・記者クラブ宣言」を行ったときに、「表現活動とは一人ひとりの個人に立脚すべきで、それは責任有る言論社会の基本…」という趣旨の発言をしていた点には注目しました。私自身も「表現は個人から始まる」と強く思っていたからです。
 社会を見渡してみると、「個人ではない立場」で発言する人が増えています。自分が所属する企業や団体、宗教、さらには国を含む居住地域など様々な集団をバックにした「私たちは…」「我々は…」で始まる主張は多いのですが、「私は…」という一人称で始まる主張は、あまり聞かれなくなりました。そんな中で「表現活動とは一人ひとりの個人に立脚すべき…」と言い切る彼の主張は、私のメンタリティに近いものです。

 さて、私が長野県政に注目しているのは、実は田中康夫なる人物の動向や発言、政治的ポリシーなどに注目しているからではなく、実は「長野県」そのものに注目しているからです。私は、長野という県がわりと好きなのです。

 長野県は「信濃の国」。この信濃につく枕詞は「みすずかる」で、「みすずかる信濃」という言葉は万葉の時代から使われていました。「みすずかる」とはすず(篠)竹を意味する…と知ったのは、長野をこよなく愛した在野の考古学者、藤森栄一の著作によってです。篠竹というのは笹の一種であり、確かに私にとっての長野県のイメージの中にも「一面の笹原」があります。
 山が好きな私は、高校時代から長野の山に登り続けました。中でも好きだったのが北八ヶ岳、霧が峰、美ヶ原近辺です。いまはなくなった雨池から双子池へ向かう樹林の中の道、黒百合ヒュッテから高見石小屋への道、秋も深まり人がいなくなった霧が峰の八島湿原の周辺…など、高校から大学の頃に歩いた道が思い出されます。
 むろん、長野での登山は八ヶ岳周辺に留まりません。槍から三俣蓮華あたりを中心によく歩いた北アルプス、木曽駒から宝剣岳を中心に登った中央アルプス、聖岳が好きだった南アルプスなどもよく行きました。山や高原だけではありません。友人が住んでいた松本はむろん、蓼科や大町、伊那や駒ヶ根など、好きなエリアや町もたくさんあります。
 そんな長野の中で、「みすずかる→一面の笹原」をイメージする場所は、たくさんあります。特に私が好きだった北八ヶ岳近辺には笹原が多い。例えば大河原ヒュッテのある峠のあたり、縞枯山荘周辺など、北八つの中でも開けた場所の風景を思い出すと、そこには必ず「一面の笹原」があったように思います。

 近世、明治以降における長野というのは、山に囲まれたエリアでありながら、非常に先進的な県です。秩父困民党が最後の拠点としたのが佐久地方であったことでもわかるとおり、先進的な自由民権思想をいち早く取り入れた地域でもありました。佐久地方の農家の屋根裏から、ルソー「民約論」の初版本が発見された話も有名です。長野県の旧制中学校や高等学校では、明治・大正時代を通して非常に人権意識の高い教育がなされたそうです。
 産業面でも、繊維産業、精密機械工業の発展によって日本の先端技術を支えるエリアへと発展しました。自然と産業、そして教育などをバランスよく発展させてきた地域でもあります。

 …だからというわけではないのですが、私はやっぱり、長野県政の行方が気になります。

2002/7/8

 都内のいくつかのエリアで、歩行喫煙を禁止する罰則付きの条例が施行されようとしています。そこで、以前も書きましたが、今回もタバコと喫煙について思うところを書いてみましょう。どうもタバコの話は「タブー」であり、最近では「喫煙者はバカ」に近い扱いを受けています。「体に悪いことを好んでやっているバカ」「他人の迷惑を顧みないバカ」…という扱いですね。
 前にも書いたように、私は喫煙の有害性については十分に承知した上でタバコを吸います。私が喫煙者であるのは、「タバコを吸うという行為が好き→タバコの販売も喫煙も社会的(法的)に認められている→購入して喫煙する」…たったそれだけのことです。一方で、嫌煙論者の最大の主張は「煙草は嗜好品である→にもかかわらず周囲の人間に多大な迷惑をかける→従って禁止すべきだ」というものです。個人の嗜好の自由を認めるよりも、周囲の人間への迷惑が上回る…と社会が判断すれば、それは「法律による規制」という形で具体化するはずです。現在では、そうした状況になっていません。タバコの販売と喫煙が禁止されたら私は、タバコを吸いません。逆に言えば、現在の状況が続く限り、私は喫煙をやめる意志はありません。

