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デジカメサイトの管理人、いろいろ…    2002/2/7

 デジカメサイトってホントにたくさんありますねぇ…。一応はデジカメサイトを運営していながら、こうして他人事のように言ってみたくなります。デジカメ関連のリンク集を辿ると、際限もなくたくさんのデジカメサイトが出来てきます。
 このたくさんのデジカメサイト、いろいろと個性があって楽しいのですが(いや面白くもなんともないサイトがたくさんあります…笑)、各サイトを管理者のタイプ別に分類してみました。お遊びです、悪しからず…

■自称デジカメ評論家

 自称しているかどうかは別にして、「デジカメ評論家」っぽい論調で書くデジカメサイト管理者はかなり多いですね。こういうサイトの管理者の特徴は「客観的であろうと心掛けている」または「客観的でなくてはならないと思っている」方が多いということです。要するに私は「好き嫌いで判断しているのではなく客観性を持って書いているので購入時の参考にして下さい」というスタンスが基本です。従ってコンテンツも、自分がデジカメ購入時に検討した知識と数台のデジカメを使ってみた経験から、「デジカメの基礎知識」「デジカメの機能比較」、「初心者向け購入講座」、「デジカメに関する用語解説」…といったものが多いようです。
 他人から購入相談を受けると、非常に喜ぶのも特徴の1つです。嬉々として自分の知識を並べますが、うれしさでいっぱいの内心を隠して、一見冷静に、さらに親切かつ丁寧な口調で答えるのが基本です。
 本物のデジカメ評論家やライター(これもどうでもいい存在ですけど…)と異なるのは、新製品の全てに触れる機会がないため、しょせん自分が使った範囲の経験だけをもとに、実際に使ってもいない新製品について語っている点ですね。自分が使ったことがない機種について、スペックだけを見て平然と「このカメラは○○○○というデバイスを使い、○○○○という機能を持っているので初心者向けではない…」などと断定する方が多いのが特徴です。「そんなもん、使ってもみないでわかるわけないだろ…」と、言いたくなりますね…。
 またこうした方は、Yahoo!をはじめとする各所の掲示板などで積極的に発言している方が多いのも特徴です。ともかく、他人の相談に答えることで自分のデジカメに対する知識を披露できることがうれしくてしょうがない感じがします。

■デジカメヲタ

 デジカメ評論家を一歩も二歩も進めたのが、デジカメヲタさんが管理人のサイトです。ヲタさんが管理人というサイトは、数は非常に少ないですね。ヲタさんのメンタリティからすれば、サイトなどを作って自分の見解を披露したりしませんから。でも、ときどき強烈なヲタサイトを見かけます。
 デジカメヲタさんはデジカメに対する自らの知見にこだわります。デジカメに対して「一家言」を持っており、「極小画素CCDを使った○○という機種よりもCCDサイズが大きい○○という機種の方がいい」…などと断定、自分と異なる意見に対しては猛烈に反発・反論をします。時々2ちゃんねるのデジカメスレにも現れて論争を挑んだりしたあげく「不治ヲタは逝ってよし」なんて言われたりしてます。
 メーカーにこだわるのも特徴です。特定メーカーを贔屓にする傾向も見られます。なかでも、デジカメ業界では比較的マイナーな「ニコン」や「三洋電機」あたりの製品を贔屓にする方が多いような気がします。なんとなく、この2社のデジカメは通好みなんでしょうね。
 デジカメヲタさんは、デジカメだけが趣味という人と、デジカメ以外のあらゆる分野でヲタぶりを発揮する人の両者がいますが、私の見るところでは後者が多いようです。よく言えば、「何にでもこだわりを持っている」人のサイトということになるのでしょうが、鼻持ちならないサイトも見かけます。
 でも、基本的には、評論家っぽい人よりも、強烈な個性を発揮するヲタさんの方が面白くて好きです。

