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September 06, 2006
古いMFレンズで遊ぶ
各社のデジタル一眼レフが好調に売れているようですが、私自身はこれまで仕事以外で日常的に使おうと思ったことは一度もありませんでした(仕事用では長くD50を使っていたのですが、今回D80にスペックアップする予定です)。そんな私が、先日「K100D」を購入しました(ボディのみ)。これは全くの個人用、日常撮影用です。K100Dを購入したのには理由があって、古くからPENTAXユーザだった私は、銀塩一眼用のSMCレンズを多数所有しており、これらのレンズをもう一度使って見たかったからです。特に、MFレンズの50㎜、F1.4をデジ一眼で使ってみたかった…というのがありました。50㎜、F1.4は、かつて小型マニュアル機「MX」やオート機「ME」に付けて80年代初頭のニューヨークの街を撮りまくった懐かしい標準レンズで、絞り開放から非常に素直な描写をします。これは、APS-Cサイズのデジタルで使うと75㎜前後の焦点距離となり、「明るい中望遠レンズ」として使えるわけで、ポートレートやスナップに使ったら面白いのではないかと思った次第。F1.4の中望遠レンズなんて、なかなか使う機会がないじゃないですか。
で、早速K100Dに50㎜、F1.4を付けて撮ってみました。それが、すごくいいんです。最初は手動のピント合わせに慣れなくて時間がかかりました。ただ、K100Dのフォーカシング・スクリーンは見やすく、慣れればファイダーでのピント合わせはかなり楽です。で、50㎜、F1.4は、ボケの感じもよくK100Dでも絞り開放付近でいい写真が撮れる。面白くて、炎天下の2時間ぐらいの街歩きで1GBのカード2枚分を撮影しちゃいました。
まあK100Dが、いくら小型軽量のデジタル一眼とは言っても、最近愛用しているGR-Dのように日常的に持ち歩く気はしないので、使う機会は今後もかなり限定されそうですが、他にもデジタル一眼で使ってみたいMFレンズもあるので、時々は持ち歩いて楽しもうかと思ってます。
ところで、K100Dを購入するとき、ちらっとですが、近日発売が予想されているK10D(仮)を待とうかとも考えました。結果的には、K100Dで満足してるんですが、その噂のK10D、こちらの記事を読んでびっくり、1000万画素というだけでなく、「Dust removal function」に「Dust and weather sealed body」とは予想外のスペック。しかもこれで「849 USD」というのであれば、驚きの低価格です。
今日読んだこのニュース、そしてちょっと前のこのニュース…、もう「中田の話」にはうんざり。中田というのは、異様に自我だけが肥大した虫が好かない男だなぁ。まあ、サッカーにあまり詳しくない私でも、ワールドカップの最大の敗因は「選手の能力の低さ」であり、その「世界レベルから見て能力の低い選手」の中には、間違いなく中田自身も含まれていると思うわけです。あの予選敗退後にグラウンドで長々と寝転がっていたわざとらしい態度も含め、「自分だけは他の選手と違う」と思い込んでいるところが、実に悲しい。サッカー選手としての能力や過去の実績はともかく、自我の露出の仕方は、亀田に近いものを感じます。なんかのテレビ番組で、引退後「自分探しの旅に出る」と言った中田を、例の「やくみつる」が青臭いと揶揄したのには、どっちもどっちと笑いましたが、ホント、中田という男は書くこと言うことがいちいちつまらない。まあ、どうでもいいですけど…
話は変わって…、今回のご出産については有名Blogがちょっと面白い。片や、「…万歳。万歳。万歳。…私は皇室が男児を得た慶びに身が打ち震える思いがするのである。これぞ皇統の底力であり御稜威でなくて何であろう。」…と書くこちらのBlog 、そして「…挙句の果てに、『帝王切開します』って発表された時点で、ニポン中、世界中の誰もが、『ああ、やっと男の子ができたのか』ってバレバレなのに、『生まれて来るまでは、男の子か女の子か知りません』なんていう白々しいコメントに、誰ひとりツッコミを入れられない今日この頃、皆さん、茶番劇はお好きですか?…そんなワケで、単なる『出産マシーン』と化しちゃったキコさまは、例の気持ち悪いニヤニヤ笑いで、『よっしゃ!もらった!』とかって心の中で叫びながら、小さくガッツポーズでもしてんだろうか?」…と書くこちらのBlog…、いや今回のご出産に関しては、いろいろと考えさせられてしまいます。