 私は時々、嫌煙論者の主張を不愉快に思うことがあります。それは、「法的に規制されていないからといって、他人に迷惑をかけるようなことをやってもよいのか?」…という、モラルを振りかざされた時です。「他者への迷惑」と「それを承知での嗜好の自由」…は、社会の中でバランスを持って行われるべきだと思います。従って、喫煙をモラルの問題で問われれば、私は「余計なお世話」だと思いますし、「他人に迷惑をかけても好きなことはやる」…と答えます。でも、本音の部分で私は、自分がモラルのない人間だなどとは思っていません。喫煙者が守るべきモラルというのは、「禁煙の場所で吸わない」「吸殻を道路に投げ捨てない」…などであり、喫煙が許されている場所での喫煙に関してモラルをとやかく言われる筋合いはありません。

 私はお酒が嫌い…というよりも酔っ払いが大嫌いなので、アメリカのように「公共の場所での飲酒」及び「公共の場所で酔っ払う行為」に対して、厳しい罰則を設けてもよいと思っています。とは言え、お酒も嗜好品なので、多少のことは目をつぶってもよいとも考えてます。以前も書いたように、「障害や殺人などの凶悪犯罪の40%以上に飲酒が関係している」という統計があるそうです、この数字の根拠のほどはわかりませんが、新聞や雑誌などで報じられる凶悪事件の中で「酒を飲んでやった」というのが非常に多いことは確かです。これだけを見ても、飲酒は明確に社会に迷惑を与えています。しかし、社会は「飲酒を認めることによって蒙る社会的デメリットと、飲酒という個人の嗜好を認知することのメリット」を秤にかけた上で、酒類の販売と飲酒を法的に許容しているわけです。それが社会の多数のコンセンサスならば、私は道を歩いている酔っ払いに「迷惑だから家で飲めよ」とは言いません。
 また、「空気中に有害物質を流して他人迷惑をかける行為」の例としてクルマの排気ガスの話を持ち出すと、嫌煙論者は「それは使い古された論理のすり替え」と言います。でも個人的には、どこが論理のすり替えなのかよく理解できません。…というよりも、趣味でクルマを年間何万キロも乗り回しているヤツの行為を「モラルに反する」と指摘した場合の、「明確で納得できる反論」を読んだことがありません。「クルマは社会に必要なものだから嗜好品のタバコと一緒にはできない」…というのもおかしな話です。私の周囲には、「仕事ではなく趣味で」クルマに乗っている人間が喫煙者と同じぐらいたくさんいます。だいたい、東京都内に住んでいてクルマなんか全く不必要です。でも、彼らは必要もないのに大気中に有害物質を撒き散らしています。
 私個人もそうです。私は、周囲の人に迷惑をかけることを承知で長い間バイクに乗ることを趣味としてきました。特に2サイクル車が好きなので、排気音や排気ガスなどで喫煙以上の迷惑を社会にかけてきたと思っています。でも、バイクなんかクルマ以上に社会的必要度は小さく(実はクルマよりもバイクの方がはるかに環境には優しいのですが…)、バイクに乗ることが法的に許容されているのは、まさに…「他者への迷惑」と「それを承知での趣味・嗜好の自由」がバランスを持って行われてる実例…だと思いっています。

 繰り返しますが、私は喫煙に関しては、周囲の人に迷惑をかけることをわかってやっているのか?…と問われれば、その通り…としか言いようがありません。でも、それは、「喫煙が法的に認められている」…という1点において、「社会的なコンセンサス」の範囲の行為だと考えています。自分は「喫煙者に対してコンセンサスを与えた覚えなどない」…という嫌煙論者がおられたら、喫煙者に悪態なんかをついてないで、ぜひとも「喫煙禁止法」「煙草類販売禁止法」の成立に向けて努力して下さい。

