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August 11, 2005

樽ドル

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 寡聞にして知らなかったのですが、最近グラビアアイドルの一分類として「樽ドル」というジャンルがあるらしいですね。
 ある人から「樽ドル」という言葉を聞いて、うまいこと名付けるなぁ、と感心した次第。樽ドル…、実にいいネーミングですね。ついでに、樽ドル、嫌いじゃありません。

 以前も書きましたが、私は基本的に「グラビアアイドル大好きオジサン」です。電車の中で週刊誌や夕刊紙などを読んでいて、グラドルの写真が掲載されていると、周囲の目も気にせずジーッと眺め、あれこれ思いを巡らすのです。さすがにこの年ですから、これは「オカズ」になるかどうか…なんてことを考えるわけじゃありません。実は、水着で微笑むグラドルの写真を見るたびに、「この子は楽しいんだろうか」とか「この子はどんな人生観を持っているのか」とか、「どんな家庭で育って、どんな教育を受けてきたんだろうか」…なんてことを考えるのです。挙句に「この子の知性や性格はどうなんだろう」なんてことを考えます。
 自分で書いてて、妙なヤツだと思います。だって、水着の女の子のグラビアを見つめながら、「この子はどんな家庭で育ったんだろう」「どんな将来を夢見て仕事をしているんだろう」…なんて考えるのはどう考えてもヘンです。オッパイを眺めて「こんな子とヤリテェ」とか考える方が、はるかに健全だと思います(笑)。第一、グラドルの水着姿を眺めながら「この子はどんな家庭で育ったんだろう」って考えるのって、キャバクラの女の子に人生論をお説教したり、風俗で働く女子高生にお説教したりする「嫌なオッサン」と大差ないメンタリティじゃないですか(私はキャバクラや風俗に行ったこともないし、女子高生にお説教もしませんが)…

 いや、実は私はグラドルやってるティーンエジャーや、似たような仕事でレースクイーンなんて職業の若い女性達を見ると、その「生きざま」に何か「潔さ(いさぎよさ)」みたいなものを感じるのです。もうひとつ、「けなげ」にも思えるわけです。だって彼女たちは、毎日毎日水着姿の自分の体を大衆の目に晒すことで日々の糧を得ているわけすよね。分別のある大人が水商売をやったり、ストリッパーやったりするのとはわけが違います。彼女たちの年齢は、たいていは10代半ばから後半程度でしょ。ある意味で「ごくまっとうな手段で自分の体を商売にしている」わけで、これって風俗で働くのとは別の意味で凄いことのような気がします。
 まあ彼女たちが雑誌のインタビューやTV番組で、グラドルになった経緯や仕事に対する考え方などいろんなことを喋っているのを読んだり聞いたりしたことはありますが、どこまでホントの話かわかりません。彼女たちの仕事に対する心構え…って、今ひとつよくわかりません。ともかく、毎日自分のカラダが多くの人の目に晒されている感じって、どんなものなんでしょうか。

 グラドルの女の子を見ててもう一つ感じるのは、今まで生きてきた自分の世界の「狭さ」です。レールを外れて好き勝手に生きてきたつもりで、実は「一定の枠組みの中」だけで自分の行動や付き合う相手を規定してきたのかもしれません。
 考えてみると、私はこの年までたくさんの女性と知り合い、遊んできましたが、その中には誰一人として「タレント志望」という女性はいませんでした。むろん現役のグラドルとお友達になったこともない。広告代理店に勤めている時代に、若いタレントと話したり飲みにいったりしたことは何度もありますが、話すのは仕事の話や雑談ばかりで、別に突っ込んだ人生論を交わしたことはありません。だから、水着姿を人目に晒すことで食べている女の子のメンタリティなんて、わかるわけはありません。当人たちは、それなりに面白おかしくやっているのかもしれないし、女優や「売れるタレント」を夢見ているのかもしれませんが、それでも心の深奥には何らかの人生観や職業倫理があるのでしょう。でもその、グラドルやってるティーンエジャーの人生観や職業倫理なんて、私にはさっぱりわからないので興味を惹かれるわけです。自分にとっては「別世界の人間」に対する興味なんですね。

 そこで感じるのは、所詮自分の周りにいるのは男でも女でも「ある種の社会階層にとっての常識的な人生」「ある種のインテリ」(どっちもうまい言葉が見つかりません)…ばかりで、つまらない人生だったかも…という想いです。
 繰り返しますが、私がグラドルを好きなのは、その生き方にある種の「潔さ」を感じるからです。その気持ちだけは、確かです。世の中、何でメシを食おうと職業に貴賤がないのは自明の道理。もし今の自分に娘がいて、それがたまたま適当に可愛くて、その子がグラビアアイドルの道を選ぶと言うのなら、一も二もなく大賛成すると思います(残念ながら娘はいませんが)。
 ともかく、グラドルの水着姿を眺めながらこんなこと考えてる自分って、やっぱり嫌な人間かもしれません。

 こんな話を書く気になったのは、今日、大卒6人に1人「ニート予備軍」 文科省調査…というニュースを読んだから。この「6人に1人」という数字は、私の周囲の知人の子息の状況レベルで見ても妥当な数値だと思います。ホントに、働かない若者が増えました。就職活動を先延ばししたいからと言って院に進学する大学生と、それを許容する親…、そんな話ばかりです。挙句にフリーターやってる高学歴の若者、周囲にたくさんいます。
 人生なんて働かなきゃ食えないんだから、「働く」ということに対してもっとシンプルになった方がいい…って思います。働くってことは、体を張ること…だって、大人が身をもって教えなきゃならないんでしょうね。

 ああ、ホントに与太話でした…

投稿者 yama : August 11, 2005 02:44 PM

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