サントリー角瓶のコマーシャルで、ザ・バンドの名曲「The Weight」が流れています。部屋で何かをしている時にTVから突然この曲が流れてくると、ハッとしてTVを見ちゃいます。それほど私は、The Weightという曲が好きです。でも、CM自体は全然つまらない。のっぺりした布袋寅泰の顔は、The Weightと言う曲には全く合わない…ですね。
1976年、伝説のコンサート「The Last Waltz」を最後に、ザ・バンドはロビー・ロバートソン以外のメンバーにとっては不本意な解散をしました。1983年にはロビー・ロバートソン抜きで再結成されたものの、1986年にはリチャード・マニュエルが43歳で自殺、その後再度活動しましたが1999年にはリック・ダンコが56歳で死去し、名実ともにザ・バンドは終わりを告げました。思えば最初にザ・バンドの名前を知ったのはディランのアルバムです。Bob Dylan & The Band「Planet Waves」は、最高でした。このアルバムでバンドのサウンドを知ってすぐに、アルバム「Music From Big Pink」を購入し、以後は熱烈なファンというわけではないけれど、ずっと気にしてきたバンドです。そういえば「Planet Waves」に入っている名曲「Forever Young」は、The Last Waltzでディランが歌っていましたね。ずっとLDで見ていたThe Last Waltzを最近DVDで買い直し、またしてもちょくちょく見る機会が増えています。
The Weightは、言うまでもなくロビー・ロバートソンが作詩・作曲した曲です。私がバイク好きになったきっかけの1つでもある映画「イージーライダー」では、メインテーマに使われたステッペン・ウルフの「ワイルドで行こう」があまりにも有名ですが、効果的に挿入されていたThe Weightは、より印象に残っています。その後念願叶ってアメリカをバイクで走る機会があった時には、思わずThe Weightを口ずさんだものです。