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私的画像日記 〜デジカメとともに暮らす日々の記録

 

   
9/19  デジカメはその優劣によって、全てのデジカメに「一級品」「二級品」「三級品」「番外」があります。誰が決めているかって?…それは私です。  …ていうのは冗談ですが、個人的には頭の中には序列があります。以下のような項目を判断して頭の中で総合得点を算出します。

  ・容積:少ない方が高得点
  ・重量(電池込み):軽い方が高得点
  ・操作系:単純で簡単なほど高得点
  ・マクロ切替ボタンの有無:有が高得点
  ・露出補正ボタンの有無:有が高得点(メニューはダメ)
  ・レンズの明るさ:明るいほど高得点
  ・バッテリーの種類:単三型の一次・二次電池が使えるものが高得点
  ・使用バッテリーの数:少ないほど高得点
  ・バッテリー寿命:長いほど高得点
  ・メディア:CF→スマメ→SDメモリ→メモリーッスティックの順で高得点
  ・スタンバイ速度:速いほど高得点
  ・記録速度:速いほど高得点
  ・グリップの良し悪し:グリップしやすいほど高得点
  ・画質:よいほど高得点

 また、優劣の判断基準に入らないものは、次のような項目です。これらの項目についてはどっちでもよいので、得点にはなりません。

  ・液晶モニタのサイズと画質
  ・ズームの有無
  ・ズームの倍率
  ・各種のマニュアル設定機能

 そして最後にメーカー別の好き嫌いを加味した得点があります。でもこれはナイショです。
 私にとっては「重い・大きい」というだけで、いかに画質が良くても機能が優れていても、それは「ダメなデジカメ」です。いかに小型・軽量のデジカメでも専用リチウム電池を使うとなると、購入をためらってしまいます。また、高倍率ズームが付いていようがいまいが全く判断基準にはなりません。  ホントは発売されている全デジカメを、上記の得点表を基に採点して一覧表を作りたいのですが、あちこちから非難を浴びそうなのでやめておきます。



 今日の画像は、時々このサイトにも登場する(?)友人の犬の動画です(eggyで撮影)。
 個人的には、どうも犬や猫の画像は苦手です。というのも、たくさんの方が撮影されていますし、何となくアットホームな雰囲気になっちゃうような気がするんです。つまり、子供の写真を撮りたくないのと同じ心理ですね。
 そうなんです。私は運動会で子供の姿を一所懸命撮影しているお父さん…という雰囲気が苦手なのです。自分ではできないし、そういう姿を見ているのもダメです。なぜでしょうね…  
9/18  インターネットラジオ局を開局しようと考えています。御存知のように、別に難しいことは何もありません。音声やサウンドを録音するのは、Windowsのサウンドレコーダーで十分。あとは、Windows Media ToolsやRealProducerなどを使ってストリーミング用のファイル形式に変換し、ホームページからリンクを貼るだけです。当面は、土曜日の夜1時間だけとかいう感じで、このサイトを使って開局しようかと思案中。しかし、ラジオ局やTV局を個人で簡単に開局できるなんて、面白い時代になりました。

 いつ頃からでしょうか、パソコンに「ブロードバンド対応」という売り文句が使われ始めたのは。いったい何がブロードバンド対応なのかと思えば、要するにLANポートがフィーチャされているだけです。そういえば最近では、LANポートのことを「ブロードバンドポート」と呼ぶ例も増えています。そのうちLANカードは「ブロードバンドカード」と呼ぶよううになるのでしょうか? アホらしい。

 デジカメでは、松下電器が投入した新機種が話題なっています。「LUMIXシリーズ」として400万画素CCCDにライカのバリオ−ズミクロンレンズを搭載した「DMC-LC5」と、200万画素CCDにバリオ−エリマリートレンズを搭載した「DMC-F7」の2機種が発売されました。いかにもライカのレンジファインダー銀塩カメラ風のデザインや、補色系CCDを採用している点など、「DMC-LC5」は今後何かと話題になりそうです。カメラやデジカメにこだわりを持っている層を狙ったコンセプトであることは間違いありません。SDカードや専用リチウム電池を採用しているなどの点で、私はいまのところ興味はありません。Webサイトで入札販売が始まっていますが人気はどうでしょうか?

 35〜50万画素の小型トイデジカメで「こだわり」のある製品って出来ないのでしょうか?銀塩ミニカメラの世界には「ミノックス」という、所有欲をくすぐられるカメラがあります。例えば、まもなく発売される「Che-ez!spyz」ぐらいのサイズのカメラで、アルミボディ、高級なレンズを採用した「大人向けのおもちゃカメラ」を発売したら面白いと思うんだけど…

 未曾有のテロ攻撃にあったアメリカでは、かなり広範囲に愛国主義が芽生えたようです。そんな中で、次のニュースにはちょっと驚かされました。「…全米の個人投資家のネットワークに、先週末から嶋、国メール狽ェ飛び交い始めた。そのうち『私たちができること』と題した電子メールは、株の暴落を許せば2つめの破壊的被害を受けることになる、とした上で、(1)米国企業株を最低1株買う(2)現在の持ち株の維持――という『市民の反撃』を呼びかけた。16日には億万長者として有名な投資家ウォーレン・バフェット氏が『私は持ち株を一切売らない』と宣言、他の投資家に同調する動きが出た。テロの影響でズルズル株価を落としアメリカの国力を奪う事態になれば、犯行集団の思うつぼという危機感は広く共有されている。」
 個人主義と多様な価値観によってバランスのとれた世論を形成してきた超大国アメリカで、これほどの愛国心と結束の高まり…ちょっと危険な匂いを嗅ぐのは私だけでしょうか?

 インターネットの利用者としては、今回のテロ事件の影響として、「エシュロンの行方」を考えてしまいました。
 エシュロンとは、アメリカが推し進める「電子メールやファックス、電話などのトラフィックをフィルタリングする通信傍受(SIGINT)プロジェクト」のことです。大規模なインターネット傍受システムといった性格を持っています。「エシュロン」は、既にアメリカの国家安全保障局(NSA)がその存在を認めており、ここ数年でその全容が明らかになりつつあります。テロ対策を主目的に稼動させているエシュロンについて、ヨーロッパでは人権団体レベルではなく、政府レベルでも反対の声が上がっています。エシュロンに対する反対には、2つの理由があります。1つは当然ながら「個人のプライバシーを守るべき」という視点からの反対。もう1つは「商業・経済に渡るデータ傍受に使われる恐れがある」というものです。
 実際にエシュロンが、インターネット上を流れる膨大な情報や無数に飛び交う電子メールの全てを傍受できるのかどうか、その機能の全貌はわかりません。また、FBIの電子メール傍受システムである「カーニボー」についても、私はその機能について詳しく知りません。ただ、先頃日本でも警視庁が電子メール盗聴システムの導入を決定しました。世界的に、電子メールを傍受するシステムの整備が進められているそのタイミングで、今回のテロ事件が起こったのです。
 目の前でテロによる多数の犠牲者の映像を見せられた後には、「プライバシー」とか「人権」などという言葉は非常に虚しく響きます。しかし、今回の事件を機に世界中で電子メールの盗聴が一般化することは、ぜひとも避けなければならないと思います。
 以下の記事は、非常に考えさせられるものでした。
  http://www.hotwired.co.jp/news/news/culture/story/20010917204.html  
9/17

 日記特別編 「デジカメなんて…」

 
9/15  デジカメは秋の新製品のラッシュですね。中でも200万画素機が目に付きます。エントリーモデルが200万画素になったという見方も出来るし、200万画素機が売れ筋ってこともあります。富士写真フィルムのプレスリリースによると、全デジカメ販売に占める200万画素機の割合は、昨年に較べて大幅に増え、逆に300万画素以上の機種が減ったそうです。初めてデジカメを購入するユーザーが増えたことをその理由に挙げていますが、それだけではなく、200万画素機の良さが見直されていることも大きな理由の1つだと思います。
 この秋の新製品では、特に富士写真フィルムが200万画素機に注力している感じです。固定焦点の低価格200万画素機「FinePixA201」に続いて、光学6倍ズームの「FinePix 2800Z」と、光学3倍ズームの「FinePix2600Z」を発表、200万画素機を一気に3機種もラインアップしました。オリンパスも、エントリーモデルである130万画素機「C-1」の後継機として、200万画素の「CAMEDIA C-2」を発表しました。そしてミノルタも、光学3倍ズームの「DiMAGE E203」を投入します。まさに、200万画素機の発売ラッシュです。
 ハイエンド機を除いて、各社とも「小型・軽量でシンプル」な機種が中心なのは、私としては非常にうれしいことです。しかも全般的に実売価格が3万円台後半から4万円大半ばあたりを狙った商品が増えてきました。どうも、デジカメ市場の拡大に伴って、コストパフォーマンスが高いリーズナブルな製品が支持される傾向にあるようです。

 個人的には、そろそろ「FinePix4900」に続く400万画素機を購入してみようかと思っている次第。「FinePix4900」は大きくて重いのであくまで仕事用。今回は日常的に持ち歩く400万画素機というコンセプトで1台考えています(…しかしこれ以上デジカメを買ってどうするんだろ…)。そこで気になっているのが、新製品「CAMEDIA C-40ZOOM」です。厚さ43.5mm、幅87mm、高さ68.5mm、重さ190g、しかも単三型ニッケル水素2本で動作します。タブレット状の外観といい、結構使いやすそうなのが気に入りました。スペックを見る限りは、スマメを使っている点を除いて文句なしです。…なんて書いていると、ホントに買っちゃいそうで怖いですね。