 私は、社会的に認められていない、言い換えれば法的に認められていないことは、原則として(笑)やりません。ちなみに、私はマリファナ(あえて直截に表記します)も好きです。でも、それを買うこと売ること吸うことが認められている国だけで楽しむことにしています。間違っても日本国内には持ち込みませんし、国内で採取したり栽培したりはしません(方法は詳しくしっていますが…)。覚醒剤やコカインなどをやろうとは全く思いませんが、マジックマッシュルームが禁止されたのは残念に思っています。

 それにしても…、他者への迷惑の問題はおいても、体に悪いことを好んでやっている喫煙者は確かにバカです。むろん、健康に著しく悪い影響を及ぼす厚底サンダルやミュールを履く女性はみんなバカです。体に悪いと知りながら高カロリーの食事を続けるデブもまた、バカです。

 さて、今日の画像は「USBアロマテラピーポット」です(CP2500で撮影)。
 これは、中に少量の水とアロマエキスを入れてUSBケーブルでパソコンに接続すると、USB給電によってヒーターが熱せられ、アロマ成分が気化する…というただそれだけのものです。USB扇風機と同じで、単にUSBを給電だけのために使う「バカバカしい」グッズです。付属のレモンエキスを入れたんですが、トイレの芳香剤のような下品な香りがしました(笑)
 それにしても、この手のUSB給電グッズって増えましたね。こんなアロマポットよりも、同じ原理なら「電気蚊取り器」の方が役に立つと思うのですが…
2002/7/6

 今日は、真夏のように暑い1日でした。
 某誌の企画で、久しぶりに自作機のオーバークロックに挑戦するために、またまた秋葉原でお買い物とあいなりました。総額5万円前後のローコストマシンで2GHz超を狙うというのが目標。そうなると、CPUの選択は限られます。ここは、Pentium4でいちばん安い1.6GHzを選択します。NothwoodコアのPentium4は、かなりオーバークロック耐性が高いとの評判です。1.6GHzは約16,000円で購入しました。
 今回のマザーボードはGigabyte「GA-8SRX」です。これはチップセットにSiS645を搭載したソケット478対応マザーで、DDR DDR333メモリに対応しています。これまた10,500円と、かなり安く購入できました。
 ビデオカードのオーバークロックも予定しており、狙うのはGeForce4あたりです。これも1万円以下でゲット。さらに、ATA133で7200回転のHDDを8千円台でゲットし、あとはDDRメモリです。DDR2700が先週末から大幅に値上がりし、256MBで5千円を超えていました。ホントは384MB欲しかったのですが、ここは256MBで我慢です。あとは格安のCD-ROMとPentium4ケース、マウス、キーボード等を購入して、総額5万円台で収まりました。
 1時間ほどで買い物を終え、オフィスに持ち帰って早速組み立てです。すんなりと組みあがり、WindowsMe、各種ドライバ、そしてベンチマークソフト等をインストールするまでに約1時間半。インストールが終わると、早速オーバークロックに挑戦です。
 Gigabyte「GA-8SRX」というマザーは、ほとんどオーバークロック動作の報告がないので、ちょっと不安です。BIOSで、まずは電圧を変更せずにクロックを上げていきます。105MHz、これはあっさり動作しました。120MHz、これもOKで、この段階で既に1.9GHzで動作しています。ベンチマークもしっかり計測しました。125MHz、これまた起動しました。でもほんのちょっと2GHzに足りません。そこで127MHzで起動したところ、無事2GHzを超えて起動しました。けっこう安定しています。ベンチマークも計測しました。
 さて、こうなると「GA-8SRX+Pentium4 1.6GHz」でどこまでクロックを上げられるかが気になります。むろん、CPUファンなどはリテールパッケージのままです。特別なことはやっていません。電圧を上げて2.2GHz動作に挑戦です。
 …この続きは来週にでもご報告します。

