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2009年05月07日

●JETSTREAMとPOWERTANK

 これは前にも書いたことがありますが、私は筆記道具が好きです。ライターという職業柄、以前は長時間原稿を書くためのシャープペンシルにかなりこだわり、特に書きやすい0.9mmのシャープを探し回った時期などもあります。ワープロ、パソコンで物を書く時代になってからは昔ほど筆記具へのこだわりはなくなりましたが、それでもやっぱり銀座の伊藤屋や西武百貨店のロフトなど大きな文具店の前を素通りすることはできず、あれやこれやといろんなものを買い込んでしまう習慣は続いています。
 キーボードで文字を書くようになってから、原稿書きのためのシャープペンシルの出番が減った代わりに、メモ用のボールペンが必需品となりました。手帳を持たない私は、いつもメモ帳を持っています。何年間もRHODIAのNo.11を使った挙句に、数年前にRHODIAのNo.11とそっくりなメモ帳を100円ショップで発見し、今は主に黄色い厚紙の表紙がついた升目入りの100円のメモ帳を愛用しています。
 で、ボールペンの話ですが、ここ10年以上も輸入品を含め様々なボールペンを使った結果、もっとも使いやすいボールペンは、安価なJETSTREAMとPOWERTANK(いずれも0.7)という結論になりました。どちらも三菱uniの製品で、またどちらも顔料系インクのボールペンです。私は筆圧が強いのでゲルインクのボールペンが嫌いなのですが、JETSTREAMとPOWERTANKの2つは顔料系インクにもかかわらず、非常に滑らかに書けるのが特徴です。またPOWERTANKは、ご存知の通りインクカートリッジ内に圧力を掛けてあるので、どんな場面でもかすれないし、飛行機の中などでも使いやすいという特徴があります。JETSTREAMは、ラバーボディータイプが特に使いやすく、黄色の全身ラバータイプを愛用しています。ともかくこの2種に関しては、RAMYのような定評がある高価なボールペンと比較しても、書きやすさで確実に上回ります。
 ところで、JETSTREAMもPOWERTANKも安価とは言え、普通は100円では買えません。銀座の伊藤屋や西武百貨店のロフトで買うと、JETSTREAMは廉価版で169円、ラバーボディータイプが269円という値段です。POWERTANKの方はキャップ型もノック型も廉価タイプで210円します。
 ところが最近、オフィスの近くの100円ショップでJETSTREAMの廉価版を100円で売っているのを見つけました。続いてダイソーでPOWERTANKのキャップ型も100円で売っているのを見つけ、私はうれしくてたまりません。結局どちらも大量にまとめ買いした結果、今後10年間はボールペンに困らないだけの在庫(?)を持つに至りました。
 もっとも、ボールペンを長期間保存することができるのかどうかはわかりません。インクが変質する可能性もあるでしょう。それで私は、周囲の人間にJETSTREAMとPOWERTANKを「これ書きいいよ」と言いながら、タダで配っている次第です。
 それにしても、三菱鉛筆というのは、よいメーカーです(別に回し者ではありません)。余談ですが、同じ三菱のJumpopという「短い軸がサイドノックで長くなる」というギミックを持つシャープペンシルも、妙に気に入ってます。別に使いやすいというわけではないのですが、あまり意味のないけれん味たっぷりの仕掛けが遊び心をくすぐります。

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