 …と、呑気なことを書いていますが、世界は動いています。アフガニスタンをターゲットとしたアメリカの報復攻撃は秒読みに入ったようです。その結果起こるイスラム世界の反発の程度によっては、戦争がどこまで拡大するのか、世界がどう変わるか、わかりません。世界情勢も経済情勢も、ある意味で自分の生活に直接関わってくる問題です。しかし、デジカメも欲しいし、新しいスニーカーも欲しい。海外旅行にも行きたい…。いいかげんなものです。
 人間とは不思議な動物です。衣食住に決定的に困窮していない限り、また何か非常に困ったことや悩みが無い限り、全く無関係の思考が同時にいくつも脳内に共存します。

 今日の画像は「大根と卵とビーフジャーキー」です(FinePix1500で撮影)。
 …別に何の意味もない画像です。久しぶりにFinePix1500で何か撮ってみようと思ったのですが、手頃な被写体がなかっただけです。
 「危機的な世界における、現在の自分の平和な生活の象徴」…といったところでしょうか。何だか、現代美術作品の「お題目」みたいですね。 
9/14  同じ話題が3日目に入りました。今回のテロ攻撃による被害の実情が明らかになるにつれて、全米各地でアラブ人やイスラム教徒への攻撃が始まっています。
 ※ http://www.hotwired.co.jp/news/news/culture/story/20010913205.html
 日本国内でも、Yahooや2ちゃんねるの関連掲示板では「アラブは怖い」とか「報復せよ」などの短絡的な意見が大量に書き込まれています(きちんと反論している人も多いことには救われますが…)。今回のテロ事件の犯人が例えイスラム原理主義のアラブ人であったとしても、「アラブ」とか「イスラム教徒」とかを一括りにして批判することは、むろん間違った考え方です。アラブ系米国人協会の声明のように「特定の民族や宗教上のコミュニティが容疑者のように扱われたり、いっしょくたに非難されたりする」ことは、あってはならいわけです。
 しかし、何か事が起こると「特定の民族や特定の宗教の信者を、十把一絡げにして非難する」という状況は、後を絶ちません。そういえば日本でも、北朝鮮が長距離ミサイル「テポドン」の発射実験をやった時に、通学途中の朝鮮学校の女子生徒を襲ったバカな男がいました。
 それでもアメリカは多民族国家であること自体を誇りに思っているし、世界中の人間が集まっていることが経済繁栄の理由でもあるわけです。ブッシュ大統領が「アラブ系米国人やイスラム教徒には、敬意を持って接することを心がけなければならない」と述べ、テロ行為の責任をイスラム教を信奉する個人に結び付けないよう呼び掛けたこともあって、事態は沈静化の方向に向かっているようです。

 人間が帰属している国家や宗教によって見知らぬ個人の人格まで判断してしまうような人は、多くの場合自分自身も何かの集団に帰属していることを強く意識している人です。同じ県の出身だとか、同じ学校の出身だとか、同じ会社だとか、そういう点に共通点を見出し、また自らのアイデンティティの基盤を置く人が多いような気がします。私は「○○県人だから…」とか「○○大学出身だから…」という言葉が好きではありません。
 相手がどの集団に属しているかではなく、相手の個人としての資質を見るべきです。また相手を一個人として判断しようとする人は、自分もまた、集団への過剰な帰属意識を持たない人が多いはずです。私は、自分自身がそうありたいと願っています。

 ところで、多くの人が今回のテロ事件を特に悲惨なことと感じるのは、われわれの日常生活と「同じような日常」が脅かされたからです。リアルタイムでTV映像で流されています。CNNやFOX TVでは犠牲者の遺族を繰り返し映し出し、身近な人がテロの犠牲になることがいかに悲惨なことかという映像を、これでもかと言う感じで放送しています。また破壊されたのは、我々が日常生活を送っているのと同じ「安全な文明社会」です。
 今回のテロ事件の犠牲者は、1万人近くになると言われていますが、もっと多くの人間が殺されるような戦闘行為は、今もって世界中で続いています。しかし、そうした状況に対して、多くの人は無関心です。
 ところで、パレスチナでは13日、イスラエル軍の戦車部隊がヨルダン川西岸地区エリコに侵攻し、パレスチナ治安部隊の訓練施設を攻撃しました。イスラエル軍はジェニンにも侵攻し、銃撃戦などでパレスチナ住民4人が死亡、約11人が負傷したとのことです。パレスチナでは、ここ1年間でインティファーダによる死者が800人を超え、うち600人以上がアラブ人です。しかし、パレスチナでイスラエルの戦車に蹂躙されて殺された人々にも、今回の米国テロ事件の犠牲者の家族と同じように家族があり、同じような悲劇があるのです。
 パレスチナだけではありません。今も続くコンゴの内戦では、1998年以降わずか3年間で300万人以上の人間が犠牲になっています。いまだ記憶に新しい1994年のルワンダの内戦では、民族対立の結果フツ族によって虐殺されたツチ族は、50万人ないし80万人にのぼるといわれています。アルジェリアではここ10年間以上、反政府ゲリラによる住民の虐殺が続いています。
 しかし、これら数千人、数万人単位で人が死んでいる世界各地のテロや戦争について、私たちの大半は、今回のアメリカのテロ事件のような「身近な怒り」「身近な悲しみ」を感じません。今回の事件のように、リアルタイムで人が死んでいく状況が放送されることもありません。第三世界の出来事は、たとえそれが多くの人の死であっても、はるか遠いところの出来事なのです。人の命の価値は、その人が住んでいる国の社会生活の程度で決まるわけではないはずなのに…。

 今日は一気に書いたので、文章がヘンかも…(いつものことですね)。写真もありません。忙しい1日でした。
 
9/13  今日もアメリカで発生した同時多発テロ事件に触れます。やはり、かつて自分が住んでいた街が悲惨な状況になっていることが心のどこかにひっかかるのでしょうね。落ち着きません。昨夜はまた、ずっとCNNを見ていました。救助活動の様子を見ながら、1人でも多く助かって欲しいと願っていました。
 オフィスで仕事をしていても、暇をみてはニューヨークの街角ライブカメラを片っ端から見ています。停止中だったり、アクセスできないものもありますが、一部のカメラにはアクセス可能で、中には生々しいマンハッタンの様子を映し出しているものもありました。

 ところで、ニュースによると現在は、ハウストン(Houston)通りとブロードウェイ(Broadway)とハドソン川で囲まれた一帯が「立ち入り禁止区域」になっているようです。つまりハウストンよりも南側、ブロードウェイよりも西側には、一般人は入れないということです。
 このエリアにはSOHOの中心部とトライベッカ(Tribeca)と呼ばれる地域が含まれます。この一帯のちょうど中心部を通る地下鉄はマンハッタンの西側を南北に突っ切る@番とH番です。地下鉄の駅で言うと、北からHouston St、Canal St、Franklin St、Chamber St、を経て、倒壊したWorld Trade Centerの地下にあるCortlandt Stという駅に至ります。終点はBattery ParkのあるSouth Ferry駅です。ここからスタッテンアイランド行きのフェリーが出ているわけです。
 ロワーマンハッタンの中のこの地域は、ニューヨークでも好きな場所の1つです。West Houstonのすぐ南側のSOHO一帯は、既に「観光地」になってしまったのでそれほど面白い場所ではありませんが、Canal Stより南側はかつて自分が住んでいたこともあって、非常に落ち着ける一帯です。
 また、World Trade CenterからWall Stにかけての金融街はビジネスマンの街ですが、ほんの少し離れると、15年前のマンハッタンとあまり変わらない枯れた雰囲気の街があるのも魅力です。例えば、World Trade Centerの北側、トライベッカの南端部には、小さなグロッサリーや安いレストランの立ち並ぶ一帯があります。そして、World Trade Centerの東側、Broadwayを渡った先にあるNassau StやFulton Stは、ディスカウントショップや立ち飲みBarやスポーツBarなどがたくさんあり、夜はWall St帰りのビジネスマンで賑わう一帯です。ビジネス街のすぐ近くにあって、なんとなく庶民的な店が並ぶこの地域を非常に気に入っています。観光客もほとんど見かけない一帯です。私は、ニューヨークに滞在している時には、ブランド品の店が立ち並ぶ5th Avや雑踏のTimes Squareなどは、ほとんど行きません。
 でも、今回の事件の影響はどうなるのかわかりません。なんとなく年内にはもう行けそうもない感じです。そして行ったとしても、このあたりならどこのビルの隙間からでも見えるWorld Trade Centerは、もうありません。非常に寂しい感じがします。