2002/7/5

 しかし、デジカメの話に興奮する人…多いですね。私がこんなサイトをやっていると「自分が愛用しているデジカメの悪口を書くな」…という趣旨のメールを時々頂きます。まあ何を言われても、私は好きなように書きますけど…(笑)。Webサイトを開設して言いたいことを書く…、これ基本です。自分の意見と違うからと言って、ゴチャゴチャとつまらんことを言わないでもらいたいですね(笑)。このサイトはメーカーのヒモ付きじゃなく自前で運営しているのだから、好き嫌いはハッキリと書きます。
 Yahooのデジカメ掲示板なんかでも、「特定機種について悪く書くな」という意見を見かけます。理由は「所有者が不快に感じるから」というのですから、不思議な話です。趣味嗜好の世界で自分の好みを書いて何がいけないのでしょう。自分の好みを書くということは、「好き」だけでなく「嫌い」についても書く方が自然です。「自分はAという機種が嫌いだ」と書かれたら、「ああそうですか、でも私はAという機種が好きです」…それだけのことじゃないですか。なぜ、その先まで議論しなきゃならないのか、相手を説得しようとするのか、よくわかりません。他人に自分の好みを押し付けてもしょうがないし…。お互いの意見を尊重する…ということは、「何も言わない」ことではありません。お互いに思っていることを全て言い合った上で、相手との意見の違いを互いに認める…、ということです。ネタで議論するのは楽しいけど、たかがデジカメの話でマジに熱くならないで欲しいところです。
 まあ、これはデジカメの世界に限った話ではありません。バイクやクルマなんかも似たような世界です。プロスポーツの世界でも、同じですね。サッカー関係の掲示板を読むと、贔屓の選手の悪口を言ったの言わないのと、くだらない議論が続いたりしてます。いいじゃないですか、贔屓のチームや選手をも認めない人がいたって…。自分と相手は好みが違う…、ただそれだけのことです。
 私は、他人の趣味や嗜好には全く興味がありません。ついでに言わせて貰えば、他人の思想、信条、宗教などにも全く興味がありません。

 話は変わって、先日某飲み屋でお会いした男性は30代の後半、バンコクでオープンバーを経営しているのだそうです。仕事で行った現地で好きな女性ができたので、お店を持たせたと…。何でも35万バーツほどでスクインビットの外れに小さなオープンバーを開設したそうです。で、半年ほど日本に戻って、その間はいつも電話をしていた。で、久しぶりに現地を訪れてみると、その女性はドイツ人といい仲になっており、妊娠までしていたそうです。おまけに、お店も取られてしまったそうです。
 彼は頭にきて、裏切った女性が前に勤めていたお店のママの協力を得て、もう1軒オープンバーを開いたというのです。しかも、取られたお店のすぐ隣に…。今は、裏切った女性と張り合ってるところだそうです。
 いや、なかなか無意味に根性のある男性で、タイあたりのプロの女性を相手にした話としては、けっこう面白かったです。

 …というのも、バンコクをはじめ最近のアジアには、現地のプロの女性と「擬似恋愛」に陥る若い男性がたくさんいます。日本であまり、というかほとんど女性経験がない男性が、現地のゴーゴーバーやマッサージパーラーの女性を連れ出して数日間一緒に過ごすうちに、相手に恋愛感情を抱いてしまいまず。その結果、バイトをしては現地に通い詰めたり、場合によっては仕事の当てもないのに住み着いたりします。で、しばらくゴチャゴチャやってるうちにお金が続かなくなる。それで相手が別の男とデキちゃったとたん、キレたり落ち込んだりするケースがけっこう多いですね。あとは、「結婚話」を持ち出して散々お金を取られた挙句に振られた…というのもよく聞く話。こういう男性は20代の後半から30代の前半あたりに多いですね。
 なんか、こういう男性を見ていると、いたたまれなくなります。人生で、女性と普通に付き合ったり、別れたり…という体験はすごく大切です。そういう体験をすっ飛ばして、東南アジアのプロの女性と擬似恋愛に走る…というのは、とても安易な感じ。日常生活の中で、もっと身の回りの女性に声を掛けて積極的に行動しろよ…と言いたくなります(余計なお世話かも…)。
 私は女性好きを自認しているのですが、身辺に女性のいない生活…をしたことがありません。だって、女性がいなかったら人生の楽しみの半分以上がない…感じ。どんないいバイクを持ってたって、デジカメ買ったって、女の子と一緒に楽しめなきゃ面白くも何ともないですもんね(笑)。

