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2009年07月16日

●「F200EXR」を、さらに使ってみて…

 F200EXRの「手持ち夜景スナップ能力」はたいしたものです。今回海外出張に持って行き、暇を見て夜景中心に数百カット撮影してみましたが、かなりの確率で見られる画像が撮れました。

Dscf0215s.jpg

 この画像は、EXRのSNモードで最大ISO感度800の設定で撮った画像です。実際にはISO800、f3.3、1/28秒でシャッターが切れています。一瞬立ち止まってきちんと構えずに撮っても、画面の中に適当な光源があれば、この程度の画像を撮ることができます。拡大すると、背景の暗部の諧調なども結構しっかりと出ていて、F200EXRはまさにノンストロボ前提の夜間の街撮りスナップには個人的には理想に近いカメラということができます。
 記録目的の画像ならISO1600でも十分にいけますから、手ぶれのことを考えるとISO1600を上限にしても構わないのですが、まあ、記録ではなく鑑賞目的の画像ならISO800を上限設定にしておいた方が無難でしょう。

Dscf0149s.jpg

 夜景撮影能力が高い代わりに、AUTO設定で撮る昼間の画像は、それほど感心するものではありません。むろん、解像感、レンジ感はむろん、発色もけっして悪い画像ではないのですが、夜景スナップで撮れる画像があまりに素晴らしいだけに、私が勝手に期待し過ぎているということでしょう。
 昼間の撮影は、モードダイヤルを[P]または「AUTO」として、ISO感度の上限を400に設定、発色は[VELVIA]モードで撮影しています。しかし、撮れる画像は、例えばGRDやGRDⅡの絵と較べると、なんとなく「落ち着きのない絵」のように感じます。これは、別に[VELVIA]モードのせいではなく、標準の[PROVIA]モードで撮っても同じです。

 まあ、ともかくF200EXRは最近になく面白いカメラです。当初心配していたほどグリップも悪くないし、重要なタフさの問題も、今のところは裸でポケットに放り込んで持ち歩いていても大丈夫そうです。さらに使い込んでみるつもりです。

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