 勝手な思い入れで、とりとめもない話を書いてしまいました。でも私は、今夜もCNNをずっと見続けるのでしょうね。

 今日の画像は、お金がビッシリと詰まった「どらえもんの貯金箱」です(eggyで撮影)。ちなみに私の貯金箱ではありません。100円玉や500円玉がけっこう混ざっているので、数千円は確実に入っているそうです。しかし、持ち主はこの小銭の山をどうしていいのかわからないのだそうです。両替のために銀行や郵便局に持っていくのは恥ずかしいというのです。確か銀行によっては、店員に頼まなくても自動で小銭をカウントできるマシンを置いてあったと思うのですが… 
9/12(No.2)  アメリカで発生した同時多発テロ事件(というよりも戦争行為)には、大きな衝撃を受けました。あたかも映画の1シーンのような衝撃的なリアルタイム画像と、それを何事もなく見ている自分の存在をあらためて考えさせれらたのです。
 CNNとFOX TVでアップタウン側からの映像を見ていましたが、炎上する貿易センタービルの左側に市庁舎のタワーが映っていました。市庁舎に程近いサウスストリート・シーポートに、毎年訪れるニューヨークでの定宿、Seaport Innがあります。よく地下鉄のCityHallで降りてホテルまで歩いて行きます。滞在中は、ホテルから歩いてトライベッカあたりへ散歩する途中で貿易センタービル近辺にも立ち寄り、貿易センタービルの地下にあるショッピングモールや、近くの百貨店Century21、ブルックス・ブラザーズなどで時々買い物をします。そんな馴染みのある一帯だったので、非常に大きな衝撃を受けました。

 この事件が「何かの始まり」だということは間違いないでしょう。政治、経済、金融など様々な面での変革に直面しているわけですが、その変革の内容を想像すると空恐ろしくなる部分もあります。安全神話の崩れたアメリカへの資金流入がストップし、アメリカ経済が大きなダメージを蒙る可能性もあります。その影響を受ける日本経済は、ただでさえ脆弱な基盤なので、ひとたまりもないかもしれません。予想された通り、日本の株価は下がり続けています。むろん、ここではそんな話に踏み込むつもりはありません。数千人から1万人を超えると予想されている死傷者と遺族の方々には、読む人もいないこんなささやかな発言の場ながら、深い哀悼の意を表させて頂きます。中でも、消防士と警察官が併せて数百名も犠牲になったのは、実に痛ましいことですし、一般市民を救出するために崩壊しつつあるビル内で活動した彼らの勇敢な行動には心打たれます。

 様々なニュースで伝えられるところによると、アメリカ政府は今回の攻撃の犯人について「イスラム原理主義者」への疑いを強めているようです。当然のように、イスラム原理主義過激派の黒幕、ウサマ・ビン・ラディン氏の関与が疑われていますし、イラクやリビアなどによる国家テロの疑いにも言及しています。いずれにしても、イスラム原理主義者に対して、アメリカは何らかの行動をとる可能性が高まってきました。
 こうなると事態は「宗教戦争」です。パレスチナのPFLP、DFLPなどは、自らの関与を否定する反面、「こうしたテロが起きた原因はアメリカ側にもある」と公式にコメントしています。この見解は、イスラム諸国では広範囲な支持を受けるでしょう。というのも、イスラム教徒の多くは、テロとは無縁な穏健派諸国の国民であっても、現在パレスチナで進行している事態を苦々しく思い、イスラエルの背後にいるアメリカによい感情を抱いてはいません。従って、今回のテロの被害者に対して人間として哀悼の意は示しても、心情的にはアメリカを非難する気持ちが強いイスラム教徒が世界中に数多くいるはずです。
 私は宗教戦争は非常に怖い。つい先頃、ナイジェリアでイスラム教徒とキリスト教徒が争い、数百名の死者が出ました。インドとパキスタンの争い、ボスニアの紛争など異なる宗教間での憎しみは、当事者を、われわれの想像を絶した行為に駆り立てます。もしアメリカが、確固たる証拠もないままイスラム世界に報復すれば、穏健派諸国も巻き込んだ宗教戦争へと発展する可能性が十分にあると思います。
 さて、何か起こると西欧社会から悪者にされるイスラム教徒ですが、私は「イスラム=悪、キリスト=善」などとは全く思っていません。歴史的に見てキリスト教徒が宗教の名の許に残虐な戦争を繰り返してきたことは、十字軍や100年戦争、中南米の征服などを見てもわかる通りです。世界平和を説く法王が属するバチカンは、中世において異教徒や異端信者に対して残虐の限りを尽くした歴史を持ちます。
 イスラムの中でも、特に「原理主義者」が怖いと言うのなら、それはキリスト教でも同じでス。例えばアメリカに住むキリスト教原理主義者の一部は、ダーウィンの進化論を拒否し、学校教育において世界の始まりを「ノアの箱舟」から教えるように強く訴えています。そして妊娠中絶を実施した産婦人科医師を襲って殺害したのも、キリスト教原理主義者です。
 ここで各宗教の是非を語る気はありませんが、歴史的に見る限りユダヤ教とキリスト教とイスラム教の誕生の経緯は、根幹にある原始ユダヤ教を「改革」していったプロセスに過ぎません。近年における研究によれば、死海文書などを通してユダヤ教の改革派であるクムラン教団とイエス・キリストとの極めて近い関係などが定説化しています。またアラーを唯一絶対神とするイスラム教は、聖書をベースにした教義を持っています。第三者的に見れば、「なぜ命をかけて争うのか」非常に不思議です。
 戦争の始まりには理屈ではない部分があるのでしょう。それでも「経済的権益」や「民族紛争」といった要因については、頭の中で理解できる部分があります。しかし「宗教」はだめです。自分の理性とは、あまりにもかけ離れています。宗教対立というものの本質が、根本的なところでよく理解できません。
 イスラム教やヒンズー教などにおいては、宗教が、どれほど個人の生活規範や価値観の形成、そして思考のプロセスに影響を与えているかは、十分に理解しているつもりです。イスラム教国やヒンズー教国を何度も旅したこともあります。さらに、アメリカに住んでいる時には、「キリスト教的な価値観」が、多くの人にとってどれほど重要な価値観の源となっているかを思い知ったつもりです。
 しかし、そんな私でもやはり根本的なところで宗教対立の本質がわかりません。要するに「たかが宗教」だと思ってしまうのです。だから「怖い」のです。



 さて、テロ事件の犠牲者の方々に重ねて深い哀悼の意を表すとともに、デジカメサイトとしては、『マンハッタンの光景』に対する哀悼の意も表したいと思います。マンハッタンの光景に欠かせない存在であった世界貿易センタービルは、消えてなくなってしまいました。そこで、私が1年半ほど前に撮影した「世界貿易センタービルが写っているマンハッタンの画像」(FinePix1500で撮影、クリックするとオリジナル画像を表示)を掲載しておきます。
 この画像は澄んだ空気の真冬の1日、ミッドタウンにあるエンパイアステートビルから撮影したものです。逆光の中に世界貿易センタービルが見えます。遠くには自由の女神も…。こんな光景はもう二度と撮影できません。マンハッタンのランドスケープであり、ニューヨークの活力の象徴の1つでもあった世界貿易センタービルが消えたことは、とても悲しいことです。 
9/12

 激安! 13,800円の実力 〜オリンパス「CAMEDIA D-360L」

 
9/11  私は基本的には情緒的な人間の相手をするのが苦手なのですが、かといってあまり論理性を前面に出されるのもキツイです。意見の異なる相手と議論する時でも、常にお互いに論理性だけで相手をねじ伏せようとするよりも、「好き」「嫌い」という感覚的な部分も取り混ぜて話す方が気が楽です。
 あくまで一般論ですが、人間が物事の是非を決めたり何かを比較したりするとき、論理性だけで判断したり結論を出すことは難しいと思います。「好き嫌い」とか「相性」などの、感情の奥深い部分が必ず判断の中に入り込んできます。だからこそ面白いわけで、議論によって、他人との価値観の違い以外に感性の違いのようなものが浮き彫りになります。
 Yahoo!掲示板や2ちゃんねるのデジカメスレなどを読んでいると、あるデジカメがよいか悪いかについての議論で真剣に相手を非難する人がけっこういます。また、例えば「デジカメにはズームが必要かどうか」とか、「30万画素のデジカメでよい写真が撮れるかどうか」といった問題を、口角泡を飛ばして議論している状況も見受けられます。自分の意見を「誰もが認めるべき事実」と思っているか、または自分の意見に客観性があると思っているが故に、自分の方が正しいと争うわけです。でも、こんなテーマの場合にはいくら議論したって絶対に結論は出ません。
 また、論理的であろう…と心掛ける人ほど、いったん論理が破綻すると情緒的になる傾向があります。要するに「議論に負けると突然感情的になる」のです。逆説的ですが、最初からある程度論理性を無視していれば、議論はあまり情緒的、感情的にならずに済むような気がします。