■デジカメコレクター

 「デジカメコレクター」なる存在が意外と多いのに気がつきました。10台、20台は当たり前…の世界で、50台以上のデジカメを所有していると豪語なさっている管理人さんがいるサイトに遭遇したことがあります。
 昔のゴミ捨て場を漁って古いビンを集めている「ビンコレクター」なんて人もいる時代です。最近のOLには「ブランド品コレクター」も多いと聞きます。まあ、切手のコレクターから始まって、「何かを集める」というのは人間の本能に基づく行動ですから、デジカメコレクターの存在は当然といえば当然です。
 私も、デジカメを7〜8台(もっとあったっけ?)は持っているのですが、まあ仕事で使ってたら増えてきた…というのが実情で、別に集めようと思って集めたわけでもないし、こんな台数ではコレクターとは言えません。でも、一般のユーザーから見れば、「そんなにたくさんのデジカメ持っててどうするの?」という疑問をもたれてもしょうがないでしょうね。
 自分のことはさておき、こうしたコレクターさんのサイトは、内容があまりなく他愛ない話に終始するのが特徴です。なんと言っても数を集めるのが基本ですから、基本的にはメーカーやスペックにはこだわりません。だから自分の考えを他人に押し付けるということがないので、その点は非常に好ましいものです。

■カメラマニア

 デジカメコレクターとの違いは、闇雲に集めるのではなく集め方にこだわりがある点です。要するに「道具としてのカメラ」が好きという人種です。これは昔から銀塩カメラの世界に多かった人種で、中古ライカなんかを集めて喜んでいる人々が典型的なマニアです。最近は中古カメラを集めるほどの財力のない若者が「月刊中古カメラ」などを読んで、一世代前の国産中古品のマニュアル一眼レフを安く買い集めていたりします。
 この銀塩カメラマニアがデジカメに置き換わったのが、デジカメ専門のカメラマニアですが、銀塩カメラと両刀遣いの方もおられるようです。
 写真が好きというよりもカメラが好きなわけですから、自分の撮影した作品を掲載したり、画質評価をしたりという人はあまり多くはありません。サイトにはカメラの画像が並び、そのスペックが記されます。画像の話よりも、ひたすらカメラ自体の話に終始します。これは○○年の発売のカメラだとか、ファームウェアのバージョンが後期の製品の方がよいとか、そんな話です。オークションによく出没するのも特徴の1つです。

■大人の趣味

 会社の帰りに同僚と一杯飲む以外に何の趣味も持たなかったサラリーマンが、「サライ」とか「一個人」といった雑誌を読んで「何か大人の趣味を持たなければ…」と目覚めて、デジカメを買い込んで写真を撮り始めます。最近のこの手の雑誌には、必ず「大人の趣味としての銀塩カメラやデジカメ」といった特集があります。こんな記事を読んでデジカメを始めるのは、中高年に多いのが特色かと思いきや、30代前半あたりにも意外と多いのです。
 こうした「大人の趣味派」が開くのが、陳腐な「こだわりのサイト」。デジカメに関してはシロートですが、そこは大人の趣味派。人生にはクロートであることを主張します。デジカメの画像がどうのこうのという話よりも、自分のライフスタイルにこだわります。行きつけの寿司屋の親父の画像が掲載されていたり、自分だけが知っている温泉宿の画像が紹介されていたり、「自分はこんなにかっこよく人生を送ってるんだぞ」と男のライフスタイルを懸命にアピールしているサイトです。でも、どうせそんなのは雑誌で仕入れた知識。底が浅いのが特徴です。

■インテリギャル

 言うまでもないことですが、「インテリギャルを被写体にした画像サイト」ではなく、「インテリギャルが作るデジカメ画像サイト」のことです。要するに「電子アルバム」型のサイトですね。
 一流企業勤務のOLか、インテリ女性の巣窟である国際基督教大学あたりの4年生って感じで、けっこう可愛いインテリ女性が、デジカメで日常を撮影して自分の内面を表現しようと言うサイトです(国際基督教大学に他意はありません)。自己表現の道具にカメラを選んだというわけです。この「自己表現」ってのはキーワードで、こうして自己を表現する自分は他人とは違う…というのが、彼女達の一番の主張です。
 一頃、代官山あたりでライカや一眼レフを首からぶら下げて散歩していた女性を見かけましたが、そのライカがデジカメに代わったものですね。
 こうしたタイプの女性は、やみくもにブランド品を身につけたりしません。むしろ、個性派ファッションの女性が多い感じ。そういえば、サンチャや三宿あたりのアジア系レストランで1人で食事してたりすることも多いですね。また、インテリだと思っているのは自分だけで、実はたいしたインテリではなかったりもします。
 こうした自己表現サイトの中でも、「セルフポートレート」サイトは好ましいものが多いですね。自分のプライバシーを切り売りする潔さのようなものが感じられます。
 ただし、「女性のセルフポートレート」を装って、実は男性が作っているエロサイトってのもありますから、ご注意を!