 それにしてもLOVE PSYCHEDELICOの新譜「裸の王様」はいいですね。フォーキーでしかもカントリーの雰囲気を持ちながら、要所要所にはロックなアレンジも…。何か、懐かしい感じの曲です。アメリカのフリーウェイをクルマで走っている時にFMラジオから流れてきたら、ピッタリ合いそうな曲です。彼らがデビュー前に制作した曲だそうですが、いいセンスしてますね。

 …ああ、今日もまた、ホントにどうでもいい勝手なことを書いてるなあ…、日記になってないですね(笑)

2002/7/4

 今日はアメリカの独立記念日です。その独立記念日に因んだ(?)駄文を書きました。
 日記特別編   幸福のコイン、ペニー銅貨と「ギザ十」   です。


2002/7/3

 「デジカメが好き!」という人には、いくつかのパターンがあります。「写真を撮影することが好き」という人。そして「デジタルギア、パソコン周辺機器としてのデジカメが好き!」という人。さらに「カメラが好き、カメラを操作することが好き」という人もいるでしょう。
 日本ポラロイドから発売された「HOLGA120カメラセット」は、写真を撮影することの楽しさを、デジカメとは全く異なる視点で味わわせてくれるものです。一言で言うと「ブローニー判トイカメラにピールアパートフィルムを使うポラロイドパックを付けた…」カメラです。
 中国製トイカメラ「HOLGA」は、ロシア製トイカメラ「LOMO」と並んでカメラ好きには良く知られたトイカメラです(こちらこちらを参照)。
 HOLGAは、LOMOと違ってブローニー判フィルム(通常の35ミリフィルムでなく120サイズのフィルム)を使います。つまり、6×4.5や6×6の写真が撮れるトイカメラなのです。ブローニーフィルム、すなわち大判の魅力…というと、「高い粒状性による先鋭な描写」「緻密な階調表現」などの点を挙げるのが普通ですが、HOLGAに限ってはそんなカメラではありません。歪んだプラスチックレンズといいかげんなピント、さらに工作精度が低いため光が漏れることも多く、「まともな写真を撮れる方が少ない」というカメラです。現像してみるまではどんな写真が写っているかわからない…ゆえに、一部のアーチストに愛されているのもご愛嬌ですね。
 いずれにしても、ブローニーフィルムはカメラに装着するだけで、35ミリやAPSフィルムのように簡単にはいきません。たるみをとるのにもコツがいります。装着が面倒な分、「これから写真を撮るんだ」…という、厳粛な気分を味わわせてくれます。
 それにしても、このトイカメラにピールアパート(剥離)フィルムを使うってところがまたよいですね。ピールアパートフィルムとは、ネガシートとポジシートからなり、現像後にネガシートを引き剥がすことによってプリントを得る、ポラロイド・インスタントフィルムの原点というべきフィルムです。プロカメラマンが確認用に使っているのを見たことがある方もいるでしょう。これまた、マニアックでいいですね。
 いずれにしても、この「HOLGA120カメラセット」は、「写真を撮ることを楽しむ」よりも「写真を撮るまでのプロセスを楽しむ」カメラです。価格が安いところも魅力です。こちらでは、9980円で購入できます。むろん、カメラ本体を含めた価格です。
 デジカメは好きだけど銀塩写真をあまり撮ったことがない…という方、ぜひとも「HOLGA120カメラセット」を買って、「カメラと写真撮影の真髄」(笑)に触れてみてください。