 ところで、デジカメの専門サイトって、個人サイトでもけっこうマジメなサイトが多いですよね。けっこうまじめどころか、「購入の参考になるような、客観的なデジカメ情報を提供する」という趣旨のサイトが多いのには驚きます。
 不真面目な私は、このサイトでは全く客観性を無視した「感想」をけっこう大量に掲載しています。私は自分のサイトでデジカメの良し悪しを書くにあたって、論理的な結論などは全く書くつもりはありません。私は主観的に「好き」か「嫌い」かを基本に書いているだけです。要するに「良し悪し」ではなく「好き嫌い」を書いているわけです。好き嫌いには、概ね論理的な理由はありません。だから書いている内容に何を言われても平気。個人の好き嫌いは放っといてくれ、不快なら読まないでくれ…って感じです(笑)。
 そういえば、真面目なデジカメサイトの中には、複数のデジカメの「比較画像サンプル」を掲載しているところがたくさんあります。こうしたデジカメの画像比較を行うとき、「同じ条件」で撮らなくてはいけませんよね。私はこのサイトの中では、そういった比較はあまりやりたくないのです。というのも、「全く同じ条件で撮影する」なんて不可能に近いですから。片方の撮影だけが手ぶれする場合もあるし、光の状態が微妙に違っちゃう場合もあるでしょうし…。そんな難しいことをあえてやる気はしません。むしろ、自分ならこのサイトで、次のような比較をやっちゃう可能性がありますね(笑)。
 例えば、「画質はあまりよくないけど自分が好きなデジカメ」と「画質はいいけど自分が嫌いなデジカメ」の2種があったとします。その2種類のデジカメを自分のサイトで紹介する時、私なら、画質が良い方のデジカメのサンプル画像に悪条件で撮影した失敗画像を掲載し、好きな方のデジカメのサンプル画像には最高の画像を掲載するかもしれません。それってフェアじゃないって?…いいんですよ、個人サイトなんですから。「客観的な評価」なんて評論家みたいな連中にでもやらせておけばいい話。せっかく個人サイトなんですから、思いっきり自分勝手に、そして主観的に行きましょう。 ハハッ…、今日は何を書いているのか自分でもよくわからなくなってきました。



 今日の画像は。午前11時頃、台風16号がちょうど東京23区を通過中に、オフィスの窓からeggyで撮影した動画です(400KB以上あります)。
 東京でも最大瞬間風速が30メートル以上に達したとのことですが、池袋にあるオフィスではたいしたことはありませんでした。台風が去った現在、同じ窓からは富士山がくっきりと見えます。台風がスモッグを吹き飛ばしてしまったようで、西の空には澄んだ空が拡がっています。

 話は変わってこのサイト、動画を大量にアップしていることもあって、サーバーの容量が心配になってきました。そろそろ引越しを考えなくては…
9/9  Yahooのニュースを読んでいたら、次のような記事が掲載されていました。

 「北米大陸の踏破に挑んだ「アメリカ横断ウオーク2001」(日本ウオーキング協会、読売新聞社主催、KDDI特別協賛)の隊員13人は7日午後1時15分(日本時間8日午前5時15分)、サンフランシスコにゴールインし、5000キロに及ぶ旅は幕を閉じた。
 隊員は同日午前10時、ゴールデンゲートブリッジの北側にある展望台を、地元や日本から応援に駆けつけた約200人と歩き始めた。強風と霧が立ち込める中、2・7キロある橋の歩道を30分かけて進んで、サンフランシスコ湾を渡り、フィッシャーマンズワーフに特設されたゴールに笑顔で到着した。162日間にわたって、首都ワシントンと13州に足跡を刻み、各地で多彩な日米交流を繰り広げた。  〜中略〜
 隊員がバージニア州マウントバーノンを出発したのは3月30日。集団生活を送りながら1日に約30キロのペースで歩き続けた。」

 写真にはお揃いの黄色いウィンドブレーカーを着て、集まったサンフランシスコ市民にに手を振る隊員の様子が写っていました。

 この記事を読んで非常に素朴な疑問を感じたのですが、「アメリカ市民と交流するため」に、「集団で歩くこと」に何か意味があるのでしょうか? また、お揃いの黄色いウィンドブレーカーを着てアメリカ大陸を横断してきたのでしょうか? お揃いの服を着て集団で歩いている人間を普通のアメリカの市民が見たら、絶対に何かの宣伝か宗教団体かと思うでしょう。気味悪く思う人の方が多いはずです。私がアメリカに住んでいる時にこんな集団を見たら、「ハレ・クリシュナ」(仏教系の信仰宗教団体)か何かだと思ったに違いありません。興味本位で話し掛けてくる人はいるかもしれませんが、こんな恰好で集団で歩いて「自然なコミュニケーション」などできるわけはありません。
 もしアメリカの市民と「自然な状態で」交流したいのなら、1人で歩くか、または夫婦や恋人同士など自然な人間構成で旅行すべきです。

 私は「集団で行動する」ことが好きではありません。例えば「アメリカ大陸を横断したい」と思ったら、1人で行くか、せいぜい気の合った友人や恋人と2人で行くか…そんな単位での行動以外は考えられません。この人たちは、新聞社やどこかの団体が主催したツアーで歩くことに、どんな意味を見出したのでしょうか? 旅の途中でセットされた「お仕着せの交流行事」をこなしてきたのでしょうが、それが不自然とは思わなかったのでしょうか? こんな旅は、言ってみればある種の「パッケージツアー」です。
 興味が沸いたので、主催者である読売新聞のサイトを見たら、参加者の「感動の手記」なるものが掲載されていました。主催した新聞社が「想定した通り」と思えるような感想でした。まあ、それはいいとしても、次回からは1人で歩くことをお勧めします。
 ところで、こうした「他人が主催するお仕着せの旅」とよく似たツアーに「ピースボート」なんてのもありますね。あれも、昔から不思議なんです。誰かに引き連れられて世界を旅するなんて、若い人間がやることじゃないと思います。

 今日の画像は、セブンイレブンで売っているおせんべい「いかちび」です(eggyで撮影)。
 これが美味しいのなんのって、食べ始めると止まりません。大げさな話ではなく、「他に類を見ない」美味しさなんです。お茶請けによし、ビールのつまみによし…、袋を開けてからフト気がつくと、一気に半分ぐらいを食べちゃってます。
9/8  純正品と互換品のどちらを買いますか? 私は、互換品がある場合には、たいていそちらを買います。むろん、明らかに互換品の性能が劣っている場合はその限りではありませんが…。世の中には「純正品」という言葉に弱い人がたくさんいます。同じ機能であっても純正品ならば問題が少ないだろうと考え、多少値段が高くても純正品を購入する人たちです。
 互換品を購入する際には、2つの楽しみがあります。その製品の機能を自分で判断する楽しみ、そして価格が安いものを購入する楽しみです。むろん、“機能を判断する”ためには時間と手間が必要なので、いつも徹底的に調べるわけではありません。しかし、与えられた時間の範囲内で機能やユーザー情報を調べるのは楽しいことです。  しかし、「純正品神話」って無くなりませんね。日本人の購買行動には「オフィシャル志向」みたいなものがあるような気がします。つまり誰かが「お墨付き」をくれたものを買った方が安心できる…ってヤツです。「メーカー純正品」という言葉で安心感を得ることが重要な人がかなり多いような気がします。  価格の問題も重要です。一般に互換品の方が純正品よりも安いですから…。
 私はモノの値段に非常にこだわります。むろんそれ以上に性能にもこだわりますが、「コストパフォーマンス」を考えないお金の使い方はあまりしません。むろん自分がお金持ちではないという理由もありますが、それ以上に「お金を使うことを楽しむ」気持ちがあるからです。
 海外旅行に行く時なんかでも、可能な限り安い航空券とホテルを探します。とは言っても、安い航空券ほど乗り継ぎが多かったりするので、そのあたりは時間や快適性と秤にかけて判断するわけです。ホテルも同じ。高級ホテルには泊まりませんが、かといってあまりに安いゲストハウスやB&Bも嫌です。このあたりも、値段と快適性を秤にかけるわけです。無名の安いホテルですごくいいサービスとアメニティに出会うと、非常にうれしい。こうした考え方は、モノを購入する時と同じです。

 「純正品」については、もう1つ思うことがあります。私は「純正品」というのは一種の「抱き合わせ販売」だと考えています。しかしデジカメのパーツで言うと、「バッテリー」「充電器」「記録メディア」などは、純正品とは言ってもたいていの場合、デジカメのメーカーが作っているものではありません。他社製品に自社ブランドを付けて純正品扱いするということは、確かに「メーカーが性能を保証した」という意味もあるのでしょう。しかし、それ以上に「抱き合わせ販売」的な部分を感じてしまいます。意地でも互換品を選ぶ理由は、そんなところにもあります。

 ところで、パソコンの世界ではずいぶん前に、パーツや周辺機器に関して「純正」という概念がなくなりました。メモリやHDDなどのパーツは「互換品」というよりも「規格品」であり、どこのメーカーの製品を買っても、規格の範囲の基本機能に差はありません。むろん、同じ規格品であってもメーカーによって機能や性能が異なりますから、そこら辺を判断する知識や経験が必要になります。
 パソコンの世界で、この「互換品」の概念を作り上げたのはIBMです。IBMが「PC-AT互換機」の仕様を公開することで、PCは一気に高性能化、低価格化の道を辿り始めました。
 翻ってデジカメはどうでしょう。
 デジカメは「パーツの組み合わせ」で出来ているとは言っても、パソコンよりはるかに実装密度が高い精密機器なので、なかなか「ユーザが自分で交換できる互換パーツ」などというものを設定することは難しいでしょう。しかし、各種インタフェースや記録媒体、バッテリー周りのように既に公開規格が採用されている部分以外に、例えば「デジカメ用の小型レンズの取り付けマウント」「液晶モニタ用インタフェース」「デジカメ専用外部ストロボインタフェース」といった部分を、公開規格として用意することはできないものでしょうか? 例えば、基本仕様のデジカメを安価に購入し、後からズームレンズに交換したり、液晶モニタを付けたりできれば楽しいと思うのです。加えて、以前から書いているように「デジカメ用OS」に新たな進展があれば、画像処理機能等も変更できるわけです。
 誤解しないで頂きたいのは、メーカーが話し合って「規格統一」をしろと言っているのではありません。各メーカーがデジカメのいろいろな部分の仕様を公開してはどうかと言っているのです。互換品メーカの判断も含めた自然淘汰が行われることを期待しているのです。
 2000年に1,100万台というデジカメの世界市場は,2005年には4,000万台にまで増加すると予想されています。そろそろ、デジカメの世界にも何かドラスティックな動きが欲しいところです。

