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デジカメなんて…   2001/8/24

 デジカメサイトの黄昏…ってタイトルで書き始めましたが…書いているうちに、自分で自分のサイトを否定するのもどうかと思い、ちょっと柔らかい話にしました。
 とはいっても今回は「デジカメ話に飽きてきた」という、デジカメサイトにあるまじき非常に不埒な戯言です(笑)。デジカメで遊ぶのはけっして嫌いではありませんが、「重箱の隅を突付く」ようなインプレッションは、今後は意識して書かないようにしようと思っています。


■カメラ付き携帯電話

 8月中旬にJ-PHONEから、カメラ付き携帯電話「J-T06」というJava対応端末が発売されました。(http://www.tohoku.j-phone-east.com/desktop/lineup/index.htm)
 既にお使いの方もいると思いますが、この東芝製端末には「モバイルフラッシュ」という、要するに外付けのストロボを装備しています。うーん、とうとうカメラ付き携帯電話にもストロボがついたか…なんてちょっと感心した端末です。この端末は考えようによっては立派なカメラであり、しかも「通信機能付きデジカメ」と言えるかもしれません。なんとなく楽しめそうなので買ってみようかなんて思ってます。
 最初の頃には、携帯電話にカメラが本当に必要か?といった議論もありましたが、カメラ付きケータイはいまやすっかり定着しつつあります。私も最初はバカにしてたんですが、エッジやJ-PHONEのカメラ付き携帯電話端末を使ってみるとけっこう面白い。私の友人の女性なんかは、デジカメを持っていないのですが、エッジと外付けカメラ「Treva」をめいっぱい使っています。写真パシャパシャ撮って楽しんでいます。私が教えたら、自分のパソコンのアドレスに転送して、自分でアルバム作ってるんです。すごく面白いそうです。私のデジカメを見せてこっちの方がうんときれいに撮れると説明したら「そんなものは必要ない」と言われました。

■カメラ付き携帯電話を楽しむ人々

 カメラ付き携帯電話を、ユーザーはいったいどんな風に使っているのでしょう。また、何を被写体にしているのでしょうか? ここで「DDIpocketで音声通話が一番さっ」というサイトの中の「Treva画像掲示板」を見てみましょう。ここには、「Treva」で撮影したユーザの画像が大量にアップされています。この投稿画像を見ている限り、カメラ付きケータイの使われ方は普通のデジカメと全く同じ。身の回りの小物や日常の出来事を撮ったり、友人や知人の顔や、女性のポートレート、そして風景写真まであります。
 ここでもう一度、「Treva」のスペックを確認してみます。1/4型CMOSタイプイメージセンサ、固定焦点で撮影距離範囲は30cm〜8。解像度は10万画素、撮影画像のサイズは横96ラ縦72ドット、露出やホワイトバランスは自動制御…というものです。こうしてスペックを書くまでもなく、撮影画像を見て頂ければ判るとおり、トイデジカメと較べてもはるかに例レベルの画像です。にもかかわらず、ユーザの皆さんはあらゆる物を撮影しています。しかも、日常記録に楽しく使っている方が多いのが印象的。
 さて、こうしたカメラ付きケータイで楽しむユーザの方々を見ていると、あらためて「デジカメの画質談義」に虚しさを感じてしまいます。トイデジカメですら「あんなものはカメラじゃない」と酷評される画質。ケータイに付いているカメラなんて、トイデジカメ以下、プリクラ以下の画質です。画質を云々する水準にすら達していません。でも、それで夢中になって遊んでいる人にとっては、面白いものは面白いのです。いったい、細かい部分でデジカメの画質を議論して何になるんだろう…と考えてしまいます。

■どれも同じ…

 そんなわけで、私はデジカメの画質談義にもデジカメ話にも飽きつつあります。このサイトの中に「デジカメ購入指南」なんて生意気なコンテンツを入れましたが、結局はどう転んでも、遊びで使うデジカメなんて「自分が好きなものを買えばいい」という結論にしかなりません。400万画素機だろうと、トイデジカメだろうと、はたまたカメラ付き携帯電話だろうと、好きなものでいいんです。他人がとやかく言うような問題じゃありません。まあデジカメサイトを開設しておいて、こんなひどいミもフタもないことを書くのは、訪問して頂いている皆さんに大変失礼なことは十分に承知しております。
 デジカメの画質談義やデジカメ話に飽きた理由はもう1つあります。現在のエントリーモデルの主力となりつつある200万画素機及び各社主力製品が集まる300〜400万画素のデジカメは、メーカーや機種間で機能や画質の差なんてほとんどありません。むろんこれは、特に写真撮影に強い思い入れを持たない一般ユーザーが、旅行などに持っていって普通にオートで撮影するという条件での話です。確かに解像度の違い、ズームの有無など、いろいろな機能差はあります。でも、フルオートで撮影した画像をパソコンの画面上で見たり、キャビネサイズ程度にプリントしたり…といった使い方では、どのデジカメで撮っても実用の範囲内の画像が得られます。どのメーカーのどの機種を購入しても、著しい「ハズレ」はありません。例えば、画素数が同じCanon「IXY-300」と三洋電機「DSC-MZ1」で撮影した画像同士を比較しても、傾向の違いはあれ、解像度や発色などの点で実用上の大きな差はありません。そういった意味では、デジカメは既に成熟期に入りつつある商品です。

■デジカメ評論の虚しさ…

 話は変わりますが、「デジカメ評論家」ってのも大変な仕事ですね(笑)。どれも似たりよったりのデジカメを評論してメシを食っている人がいるなんて考えてみれば不思議な話です。デジカメで撮影した画像を較べて「ざわついたノイズ感がある」とか「緑色が強調される」とか重箱の隅を突付いたような比較することが「いけないこと」だとは別に思いません。でも、よくよく考えるとかなり虚しい話です。デジカメなんて仕事で必要と指定おる人以外にとっては、しょせんは趣味の道具、おもちゃに過ぎませんから。
 それに較べれば「洗濯機評論家」とか「洗剤評論家」とか「電気掃除機評論家」など日常生活の必需品にこそ「評論家」が必要だという気がします。こうした家電製品の良し悪しは日常生活の快適性に直接つながってくる話ですから…。
 Webサイトも同じですね。デジカメのサイトとかパソコンのサイトとかはたくさんあるのに、洗濯機のサイトや冷蔵庫のサイトってあまりないですよね。
 でも、「…この電気掃除機はモーターの出力は大きいもののベンチマークで計測すると吸い込む力はあまり大きくはない。しかも床面の状態によっては埃を吸わない部分ができるなど掃除力にムラがある…」なんて評論したら、楽しいかもしれません。


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