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January 12, 2006

スピーカー

 年末の日記に書いた小型デジタルアンプ「RSDA-202」、MP3プレヤー用のアンプとしてオフィスでBGMを流すために毎日使っています。

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 で、年明け早々にちょっと考えたのが、スピーカーを変えてみようと…。たまたま使っている自作フルレンジの音に不満があるわけじゃないんですが、BGM専用ということで無志向性のスピーカーが欲しくなったわけです。無志向性のスピーカーとなると、話題のタイムドメインの「Yoshii9」が何ともいいですね。しかしメチャ値段が高い。そこで簡単に作ってみたのが、タイムドメイン風の塩ビ管スピーカーです。塩ビ管スピーカーは、5~6年前からよく話に聞くようになりましたが、最近はちょっとしたブームになっているようです。
 今回使うスピーカーは、ちょうど手許にあったダイトーボイス「AR-7」という1個1000円しない格安8cmフルレンジユニット。塩ビ管は、近くのDIY店で購入した直径65㎜のVU管で、長さは1mを2本。塩ビ管は1本390円、浮かせるための足(台)2個は100均で購入。ユニットも込みで3000円以下の材料費。制作時間は5分、…っていうか、「工作」する部分がまったくないのです。AR-7というスピーカーユニット、偶然ですが65㎜のVU管にピッタリと隙間なく嵌ったので、そのまま加工せずはめ込んだだけ。下部は固定していないので、床から浮かせるための適当な台に載せただけ…という、実に安直でテキトーな代物です。まあ、そのうちに脚部だけはなんとかして、自立するように加工するつもりです。

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 で、「RSDA-202」に繋いだこの安直な塩ビ管スピーカーから出る音なんですけど、小音量だと非常に安っぽい音。でも一定以上の音量で聞くと、意外と締まった音になって悪くありません。何よりも上向きのスピーカーなので、狙い通り無志向性となり、音が室内を漂っている感じ。けっして歯切れのいい音じゃないですけど、長時間音楽を聴くのなら、少なくとも安いミニコンポやラジカセから出る音よりはナチュラルで疲れません。次回は、もうちょっといいユニットを使って、塩ビ管の容積も計算して増やし、ターミナルも付け、ちゃんとしたものを作ってみようと思いました。
 小口径のフルレンジユニットを使った上向きの塩ビ管スピーカー、けっこう面白いですよ。壊れたラジカセやミニコンポのスピーカーなどを使って、ちょっと実験してみることをお勧めします。
 さらに、「RSDA-202」を使ってみてこのクラスのデジタルアンプの良さも、十分に認識しました。ともかく「安くて小さい」のがいい。次回、新しく塩ビ管スピーカーを作るのに合わせて、もう1台別の小型デジタルアンプを用意しようと思ってます。

投稿者 yama : 03:45 PM | コメント (0) | トラックバック