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July 26, 2005

「YP-C1」とエミルー・ハリス

 またMP3プレヤーを購入しました。…といっても1ヶ月ほど前の話です。
 買ったのはサムスンの「YP-C1」で、オンライン限定モデルです。購入理由の第一は、「安い」こと。YP-C1 Zがメモリ1GB搭載で、会員価格はなんと12,191円でした。FMチューナーは非搭載ですが、ボイスレコーダーは装備しています。
 で、1ヶ月ほど使ってみた感想ですが、これが予想外にいい。最初は、ちょっと妙な感じがするデザインだと思ってたのですが、手になじむのです。単三電池1本利用なので、厚みがあります。なんというか「筒」ですね。でも、ちょうど手で握るのに具合がよい大きさで、裏側の部分の曲面が、握った手の形状とぴったり合います。ボディの色や質感も、思っていたよりも悪くありません。
 そして単三電池ゆえの長時間再生もいいですね。連続再生が42時間ですから、1日に1時間ほど聞くか聞かないかの私の場合、1ヶ月以上は電池が持ちます。そして、さらに気に入ったのが操作性。まず、ホワイトLEDのバックライトを備えている液晶画面が非常に見やすい。画面右側の大きな四角いコントロールパッドと中央部のボタンで、直感的に操作ができます。コントロールパッドやボタンのサイズも指に馴染みます。
 肝心の音ですが、特に目立った難はなく、わりと素直な音です。イコライザーは使わなくても、ノーマルの設定で十分聞けます。
 あと、「YP-C1」で意外とよかったのが、付属のヘッドフォン。コードが長過ぎてちょっと使いにくいのですが、音が案外いいんです。むろん、高価なヘッドフォンと比較できる水準じゃありませんが、普段私が使っているゼンハイザー「MX550」と比較しても遜色のない音でした。
 欠点もあります。まず、操作がちょっとトロい。ボタンを押したときの反応が、一呼吸遅れる感じが気になりますね。そしてUSBケーブルのコネクタが特殊な形状をしていること。これでは、なくしたらマズいですよね。

 ともかく、この値段でこの性能なら満足です。「安かろう悪かろう」ではありません。この「YP-C1」、いまのところ毎日愛用しています。

 で、私が持ち歩くMP3プレヤーに放り込んでいるアルバムはといえば、ニール・ヤングやらザ・バンドやら、ライ・クーダーやら、いつも通り替わり映えのしないシンガー達(…あややの「ドッキドキ! LOVE メール」や「タイ語会話」なんかも入ってます…)。1GBのうち、緊急用のボイスレコーディング・スペース分のメモリを除いて、アルバム15枚分ほどの音楽を転送してます。

 そんな中で、最近よく聞いているのが「エミルー・ハリス」。エミルー・ハリス(Emmylou Harris)というシンガー、ご存じない方もおられるかもしれませんが、こちらのサイトで詳しく紹介されています。
 私が彼女を知ったのは古い話で、ザ・バンドの「ラストワルツ」。あの中で、名曲「イヴァンジェリン」をザ・バンドのメンバーと歌っているのがエミルー・ハリスでした。
 彼女の最高傑作はといえば、やっぱり1979年のアルバム「Blue Kentucky Girl」でしょう。で、以前から持っていたこの「Blue Kentucky Girl」をエンコードして「YP-C1」に転送、ここのところ毎日のように聞いて、あらためて「いいなぁ」と思っている次第。
 このアルバムの2曲目に入っている「Beneath Still Waters」は、カントリータッチのバラードの名曲ですが、10年以上前にジャック・ダニエルだったかバーボンのTVのCMで使われていました。
 さらに、前記の紹介サイトでも書かれているように(同じような感性の方なんでしょう)、このアルバムの中でもっとも素晴らしいのは「Save The Last Dance For Me(ラストダンスは私に)」ですね。この曲はいろいろなシンガーが唱ってますが、エミルー・ハリスの歌はもう絶品。何がどういいのか、うまく表現できません。私はここ1ヶ月、毎日1回は聞いています。
 「Beneath Still Waters」も「Save The Last Dance For Me」もこちらのサイトで視聴できます。ついでに、この「Blue Kentucky Girl」というアルバムは、新たに2曲のボーナストラックを加え、デジタルリマスターされて再発売されています。

投稿者 yama : July 26, 2005 11:39 AM

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エミルー・ハリスは1979年の本作でみずからのカントリーのルーツにこれまで以上に強くこだわり、ハンク・ウィリアムズ、ロレッタ・リン、ルーヴィン・ブラザーズ... [続きを読む]

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