まあ、著名Bloggerの代表であるお二方の意見には、どちらにもあまり興味はないのですが、天皇制存続を願う私としても、今朝から続くあらゆるメディアの「狂乱」とも言える騒ぎっぷりにはもううんざり。今夜も自宅に帰れば、地上波のどのチャンネルを回しても同じようなくだらない特集番組を見せられます。ああ、やだ…。皇室典範改正を見送ることが決まったようですが、側室制度を拒否して現行の男系天皇維持が可能なわけがありません。それに、「…キコさまは、例の気持ち悪いニヤニヤ笑いで、『よっしゃ!もらった!』とかって心の中で叫びながら、小さくガッツポーズでもしてんだろうか?』…」…という部分については実は私もちょっと同感で、どうにも頂けない気分です。
投稿者 yama : 12:08 PM | コメント (0) | トラックバック
September 01, 2006
カオ・カー・ムー
依然として体調不良が続く中、バンコクへの短期間の出張から帰ってきました。ロジスティクス系企業のコンサルの仕事で、新空港移転に伴う新流通センターを視察してきたのですが、その新空港の開港日がいまだに確実ではなく(一応9月28日ってことになってますが、昨年以降何度も開港延期になってます)、旅客系関連企業よりも流通系関連企業の方が、困惑の度が高いようです。
いや、ここ数年はバンコクには何度も仕事で訪れているし、今回も昼間はめいっぱい仕事で、出張中の日常生活は日本で仕事をしている時と同じです。夕方仕事が終わると、仕事関係、取引先の人達と食事に行き、その後いったん宿に帰った後、定宿のサービスアパートの近く(Asoke駅近辺)のバーでのんびりとビールを飲んで過ごす…といった感じ。特に観光する時間があるわけでもなく、最近では新しいところへ行くこともほとんどありません。今回は、たまたま高校時代の友人が仕事でバンコクに滞在していたので、旧交を温めながら痛飲してきたのが、ちょっとした刺激になりました。
さて、私が最近バンコクで1人密かに楽しんでいるのが、昼食タイムです。夕食は皆でレストランで摂ることが多いのですが、昼食はたいてい1人で、現地オフィス近くの屋台や軽食堂でいろいろと怪しいものを食べてみてます。
そんな私がここのところ特に気に入っている昼食メニューが、カオ・カー・ムー(煮込み豚足のせご飯)です。カオ・カー・ムーは、MBKやエンポリ、ロビンソンなどに入っている大型のクーポン食堂などには必ずあるメニューだけれど、意外と観光客の目に付くところで入りやすい専門店や専門屋台が少ないんです。以前この日記で、バンコクでいちばん美味しいカオ・マン・ガイのお店(ジェーイー)を紹介したのに続いて、今回は美味しいカオ・カー・ムーの専門店を紹介しましょう。「カームー・トックスン」というお店です。
「カームー・トックスン」は、バンコクではメディアで紹介されたりして現地の人にはかなり有名なお店で、日本のガイドブックなどでもたまに紹介されることもあるようですが、ジェーイーと同じくネット上にあまり詳しい情報がありません。お店の写真も見つけることができませんでしたので、掲載しておきます。
さて、まずは場所ですが、BTSのサパーン・タクシン駅の近くです。サパーン・タクシン駅の後部改札から階段を降りて、船着場の反対方向へ歩くと、すぐに南北に走っているジャルンクルン通りに出ます。通りを北へ向かうと、パンラック市場の手前にロビンソン百貨店がありますが、ジャルンクルン通りを挟んでロビンソン百貨店の正面、向かい側の道を入っていきます。横断歩道が目印です。路地を入って300メートルほど歩いた左側の角に、目指す「カームー・トックスン」があります(参考地図)。お店の前には、豚足を煮ている大なべがあるので、すぐにわかります。サパーン・タクシン駅の後部改札から、5分もかかりません。
通りから見た、お店の外観です。
そしてそのカオ・カー・ムーですが、煮込まれた豚足はつやつやと輝き、とても美味しそう。むろん実際に食べても、とろけるように柔らかく、甘めの煮込み汁がかかったご飯と相まって、すごく美味しい。1人前が30バーツで、煮込んだ玉子を付けると35バーツになります。ご飯の量が少なめなので、たくさん食べたい人は大盛りにするか、2人前頼んでください。
これが、豚足を煮込んでいる大なべです。手前は、付け合せの玉子。
お店の壁には、TVや新聞で紹介された時の記事が飾ってあります。
もし、バンコクを訪問されることがあれば、美味しいカオ・カー・ムーを食べに、ぜひ「カームー・トックスン」を訪ねてみてください。