2002/7/2

 「うさぎや」の「どらやき」はすごく美味しいですね。「うさぎや」と言っても3軒あります。上野御徒町、日本橋、そして阿佐ヶ谷です。どらやきの値段はそれぞれ1個180円、170円、160円…です。どれも美味しいのですが、味は微妙に違います。この中では、私は阿佐ヶ谷のうさぎやがいちばん好きです。たまに、日曜日にクルマで買いに行きます。甘さを抑えた餡がたっぷり、皮は厚いけどフワフワで、もうたまりません。かなり大きいけど、一気に2個はいけます。

 この前、銀座の東京羊羹の前を通り掛かったらどらやきを売っていました。東京羊羹は羊羹などは頂き物で時々食べますが、何故かどらやきを食べたことがありません。それで、ちょっと買ってみました。…で、こりゃダメだ、って感じ。全然美味しくありません。阿佐ヶ谷のうさぎやのどらやきと比べると、もう月とスッポン(表現が古いなぁ)。何だか、文明堂の三笠山を食べてる感じでした。甘味の老舗なんだからもっと精進しろよ、と小一時間問い詰めたい…

 池袋に「寶樹」というラーメン屋があります。ラーメン屋というよりも中華料理屋なのですが、ここのラーメンは時々ラーメン通の間で話題になります。で、一度行ってみようと思っていたのですが、先日念願かなって食べてきました。ネットで調べると実にわかりにくい場所です。池袋西口を出て正面の広い道を丸井本店の方へ行きます。丸井のある交差点を右折し、「池袋郵便局前」という交差点でときわ通りを渡りそのまま真っ直ぐ川越街道方面へ歩きます。しばらく歩いたら、池袋西教会と池袋第五小学校の間の道を左折して、住宅街というか特に目印のない道ををゴチャゴチャと数分歩いたところ…、と言っても地元の人じゃないとわからないでしょうね…。
 で、やっと見つけたのは見逃しちゃいそうな小さな中華料理店でした。数人でいっぱいになるカウンターと小上がりにテーブルが3つという小さなお店。私が行ったのはワールドカップ決勝の試合直後の夜10時頃でしたが、オバチャンが一人でTVで閉会式を見てました。「鳥そば」を頼んだところ、これがまた美味しいのです。タンメンのような薄味のスープですが、しっかりとしたコクがあります。ラーメン店のラーメンとは違い、いかにも中華料理屋の麺です。
 オバチャンは、閉会式を見ながらしきりに話しかけてきます。ワールドカップの決勝戦には感動したと…。何でも、閉会式で使われた折鶴を100羽以上折って届けたのだそうです。
 その「寶樹」の住所は、豊島区池袋4-5-5…です。探して行ってみて下さい。

 今日の画像は、6月30日の日記に画像を載せた、「インド風アイスクリーム作り器」で作ったアイスクリームです(CP2500で撮影)。
 これは、いつも行く無国籍料理レストラン「かつら」のインド人シェフ、サティヤさんが特別に作ってくれたものです。スパイスの香りがする不思議なアイスクリームです。さっぱりしててすごく美味しいのですが、残念ながらメニューにはありません。インド人はアイスクリームが大好きなのだそうでですが、庶民の味ではなさそうです。高級レストランのデザートには必ずアイスクリームが出るとのことです。

2002/7/1

 ブラジルの勝利でワールドカップの決勝が終わり、街に静けさと落ち着きが戻ってきました。TV番組やラジオ番組も正常化し、個人的には喜ばしいことです。
 さて今日は、6月17日の日記…ノートPC「LaVie J LJ300」の話の続きです。

 ネット上で「LJ300のブートが可能」との報告があったPanasonic「KXL-RW32AN」を格安で購入してリカバリーCDを作成、それを使ってパーティションを切り直そう…というところまで書きました。
 LJ300はHDD容量が20GBしかないのに、リカバリー用データを収納するDドライブが4MB近くも確保されており、Cドライブの空き容量が12GB程度しかなかったので、リカバリーデータを削除してHDD容量を空けるとともに、面倒なパーティションを無くして1ドライブ構成にしたかったわけです。
 また。これまで何機種ものノートPCを使い続けてきて思うのですが、長期に渡って使い続けると必ずHDDのクラッシュまたはHDDからシステムをブートできないという状況を経験します。自作のデスクトップPCならHDDトラブルへの対処は簡単のですが、ノートの場合は面倒な事態になることが多い。その時になって慌てるよりも、まだデータが蓄積していない段階で、先に一度リカバリー作業を体験しておいた方がよいと思うわけです。

