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デジカメは4年間でいかに進化したか
2002/11/18
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いまから4年半前、1998年6月に雑誌PC-Freecom(既に廃刊)に掲載された、当時のデジカメ新機種の紹介記事に添付したサンプル画像を掲載します(いずれも私が撮影しました)。まあ、旧機種の画像はあちこちにありますが、多機種を並べて同時に比較できるところは少ないので掲載してみます。旧機種をオークションで購入する際などには、参考にもなると思います。
取り上げているのは、ニコン「COOLPIX 900」(130万画素)、オリンパス「Camedia C-840L」(130万画素)、キヤノン「PowerShot A5」(81万画素)、富士写真フィルム「FinePix 700」(150万画素)、松下電器産業「COOLSHOTUmega」(108万画素)、リコー「DC-4」(132万画素)、カシオ「QV-5000」(131万画素)、コダック「DC-21A zoom」(109万画素)、コニカ「QM-100」(108万画素)…の9機種で、いずれも当時の最新機種です。発色傾向など、機種ごとの撮影画像にかなり個性があり、デジカメが発展途上にあった面白い時代だったと思います。
ちょうど各社からメガピクセル機が出揃った時期で、デジカメの歴史で言えば「第三世代機」に入ったところです。それまで中心であったVGA機と較べて、ずいぶん「まともな画像」が撮れるようになった時期です。私も、この頃から単なる趣味の撮影だけでなく、仕事で受託するホームページ作成用の素材画像の撮影や雑誌取材用などでデジカメを使い始め、デジカメの使用頻度が一気に上がりました。
反面、現時点でこれらのデジカメの撮影画像を見ると、やはり現行の200万画素クラスの普及クラスデジカメと比較してその画質は大幅に低く、隔世の感があります。
単にCCDの画素数の問題だけではありません。例えば、この製品群の平均的な画素数は130万画素あたりなのですが、これらの製品で撮影した画像と較べると、同じ130万画素の最近機種であるSONY「DSC-U10」の撮影画像は、はるかに見栄えがする画像です。つまりこの4年間で、解像度の問題以上に「デジタル画像をどのように処理すると見栄えのよい絵になるか」という、画像処理のノウハウが大幅に高度化したのです。
また当時は、このクラスのデジカメは非常に高価であり、ニコン「COOLPIX 900」や富士写真フィルム「FinePix 700」などは、発売当初の実売価格が8万円前後でした。
昨今の2万円台の200万画素機の方がはるかに高画質なわけですから、デジカメの進歩は恐ろしいものです。
◆風景画像 ※クリックするとオリジナル画像が表示されます。
ニコン「COOLPIX 900」 |
キヤノン「PowerShot A5」 |
富士写真フィルム「FinePix 700」 |
コダック「DC-21A zoom」 |
カシオ「QV-5000」 |
オリンパス「Camedia C-840L」 |
コニカ「QM-100」 |
リコー「DC-4」 |
松下電器「COOLSHOTUmega」 |
◆屋外ポートレート ※クリックするとオリジナル画像が表示されます。
ニコン「COOLPIX 900」 |
キヤノン「PowerShot A5」 |
富士写真フィルム「FinePix 700」 |
コダック「DC-21A zoom」 |
カシオ「QV-5000」 |
オリンパス「Camedia C-840L」 |
コニカ「QM-100」 |
リコー「DC-4」 |
松下電器「COOLSHOTUmega」 |
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