 今日の画像は、雑誌の原稿を書くためにベンチマークテスト中のマザーボードです(WS30で撮影)。新製品のi845マザーにPentium4 1.7GHzを載せて動作させています。昨日は、別のマザーにPentium4 2GHzを載せてテストをやってました。
 しかし、CPUも2GHzの時代に入ったと思うと、何か感慨深いというか、虚しいというか…。こんなスピードは使い途がないなどと思う反面、3Dとかリアルタイムの動画エンコードとかを行うとなれば、やっぱりCPUもビデオも速い方がいいですよね。いまのところ、ここまでは欲しいと思いませんが、それでも自分が普段使っているCeleron700MHzが、何となく遅く感じられる今日この頃です。 
9/6

 日記特別編 「都市生活者であり続けること」

 
9/5

 日記特別編 「写真を撮れないシチュエーション」

 
9/4  ここのところ、イチローや新庄の活躍を日本中が固唾を飲んで見守っているという感じです。スポーツって不思議ですね、妙に「ナショナリズム」が高揚するのが。イチローの活躍に関しては「日本人がここまでやれる」ということで「溜飲を下げる」という感じで見ている人が多いのでしょう。
 スポーツとナショナリズムと言えば、レニ・リーフェンシュタールを思い出します。彼女はヒトラーの下で1936年のベルリン・オリンピックの記録映画「オリンピア」を撮ったことで一躍有名になりました。国威発揚の場として、また宣伝の場としてスポーツイベントを利用しようとしたヒトラーの意図はともかく、彼女の映像は実に美しく力強いものですね。本来は切り離して考えるべきではないのはよくわかっていますが、それにしてもイデオロギーと映像の美しさは別物と考えたくなります。毀誉褒貶の大きかった彼女が、第二次大戦後に「ヌバ族」を撮影したのは、なんとなく理解できます。
 まあナチズムの時代の話はともかく、ヨーロッパのマスコミが伝える「移民排斥運動=ネオナチ=フーリガン」という図式を見ていると、スポーツ・ナショナリズムが民族対立を煽りたい一部の政治勢力に利用されていることへの強い危惧を感じます。
 個人的には、私は「オリンピックなどの国際大会で日本人選手が活躍する」ってことにほとんど関心はありません。スポーツの国際イベント中継を見ているのは好きですが、応援するのは必ずしも日本人選手や日本チームとは限りません。単純に「見て楽しい選手」を応援します。例えば、大リーグは好きですが、イチローのようなタイプの選手よりも、バリー・ボンズやマグワイヤ、ランディ・ジョンソンのような「いかにも大リーグらしい力強い選手」が好きです。マリナーズの選手としては、イチローと入れ替わりに去っていった、ロドリゲスやケン・グリフィーjrの方が好きでした。こんな話を誰かにしたら、「日本人なら日本人を応援するのが当たり前」と言われましたが、私には理解し難い考え方です。放っといてくれ…って感じですね。

 ここのところ、既存のWS30関係やeggy関係のコンテンツなどを少しづつ手直ししています。このささやかな「自分勝手サイト」には、実は開設前には全く予想しなかったほど、毎日多くの方に見に来て頂いています。サイトをはじめる時には「自分の思ったことだけを好きなように書こう」…と思っていたのですが、「WS30やeggyを購入するための必要な情報」を求めて来られる方もおられるので、多少は客観的に書かなければと思う部分もあります。また、時々はメールでも質問を頂きます。そんなことで、気ままに、適当に書いた(といっても事実と異なることはけっして書いていませんが…)コンテンツを、部分的ですが、多少なりともわかりやすく客観性を持った記述に変えていこうと思った次第です。
 しかしながら、サイトの本質的な部分を変えるつもりはありません。つまり「言いたいことを言う」「書きたいことを書く」「書いたことに責任は持たない」です。それでこそ、個人ホームページというパーソナルなメディアの存在意味があると思うのですが…。



 今日の画像は、ビアパブの中を歩くガキです(eegy動画)。
 最近、夜の居酒屋にガキを連れて来て飲んでる若いお母さんのグループって多いですよね。あれは非常に腹が立ちます。タバコの煙が立ち込める居酒屋に、しかも夜遅く子供を連れてくるのは、子供健康に良くないと思いますが…。
 でも、この画像は午後の3時頃で真昼間なんです(真昼間にビールを飲んでいる私のことはこの際気にしないで下さい)。しかも、この子は外国人です。ラテン系らしい若い夫婦が子供連れでビールを飲みに来ていた時の光景で、何となく微笑ましかったですよ。
 
9/3
 仕事の打ち合わせにオフィスにやってきた友人のデザイナー氏は、愛犬を連れてきました。 ごく短いeggy動画をどうぞ。


 日記特別編 「ロック遺産 〜サンフランシスコ編」

 
9/1

 日記特別編 「女性向け商品」の考察

 
8/31  Gateway2000の日本市場からの撤退には、何か感慨深いものがあります。まだ日本法人が無い頃、秋葉原のPCショップ「DOS/Vパラダイス」が並行輸入しており、店頭に積み上げられた「牛柄」の箱をカッコイイなぁと思いながら眺めていたものでした。当時のGatewayのPCは高性能でしかも値段も高く、上級者向けってイメージがあったものです。
 Gateway2000の功績は、通販・BTOを確実に定着させたことでしょう。通販PCの持つどことなく胡散臭いイメージを払拭し、なんとなくおしゃれなイメージすら与えたのが、初期のGateway2000の通販PCでした。
 思えばGateway2000が日本国内で通販を開始するちょっと前ぐらいから、例のオウム真理教が直営する「マハポーシャ」が、格安通販パソコンでかなり名を売ったものでした。何を隠そう、私もオウムが母体だとは知らないままにマハポーシャのPCを購入したことがあります。確かCPUに「i486 DX2 33MHz」を使ったPCでした。知らなかったこととは言え、自分が購入したパソコンの代金が、殺人のためのサリンを作る資金の一部になっていたと思うと、慙愧に耐えません。
 オフィスで最初にDOS/Vパソコン、つまりIBMのPC/AT互換機を購入したのは80386マシンの頃です。そういえばDOS/Vの前にPC/AT互換機の規格として、アスキー、三洋電機、アルプス電気、セイコーエプソン、三菱電機などが日本語AT(後のAX)検討会を発足していますよね。AXグループは、当時国内で圧倒的なトップシェアを誇っていたNEC「PC9800シリーズ」を追撃するために他メーカーが一致団結したようなものですが、9800シリーズには全く歯が立ちませんでした。1988年頃に、このAXマシン上で動作するWindows2.0に触れたのが、初めてのWindows体験でした。

 話が逸れましたが、Gateway2000の米国本社での大規模リストラや日本法人撤退の話を聞いても特に驚くにはあたりません。だって、エントリーモデルのデスクトップPCの価格が5〜6万円、ノートPCが10万円前後にまで下がってきた現状では、PCを販売して利益を得ようなんてのは、大変なビジネスだと思います。
 それにしても不思議なのは、いまだに家電量販店の広告などを見ると、富士通や日本電気の旧型のデスクトップPCを、これまた旧型のインクジェットプリンタやデジカメをセットにして15万円以上の価格で販売していることです。こういう売り方は詐欺商法に近いような気もしますが…。
 私は特にPCのベテランというわけでもないのですが、たまに友人や知人からPC購入についての相談を受けることがあります。そんな時には、NECや富士通、ソニーなどのメーカー品はほとんど勧めません。リーズナブルでサポートもよいDELLやGateway、エプソンダイレクトあたりの大手通販PCを勧めることが多いですね。そんな面では、自作が大半での分では使わなくとも、Gateway2000の撤退はちょっと寂しい感じです。反面、アメリカのブランドだった時代のGatewayの方が好きですから、日本市場からの撤退を機に、逆に1台アメリカから購入するのもも面白いなんて思ったりしてるわけです。



 今日の画像は、回転寿司の動画です(eggyで撮影)。近所に「関東一」とかいう大規模な回転寿司ができたのですが、そこの画像です。ケーキなんかが回ってたりして…。
 回転寿司っていうのは、日本では元禄寿司が最初ですよね。それが、世界中に広がりました。1983年にはニューヨークのエンパイアステートビル近くの6番街に回転寿司があって、サラダとか餃子とかが流れていたのは覚えています。タイのバンコクなんか、何件も回転寿司がありますよね。笑ったのは「KOZOU SUSHI」です。つまり「小象寿司」ってことらしく、看板には象の絵が描いてありました。

