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July 22, 2006
ニュースいろいろ
ミス・ユニバースの民族衣装審査、日本は「赤忍者」…って記事がありました。忍者の服って民族衣装か?…など、いろいろ突っ込みどころは多いでしょうけど、それはそれ。この格好、メチャいい! フェチな私は大好きです。
30代前半男性、45%が親と同居-晩婚化が影響…って、やっぱり信じられない。僕らの世代はみんな、あれほど親元から離れたかったのに。
イスラエル軍が、戦車部隊をはじめ数千人規模の地上部隊をレバノンとの国境地帯に集結させています。地上軍による大規模侵攻が始まります。既に300人以上の民間人死傷者が出ていますが、国連人道問題調整事務所によると、家屋を失うなどした被災者も約50万人に上るとのことです。
このイスラエルの軍事行動を、依然としてアメリカは支持。国連事務総長によるイスラエルとヒズボラの停戦案に拒否の姿勢を見せています。安保理議長国フランスは、UNIFILの増強や、これに代わる国際部隊の派遣案のたたき台を理事国に提示し調停努力を示したい意向だが「米国の反対ですぐには無理」な状況とのこと。
一方で、イランの核問題をめぐる安保理決議については、米国は「国連憲章第7章の第39条と第40条に基づいて行動する」と規定した決議案を提示しています。そういえば台湾が大軍事演習というニュースもありました。
なぜ、核開発について、イランはダメでインドやイスラエルは容認されるのか。なぜ、イスラエルの軍事行動を認め、台湾の軍事演習を認める一方で、北朝鮮によるミサイル発射は非難されるのか。ともかく「ダブルスタンダード」以前の問題で、どうにも理屈は通りません。
北朝鮮が人権を無視する独裁国家だから…という理由を付けるのは簡単です。しかし、世界にはわけのわからない国家がいくらでもあります。ベラルーシのルカシェンコやトルクメニスタンのニヤゾフは、金正日よりもまともなのか? トルクメニスタンは北朝鮮よりもまともな国か?
そういえば、反体制市民を数千人以上虐殺、数万人が行方不明になったチリのピノチェト政権、アメリカはむろん、日本も成立直後に承認しました。
昭和天皇のメモが原因で、日経本社に右翼が火炎瓶。私は、昭和天皇の心情がなんとなく理解できます。昭和天皇は、昭和も後期になってからのあのゆっくりしゃべる年老いた姿が印象的ですが、若い頃の言動を見ていると、頭の回転も速いし、かなりエキセントリックな部分もあります。ともかく昭和天皇にとって、あの「敗戦」が大きな痛手であったことは間違いありません。文春新書「あの戦争になぜ負けたのか」、そしてその著者でもある半藤一利の「昭和史」、さらには保阪正康「昭和陸軍の研究」(これは非常に優れた本だと思います)…等を読めばわかるように、日本の敗戦にはあきらかに「責任を取るべき人間」がいます。ここでは、侵略戦争というレベルでの「国家としての責任」問題を書くつもりはありませんが、「日本の国民に対する責任」を持った人間がいることは間違いありません。とりわけ軍人の一部は明らかに誤った戦争指導をし、天皇に真実を伝えなかった。インパールやフィリピンをはじめとする南方戦線では、正気の沙汰ではない作戦計画で何十万人の兵士が餓死していきました。昭和天皇が、そうした人間を、戦場で死んでいった人間と区別したいと考えるのはごく自然です。
投稿者 yama : July 22, 2006 03:24 PM
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