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2010年01月21日

●google日本語入力

 思えば、長年日本語ワープロと様々なFEPを使ってきました。1980年代初頭以前にはビジネスで数々のワープロ専用機を使い、個人的には8ビット機の環境であまり実用的ではないワープロソフトをいくつか試みました。1984年にPC9801M2を仕事場に導入して以降は、最初は「松」、一太郎の前身の「JS-Word」、その後長く「一太郎」を使ったので、FEPとしては「松茸」「ATOK」を中心に、「WX2」や「Katana」などいろいろなDOSのFEP、Mac環境では「ことえり」「EGBridge」なども使ってきました。それでも、ここ10年ほどはWindowsベースで仕事をすることが多く、ほぼMS-IMEだけを使い続けてきた状態です。
 私の場合、短い文節または単語単位で変換キーを押してしまうクセがあり、結果的にFEPによる変換能力の差はあまり感じないタイプです。そんな私ですが、今回興味本位でgoogle日本語入力を使ってみたところ、これまで使ってきた数々のFEPとは本質的な部分でかなり違うものだという印象を受けました。
 まず、google日本語入力は、事情に面白い変換候補を出します。例えば、「貸し遊具」と入力するために「かしゆ」まで打ったら、「かしゆか」「香椎由宇」と候補が出てきたのは驚きました。確かに、Perfumeは売れてますし、香椎由宇もCMなどに引っ張りだこです。また「安藤」と入力するために「あんど」まで入力したら、すかさず「アンドロイド」という変換候補が出てきました。さすがgoogleという感じで、おもわず苦笑いです。
 Webから動的に辞書を生成することで、新語や専門用語、芸能人の名前などを網羅的に収録しているとのことですが、ともかくこんなFEPは初めてです。ただ、全般的に変換精度はけけっこう高いと感じたし、2~3日間使ってみた感じでは十分に実用になると思いました。

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