 ところで、今日の夕方からの「2ちゃんねるのオークション騒ぎ」には驚きました。どうもネタだったみたいですね。
 
8/30  Webサイトというメディアがここまで普及する状況は、ほんの10年前には想像もつきませんでした。なかでも、驚嘆すべきは「個人サイト」です。企業サイトや政府系サイトがEコマースや電子DBとして有効に機能しているのは当たり前のことですが、個人サイトの持つ情報源としての機能もあなどれません。例えば海外旅行時に宿泊予定のホテルでインターネットが使えるかどうか…なんて、個人サイトから情報を探すのが一番です。
 こうしたgoogleのような検索エンジンで探す個人サイト情報以外に、特定分野に特化した極めて有効な情報を満載しているサイトがたくさんあります。むろん、趣味の分野の情報が多いのですが、中には本当に感心するようなサイトもたくさんあります。
 私は、国内外を問わず「旅」の情報サイトが大好きです。旅行記も好きですが、ちょっと観光旅行ででかけた話よりも、何かディープな旅行をした人の話は楽しいですね。例えば、アメリカ大陸をグレイハウンドバスに乗って貧乏旅行した旅行記が掲載されている「Atsushi's World. Life is Gambling!」なんてページもお気に入りの1つ。自分もグレイハウンドで旅行しているから共感できるってのも理由の1つですが、それよりも旅行の目的が「競馬場巡り」っていうのがいいですね。全米を旅行しながらも全く観光地は訪れない。お金もギリギリまで節約し、でも競馬場ではおもいきり遣う…という作者の旅行は何か鬼気迫るものがあります。
 国内旅行関連でも素敵なサイトがいたくさんあります。その中でも私は、「夜行快速列車」というホームページは非常に好きなサイトの1つです。
 宿泊費を浮かせるために夜行列車を利用した旅をする、またはしたという経験をもつ人は多いはず。このサイトは、こうした旅行に利用できる夜行列車の情報を、利用者の立場に立って解説しています。夜行列車を使った「旅の方法」を徹底的に教えてくれるのです。しかも、青春18切符が利用できる列車の情報が中心ですから、貧乏旅行派にはうれしいサイトですね。「青春18切符交換掲示板」なんてのもあり、ここを読んでいるだけで、旅に出たくなってしまいます。
 私はかつて、大学時代の帰省に「東京発大垣行き」の普通夜行列車を使ったり、八ヶ岳や北アルプス方面に登山する時に「新宿発松本行き」の夜行列車に何度も乗りました。

 旅のスタイルは人それぞれです。しかし私は、「豪華客船の旅」といった類の旅にはどうしても行く気になりません。移動手段は、徒歩でも自転車でもバイクでもバスでも列車でもよいのですが、やはり「お金をふんだんに使って利便性を図る」という旅のスタイルは好きになれません。この年齢になって仕事で海外出張する時でも、やはり格安航空券を探してしまいます。なんとなく「安く旅行するから楽しい」っていう意識がどこかにあるのです。あと、移動の速度が遅ければ遅いほど、旅は気分が出ますね。

 海外旅行について、バックッパッカーや貧乏旅行をするタイプの人が、よく「地元の人に触れ合ったり、現地の生活を見たりするのが本当の旅」…などと言いますが、私はそこまで気負ってもいません。第一、1ヶ所に滞在するのが数日間からせいぜい数週間の旅行で、いくら地元の人の行くお店や市場などを回っても、本当の意味での現地での暮らしや生活がわかるわけがありません。私はかなり長期間アメリカで貧乏生活をしましたが、それでもアメリカの一般的な市民のモノの考え方や行動規範を完全に理解するには至りませんでした。
 まあ、あまり気負わずにのんびりと旅行したいものですね。

 今日の画像は、現在私が使っているマウスです(WS30で撮影)。
 初めて使う光学式マウスって言うだけでも個人的には画期的なのですが、なんとこのマウス、「ソニックバイブレーション機能」なるものがついているのです。画面上のタスクバーやアイコンメニュー位置などにポインタが来ると、「ブルッ」とマウスが手に振動うぃ伝えるのです。30分ほど面白半分に使ったのですが、気色悪いのでバイブレーション機能をOFFにしました。
 あ、妙なマウスパッドが写ってますね(笑)。これは趣味の悪い「虎」の絵が描いてあるマウスパッドですが、SOYOのマザーボードのオマケに入ってるヤツです。オフィスに何枚もあるのに誰も使わないので、私が使っています。 
8/29  富士写真フィルムから「FinePix A201」が発売されるそうです。たいへんシンプルなデジカメで、個人的には最近の新機種の中ではかなり注目する製品の1つです(ただし実売価格がかなり安くなればの話ですが…)。
 ざっとスペックを見てみましょう。撮像素子には1/2.7サイズでインターライン方式とは言え、200万画素CCDを搭載しています。200万画素ならば、解像度面では用途を問いません。また初心者でも美しい画像を得ることができます。+1.5〜−1.5の露出補正やダイヤル式のモード選択も、よいコンセプトですね。最短8pからのマクロ、1/2〜1/1000のシャッターについても、必要かツ十分な機能です。そして単三2本(アルカリ、ニッケル水素、リチウム)で動作し、液晶OFF時には5000枚撮影可能というスペックについては文句はありません。オマケの動画撮影機能も、ないよりはいいでしょう。そして何よりも145gと、ともかく小型で軽量である点が非常によいと思います。
 「エントリーモデル」として位置付けていますが、一定の基本性能を維持している点、不要な機能を極力省いてシンプル操作を実現している点、そして何よりも小型・軽量でバッテリー寿命が長い点などが、コンセプトとしては好感が持てます。
 むろん、エントリーモデルとしてのコストダウンも随所に見られます。まずは液晶モニタにTFTではなくD-TFDを採用した点。また、AFではなく固定焦点を採用しており、その固定焦点ゆえにレンズの明るさがF4.8と暗いのも残念です。
液晶モニタの品質については特に問題はありません。だいたい私はこのクラスのデジカメに液晶モニタは不要と思っていますから。しかし、固定焦点であること、レンズが暗いことについては非常に残念です。逆に言えば、いっそのこと半端な液晶を省いて、その分のコストでAF機構を搭載して欲しかったと思います。

 それにしてもこの「FinePix A201」、私が「こんなデジカメが欲しい」の中で提案したデジカメのコンセプトの、かなり多くの部分が具体化されています。小型軽量で余分な機能を搭載していない点は非常に好感が持てるカメラです。写真で見る限り、デザインもシンプルですね。実売価格が2万円台半ばまで落ちれば、マーケティング面でもかなり面白い製品です。逆に言えば、このスペックで3万円前後なら全く魅力はありません。だってレンズが明るくAFを搭載した「DC3800」が3万円以下で買えるのですから。いずれにしても、実写結果やボディの質感、そして処理速度など、実機がなければ判断できない部分に注目しましょう。そして実売価格にも…。

 ところで、MPXがあちこちで話題になっていますが、個人的には全く魅力がありません。というのも、サンプル画像を見るとCMOS固有の非常にダイナミックレンジが低い、しかもノイズが多い画像だからです。マクロもないし…。これなら私は35万画素しかなくとも小さいWS30の方がいいですね。また、あと5〜6000円出してCCDを搭載した130万画素機を購入します。

   今日の画像は、オフィスの机の引き出しを整理していたら出てきた使い古しの携帯電話です(WS30で撮影)。
 まだ他にも入っていそう。現在使っている機種は、ここに写っていないP210iというiモード端末ですが、だいたい個人用の携帯電話は半年に1台くらいのペースで買い換えています。で、こうして貯まっていく古い携帯電話って何か使い途がないでしょうか? オフラインでもいろいろな機能が使えますよね。例えば「電子手帳」や「目覚まし時計」なんかには使えそうです。
 
8/28  DSC-MZ1の「リアルカラーイコライザ」機能を、少し時間をかけて使ってみました。「リアルカラーイコライザ」というのは、赤・緑・青・シアン・マゼンダ・イエローの6種の色相値と彩度値をユーザーの好みに合わせて設定するカスタマイズ機能です。確かに面白いのですが、イマイチ使い切れません。というのも、どういう設定にしたらどのような発色になるか…を完全に把握するためには、非常に時間をかけて試行錯誤をしなければならないからです。あるパターンを設定しては、実際にいちいち撮影し、その撮影結果を表示させて発色を確認するという作業を繰り返すわけです。ともかく手間がかかります。
 横着な話ですが、実はMZ1購入時から期待していたのが、「誰かが作った設定パターン」を利用することです。撮影シーンに合わせた効果的な「色補正パターン」をいろんなユーザーが作って公開してくれるとありがたいとい思っていたわけです。例えば、カシオのデジカメの「シーン撮影機能」に近い感覚で、いろんなパターンがあると面白い。だから、プロやハイアマチュアカメラマンの方などが、設定してくれたデータが公開されると非常にうれしいのですが…。
 しかしながら、現時点ではこうした自分の設定結果を公開するユーザーは、まだ少ないようです。サイト検索ではほとんど見つかりません。SANYOが公式ページで募集をしてくれないでしょうか?
 本当ならば、こうした他人の作った設定データを自分のMZ-1にマニュアル設定するのではなく、データとして簡単に入力できるとうれしいですね。例えば、ファームウェアのバージョンアップのように、CFにでもデータを落として、それをカメラに転送できる仕組みにはならないでしょうか?