 実際のところ、LJ300は「トラブルに強いノート」です。BIOSでは外付けのUSBやネットワーク経由でのブートを選択することができるので、いざというときに何らかの方法でブートしてリカバリーすることが可能です。こういうノートPCなら、安心してHDDを自分で交換することが可能です。実は、私はこの格安ノートPCのHDD容量はちょっと不満でした。それでも購入したのは、適当な大容量2.5インチHDDに交換すればいいや…と考えたからでもあります。LJ300はわりと簡単にHDDの換装ができるので、これも大きなメリットです。

 さて、システムのリカバリーにはSymantec「Ghost」というソフトが使われています。これは一種の「PC管理ツール」ですが、バックアップ用ディスクを作成する機能を持っており、LJ300のリカバリーファイルは、「Ghost」のバックアップ機能によって作られたものだったわけです。

 ともかく外付けのCD-R/ROMドライブ「KXL-RW32AN」を接続、この際BIOSは「USBデバイスからの起動」に設定しておきます。起動直後に画面にNECロゴが表示されている段階でリカバリーディスクのNo.1を入れます。すると、黒いセットアップ画面が表示され、「KXL-RW32AN」の場合はまず起動ドライブの種類を聞いてきます。選択肢は2つで、「外付けCD-ROM」または「外付けCD-RW」ですが、これはどちらを選択しても問題はありません。次に、「再セットアップをする」「再セットアップをせずに終了する」を聞いてきますので、「再セットアップをする」を選択します。続いて再セットアップの方法を選択する画面になります。「Cドライブのみ再セットアップ」「ユーザーの設定による再セットアップ」の中から、「ユーザーの設定による再セットアップ」を選びます。HDDのパーティションをきり直すためには「再セットアップ」を選択します。すると続いてCドライブで確保する容量を聞いてきますので、ここで私は「20GB」と入れました。ここで再起動されて、あとはSymantec「Ghost」の画面の指示に従って、順次リカバリーディスクを交換していきます。リカバリーディスクは3枚で、「KXL-RW32AN」で再セットアップを行った結果、約50分かかりました。最後にWindowsXPの各種設定を行って終了です。

 …以上が、LJ300の再セットアップ過程です。まあ、基本的には添付されている「困ったときのQ&A」という小冊子に記載されている通りです。特にトラブルもなくHDDのパーティションを切り直すことができました。あとは最初からインストールされている不要なソフトやNEC関連のポータル用画面アイコンなどを全部削除し、日常使うOffice ProやPaintShopPro、メールソフト「Becky!」、各種ユーティリティソフトなどをインストールして終了です。XPの画面設定はむろんClasicalで、しかも「パフォーマンス優先」にします。マシンはシンプルな方が好きです。

 前回も書きましたが、LJ300はともかく安い点がいいですね。本体+KXL-RW32AN(純正より高性能)+増設メモリ128MB…で約15万円であり、さらにWiFiの無線LANカードを加えても16万円以下です。これはほぼ同スペックの現行上位機のLJ500の実売価格が20万円近いことを考えれば、非常に安価です。機能面でも、個人的には「Celeron650MHz/384MB/20GB」でとりあえずは十分だし、インタフェースが充実している点、特に3ポートのUSB2.0+IEEE1394を備えている点と標準外部ディスプレイ端子を備えている点などは気に入ってます。またB5サイズ/1.35Kgの重量で12.1インチの視認性の良いモニタを備えている点も悪くないし、全般的なコストパフォーマンスは高いと思います。今後は、プレゼン+出張+海外旅行用ノートのメイン機として活躍してくれることでしょう。
 それにしても、どことなく女性ユーザーを意識したっぽいデザインは、相変わらず気に入らないなあ…(笑)
 次回は、「HDDの換装作業」…あたりのテーマで報告します。



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