 ところで、こうしたユーザー自身が設定したデータの共通化…みたいな試みを現実にするためには、「デジカメ用OS」が普及するという方向が考えられます。
 デジカメ用OSの話は「digita」以降、あまり進展がないですね。というよりも「digita」の普及と応用に進展がないといった方がいいかもしれません。Digitaを採用したのもコダック以外ではPENTAXだけであり、他メーカに広がる気配はありません。
 私はデジカメへの汎用OSの搭載については、非常に期待しているのです。デジカメの多機能化に貢献するのはむろん、ユーザーが作った設定データを交換するとか、デジカメ制御用のフリーウェアが登場するとか、非常に面白いことが出来ると思うのですが…。デジカメの機能の一部がユーザーに開放されるようになると面白いですね。

 今日の画像は、たまたま通りがかった新宿の高層ビル街でやっていたフリーマーケットの光景です(WS30で撮影)。ちょっと見て回ったのですが、ロクなものがありませんでした。
 私も以前フリマに凝ったことがあります。凝ったと言っても、買う方ではなく出店する方です。友人の結婚式の引き出物で貰った食器とか、使わなくなったキャンプ道具とか、片っ端からフリマで売りました。一番たくさん出したのは服と本です。服はアメリカのアウトドアブランド物が多かったので、いつも完売でした。あとはネクタイとか靴まで売れるのには驚きました。多いときには1日の売上が4〜5万円になったこともあります。7〜8回ほど出展したら売るものがなくなったので、ここ1年以上は出店していません。最近は、フリマよりもネットオークションを使うことの方が多いですね。
 
8/27  相変わらず、いつもカバンにデジカメを放り込んで歩いているのですが…。何かここのところ、デジカメで日常の風景を撮影するのも旅行先の風物を撮るのも飽きてきまして…。むろん私は、もともと家族の写真とか花の写真とかを撮るのは苦手だし…。
 うまく言えないのですが、もっと「人間臭い」、しかも「まったりした」画像や動画をいっぱい撮りたいのです。例えば、ホームレスのオジサンが道端でワンカップを飲んでるところとか、セックスした後の女の子がベッドの上でタバコ吸ってるところみたいな…。極論すると女性のハダカだってセックスシーンだってOKじゃないかと思っています。まあ、ここをいきなりエロサイトにするのもなんですよね(笑)。
 でも、昨夜ネットサーフィンをしてて思ったのですが、いわゆる「エロサイト」にカテゴライズされるサイトの中にも、けっこうドキュメンタリータッチのいい画像がありますよね。いわゆる「自分のプライバシーを曝け出している」サイトや、「素人画像」サイトといった中に、けっこうグッとくる画像があるのです。こうしたサイトにある画像に共通しているのは、当たり前ですが「人間」を被写体にしています。やはり、人間の生活の匂いがする画像は、人間が写っている方が自然だなって感じます。
 「健全なサイト」っていったい定義は何でしょうね。女性や男性のハダカや男女の○○がたくさんあるサイトは健全ではないとも言い切れないような気もします。これは「芸術的なハダカならいい」っていうような陳腐な話じゃありません。別に芸術的でなくても、素人が撮った「いやらしい写真」でもいいんです。そんな画像でも、中にはなんとなく惹かれる画像ってありますよね。何か画像の背景に「生活感」みたいなものがあったり、逆に生活観が全く感じられず「無機的」であったり、「フェティッシュなこだわり」みたいなものがあったり…。いずれにしても、背景に「何か」を感じるような画像は、ただきれいなだけの画像よりはうんと魅力的です。
 別に「ドキュメンタリータッチの写真」とか「思想を感じる写真」などの高尚な写真を撮りたいわけじゃありません。そんな難しい話ではありません。ただ、自分自身がけっこうドロドロした部分もある人生を送っているのに、「きれいな写真」や「差し障りのない写真」ばっかり掲載してたのでは変じゃないか…って気がするのです。子供の画像も、風景画像も、怪しい画像も、エッチな画像も、フェチな画像も…、「自分が持ってる部分」は何でもありのサイトを作った方が楽しいし自然だろうなと思ってるだけです。
 例えば新製品のデジカメの画質をチェックするのに、パソコン雑誌やカメラ雑誌のサンプル画像のように、身近な風景とかを撮ってコメントするのも、ある意味面白くないですよね。女性のハダカとかを撮影して「この肌の色が…」とかコメントしてもいいんじゃないかと思うんですよ。むろん男性のハダカもありですよね。
 幸いなことに、このサーバーに関しては完全なレンタルサーバーなのでどんなコンテンツを置こうとプロバイダにとやかく言われる心配はありません。何かあれば、自前のサーバーを立てても構いませんし、海外の知人に依頼して完全な自前のサーバーをアメリカに設置することだってできます。そんなわけで当サイトは、ある日突然、とんでもない「エロサイト」とか「フェチサイト」になるかもしれません。

 今日の画像は、池袋西口の立教大学隣にある「味千ラーメン」の店内から、店のマスコット人形の後姿を撮ったものです(WS30で撮影)。
 とんこつラーメンですが、まあチェーン系の店なので、それほど期待するような味ではありません。しかし、500円という値段から見れば、まあまあの水準にあると思います。ある面で、「桂花」とよく似た味ですよね。ラーメンを1杯食べると、次回の100円割引券をくれるのでお得です。
 
8/25  いしだ壱成が大麻所持で逮捕されました。大麻取締法で禁止されているから犯罪であることは間違いないのですが、それにしても私が納得できないのは医学的に見て身体的依存も精神的依存も少ないマリファナが禁止されて、なぜアルコール(酒)が禁止されていないのか? ということです。アルコールは医学的に見て、身体的依存、精神的依存ともに極めて高いと言われている、かなり悪質な「ドラッグ」です。

 酒は依存性が非常に高く、日本においては全国民の約2%、つまり240万人がアルコール依存症と言われるほど中毒者が多いドラッグです。  依存性だけが問題なのではありません。酩酊した状態では「自分が何をしているかわからなく」なります。非常に危険なドラッグと言えます。例えば泥酔状態で殺人を犯してもまず死刑になりません。それは、刑法39条が「心神喪失者の行為は、これを罰せず、心神こう弱者の行為はその刑を軽減す」とあり、泥酔状態は薬物中毒で錯乱状態に陥っているケースと同じように扱われるからです。
 言ってみれば、酒は飲むことで心神喪失またはこう弱状態になるということがわかっているにも関わらず、飲むことが法律で認められ、自動販売機で購入できるわけです。不思議な話ですよね。
 ところで、日本にはアルコール(酒類)摂取量と犯罪発生率の相関関係についての公的な統計がないそうです。北欧では、アルコール摂取量と犯罪犯罪発生率の相関関係は統計的に認められています。また、全ての犯罪におけるアルコール摂取の関与率についても、公的な統計がありませんが、一説によると傷害事件や殺人事件の20%以上にアルコールが関与しているとの統計があるそうです。
 飲酒擁護論者がよく言う論理として「適度な酒は健康にいい」というものがあります。「適度」であれば、酒に限らずドラッグ類の大半が「薬」です。また、飲酒擁護論者の多くは「酒は文化」だと言います。確かにそういった側面もありますね。李白など大酒を飲んであれだけの詩を作ったのですから。しかし、文化ということであれば他のドラッグ類も酒には負けていません。

 コカイン中毒者の設定になっているシャーロック・ホームズの例を出すまでもなく(作者のドイルが重症のコカイン中毒者)、18世紀ぐらいまでは薬物中毒であることは、特に悪いことではありませんでした。詩人のトラークル・ゲオルク、心理学者のフロイトなどもコカイン中毒者です。特にアヘン中毒に関しては、当時のヨーロッパの芸術家の大半がそうであったとの検証もあります。ジャン・コクトーがアヘン中毒であったことは有名ですね。他にもアヘン中毒やコカイン中毒者には、偉大な芸術家がたくさん輩出しています。
 さらに、1960年代以降は、まさにドラッグが文化となりました。ビートニクス・ムブメントを生み出し、数多くのアーチストがドラッグとともに偉大な芸術作品を生み出していきました。私の好きな画家であるジャン・ミシェル・バスキアはドラッグで死にました。ジミ・ヘンドリックスもジャニス・ジョプリンも…と挙げればキリがありません。
 にもかかわらず、なぜ「酒は文化」になり、「ドラッグは文化」にならないのでしょうか?

 …なんてことを書いてきましたが、別に私は「禁酒論者」ではありません。第一、この文章、ビールを飲みながら書いています(笑)。

 私はアルコール以外のドラッグの全てを「ダメ」とすべきとは考えていません。むろん覚せい剤やヘロインなど身体的依存のあるドラッグは、絶対反対です。ただ医学的に身体的依存がないか、または極めて低いとされている、マリファナやコカインなどは、一定の条件下(年齢制限など)で解禁してもよいと考えています。
 またアルコールをはっきりと「ドラッグ」と認めるべきだとも思っています。



 さて、今日の画像はeggyで撮影した動画で「豊島園の花火」です(クリックすると動画がスタートします。500KByte以上あります)。
 私の自宅のベランダから、目の前に打ち上げられる花火が見られるのです。
 数年前までは、夏の間は毎週土曜日にやっていたのですが、周辺住民の反対もあって、8月に3回だけ行われるようになりました。うるさいは、見物客が庭先まで押しかけてくるは、花火の煤が駐車場の車の上に積もるは…近所に住んでいる住民にとっては何もよいことがないのです。でも、30分間に5,000発近くも打ち上げるので、けっこう壮観です。 
8/24

 日記特別編 「デジタルか銀塩か?」

 
8/23  部屋に置いてある観葉植物の植木鉢に、小さなキノコが生えています。図鑑で調べたのですが、名前がわかりません。食べてみようかな…

 渋谷の路上なんかで売っているマジックマッシュルームって、効くのでしょうか。法的な問題は別にして、幻覚剤は全て非常に興味があります。フロイトだって折口信夫だって、考えてみればみんなヤク中。もっとも昔アメリカで「クッキー」食べてひっくり返ったんだけど…

 キャベツの芯から作る「キャベッジダウン」とか、バナナから作る「バナディン」とか、かつては怪しいドラッグの作り方が、まことしやかに流布していました。一部試したことがありますが、ちゃんと効いたものはありません。

 人類が社会規範や法律でドラッグを禁止するようになったのは、社会において生産効率が求められるようになってからです。要するに、支配する側の都合です。私は「よいドラッグ」と「悪いドラッグ」をはっきりと分けるべきだと思っています。

 習慣性が強く、犯罪や交通事故の頑強でもある酒・アルコール類を禁止しないのは、要するに「ガス抜き」ですね。マリファナと酒を比較すれば、「ドラッグとしての特性」は、はるかに酒の方が強いのに…

 ドラッグについてはいろいろと書きたいことがありますが、ここは「良い子のデジカメサイト(笑)」なので…この辺でやめときます。

 新潟県のある地方の特産品に、「メダカの佃煮」があるそうです、何でも昔から農閑期に水田の水路でメダカを増やして、お正月用に佃煮にして食べていたのでそうです。

 今日、単3アルカリ電池を10本買ったらビールサーバーが当たりました。電池の包装パックに付いていたシールにID番号が書いてあり、電話をしたら当たっていたのです。非常にうれしい。

 今日の画像は「とけ」です(eggyで撮影)。
 実は「とけ」っていうのはJR外房線の駅名です。今日、たまたま仕事で訪れたところです。外房線で千葉から5駅目で、漢字では「土気」と書きます。このあたりにお住まいの方には大変失礼なのですが、私は東京に住んでいながら、こんな名前の駅があることを今日まで知りませんでした。 
8/22

 日記特別編 「初心者向けデジカメとは?」

 
8/21  歩くことが大好きです。登山やハイキング、徒歩旅行など目的を持って歩くのも好きですが、もっと日常的に意味もなく長距離を歩くことが好きです。
 高校を卒業した年に何も荷物を持たずに手ぶらで「金沢→名古屋」間を歩いたことがあります。友人の家を訪ねた帰りに、ふと思いたったのです。道なりで250Kmぐらいでしょうか、パンをかじったり、道端の屋根付きのバス停留所で野宿したりしながら、4泊5日で歩き通しました。
 現在は東京都内に住んでいますが、都内もよく歩きます。例えば「上野→池袋」とか、「銀座→新宿」とか、半日ぐらいかかる距離(だいたい20Km)を歩くのは非常に愉快です。別に目的があるわけではないので、喫茶店に立ち寄ったり、書店で本を買ったり、夕方なら居酒屋でビールを一杯やったり、道草をしながら気ままに歩くのです。
 歩くためには靴が重要です。普段からスニーカーやウォーキングシューズを履いていますから、思いたったらいつでも歩けます。
 真夏や真冬でも歩きます。夏は夜歩くのが楽しいですね。8時頃から11時頃まで歩けば、「渋谷→池袋」ぐらいの距離を歩けます。距離にして10〜15Kmぐらいでしょうか…。
 1人で歩くのも楽しいけど、友人と歩くのも楽しい。とは言っても、なかなか10Km以上の距離を一緒に歩いてくれる人はいません。
 それから、私は楽しいから歩いているのであって、けっして健康のために歩いているのではありません。「歩く健康法」なんて、万歩計付けて歩いている人っていますよね。あれ。嫌いだなぁ。「健康を目的」とする行為は、カッコ悪いので絶対にやりたくありません。

 今日の画像は…自分で撮った写真ではありません。天気予報サイトからパクッた台風11号の天気図です(こんなもん載せてどうするんだ? 問題があれば削除します…)。
 久しぶりに関東地方に台風が近づきそうです。eggy持って「台風動画」でも撮ってみようかな。それより私は、台風ライブカメラって言うのをやってみたいのですが、どこにカメラを設置したらいいでしょうか。

 あ、そうそう、2,500円のUSBカメラは、一応Windows Meでドライバーは動作し、キャプチャーに成功したのですが、何故か画像形式として24bitRGBを指定すると画像サイズを変更できません。ライブカメラ用の160×120dotでのキャプチャーができないのです。マニュアルには何も書いてないし…。でも、こういう怪しいモノで遊ぶのは楽しいですね。
 
8/20  教科書検定問題や靖国神社参拝の問題がメディアを賑わせていますが、その是非については特にコメントしません。ただ、ここのところ「日本人の誇り」という言葉がよく登場するので、少し考えてしまいました。というのも、たまたま昨夜9時からNHKで放送していた「日本人はるかな旅 〜マンモスハンター・シベリアからの旅立ち」という番組を見ていて、「日本人って何だろう」と思ったのです。
 最新のDNA鑑定によると、日本人のルーツは、人種的にシベリア起源、朝鮮半島起源、タイ地域起源等がミックスされたものだそうです。そういえば、以前「日本人は単一民族国家」と言って物議を醸した総理大臣がいましたが、数万年前のルーツにまで遡らなくとも、それ以降も日本には大陸からたくさんの民族が流入して、複雑な民族を創り出してきたようです。人種や民族の混合に加えて、文化的な面でも外部から流入した様々な文物や思想の影響を受けて混生されてきたようです。
 現在の日本という国家の形成に直接連なる大和朝廷の形成プロセスからして、帰化人と呼ばれる人々による文化的な影響は非常に大きなものです。というよりも、日本の文化の起源自体が古代中国や古代朝鮮など大陸の優れた文化をベースにしたものですよね。
 そうなると「日本人固有の文化」って何でしょう? 西洋文明と対比してよく言われるのが「謙譲の美徳」、「礼節の美徳」と言った部分でしょうか。あとは「親や年長者に対する敬意」といったようなものもあるでしょう。しかし、これらは日本固有の文化というよりも、中国・朝鮮半島から伝わった儒教文化そのものです。礼節や健聴者への敬意などは、現在の日本よりも儒教の影響を強く受けている韓国の方がはるかに色濃く社会習慣の中に息づいています。
 それから「わび・さび」とか「茶道」「華道」といったものはどうでしょう。これは、一般的な日本人が作り上げた文化というよりも、平安時代に食い詰めた貴族がやむなく考え出した「家元制度」の産物であり、少なくとも近世に至るまで一般庶民の文化とは無関係ですよね。
 海外生活の経験を踏まえて、外から見て感じた日本人の特性を2つ挙げてみましょう。それは「何でも受け入れる」というフレキシビリティと、「個人の主体性よりも集団の意思を重要視する」という共同体意識の強さです。
 「何でも受け入れる」というのは、日本人の非常に優れた資質の1つでしょう。例えば宗教観を見るとわかりますよね。仏壇の上に神棚を置いているような家庭は多いし、第一日本では異なる宗教文化の産物である「お盆」「お正月」「クリスマス」が等しく生活の中に根付いています。最近ではハロウィーンまで祝うのですから…。こういうのを見る限り「日本人固有の文化」というのは、反語的に言えば「固有の文化がないのが“文化”」って感じもします。

 サイトを開設してちょうど7ヶ月、70,000HITを超えたのを機会にトップページのデザインを変更しました。私はホームページの作成があまり得意ではなく、またホームページ作成ツールを上手く使いこなせんません。
 5〜6年ほど前、まだホームページ作成ツールなんてものがほとんど無い頃に、本を読んでWebサイトの作り方やHTMLの書き方を勉強した段階から、全く進歩していません。だから、エディターで直接HTMLタグを書き込む方が楽なのです。
 とは言っても、複雑なテーブル構造なんかを組む時には、他人の作ったテンプレートを利用します。むろん、勝手に他人の作ったものを利用するわけではなく、自分のオフィスで業務用途で作ったテンプレートを利用します。
 ホームページの体裁変更作業をやっていて思ったのですが、このサイトはわけのわからないコンテンツが際限なく増えています。個人的には文章を増やすことは全く苦にならないのですが、絵とかグラフィックは苦手です。そんなわけで、書き散らかした文章系のコンテンツがどんどん増えるわけです。見苦しいのはご容赦ください。っていうか、無視して下さい。

 今日の画像は、なんとなく撮った秋葉原の風景です(WS30で撮影)。
 秋葉原のパーツショップの店頭で、2,500円という格安のUSBカメラを見付けたので思わず購入しました。30万画素のCMOSを搭載してこの値段ですから非常にお買い得です。Windows Me用のドライバがないので安いんじゃないかと思います。サイトにもアップされていません。マニュアルは中国語と英語だけ。聞いたこともないメーカーの製品ですが、まあなんとかなるでしょう。ライブカメラをいろいろと試しているのですが、すごく面白い。この新しいカメラを使った映像も、そのうちお届けできると思います。