■アマチュアフォトグラファー

 自分は「フォトグラファー」だと信じている、もしくはフォトグラファーになりたいと思っている人たちのサイトです。自己満足型の写真集なんかを掲載している方が多いのが特徴です。この手の方が作るサイトについては、こちらに書いたとおりです。ともかく頑張って欲しいと思います。

■良質マニアック

 デジカメのハードウェア改造などを地道にコツコツとやっておられる方のサイトです。自作のコンバージョンレンズを作ったり、バッテリーパックを自作したり、いろいろな方のサイトを見かけます。中には本体をバラして基板に手を加えるという猛者の方もおられます。また、本体の色やデザインに手を加える方もおられます。またハード系以外に、画像データ関連のソフトウェアを自作するなど、ソフトウェア系のマニアック・デジカメサイトもあります。
 いずれにしてもこうした「職人系デジカメサイト」は、自分で苦労して得たノウハウを広くユーザーに還元している点で、尊敬に値します。

■キレイなお姉さん系

 キレイなお姉さんが作っているサイトではありません。キレイなお姉さんを撮影した画像を掲載しているサイトです。自分で撮影した女性画像をアップしているサイトには、「キャンギャル系」、「レースクイーン系」「コスプレ系」などが多いですね。でもこうしたサイトにはあまり興味が沸きません。彼女達は「撮られることを商売にしている女性」達ですから。
 私が好きなのは、「素人系」です。いわゆる「街で見つけたきれいなお姉さん」を集めたサイトです。盗撮しているのではなく、ちゃんと相手に「撮らせてください」断りを入れて街角ギャルを撮影しているサイトなんか、私は大好きです。例えばこちらのようなサイトはいいですねぇ。

■盗撮マニア、エロ画像愛好者

 上記の「キレイなお姉さん系」ではあっても、相手の許可を得ずに撮影した画像を掲載しているのが盗撮系です。ヒップだけを撮影していたり、いろんなタイプの盗撮系サイトがあります。もろエロサイトは嫌いですが、例えばジーンズ姿のヒップだけを撮影しているようなサイト、かなり興味があります。これなら肖像権の問題も起きないだろうし…。いずれにしても、個人的には「断りなく写真を撮る」ということをやる気はありません。
 エロ画像愛好家によるサイト、これは評価が難しいですね。自分の彼女や彼氏を題材にしたり、ちゃんとモデルを依頼してのオリジナル画像なら、エロ系も写真表現の一手段ですね。っていうか、好きなのと嫌いなのがあります。私が好きなのは基本的に「フェチ系」だってことは、以前から話しているとおりです(笑)。

■その他

 「動物」や「ペット」をテーマにしたデジカメサイトが多いのは言うまでもありません。動物はある意味で「安易で楽な被写体」です。基本的に肖像権はないし、いちいち「撮らせてください」と断る必要がありませんから…。動物を被写体にしたサイトが増えるのは当然です。
 「家族」をテーマにしたサイトが多いのも、動物サイトと同じ理由によるのでしょう。まあ、家族こそが最も手軽な被写体なわけですから…。でも「子供の写真入りの年賀状」と同じで、見せられる方は必ずしも喜ぶとは限りません。これでもかというぐらいに家族の行事や行楽の画像を並べられると、見ている方は確実にうんざりしますね。だって他人の子供が運動会で走ってる写真見てもしょうがないですから…。

■「WS30の世界」は…

 「WS30の世界」は、実はデジカメサイトではありません。デジカメという手頃な題材に名を借りた「総合お遊びサイト」です。ただしここで言う「お遊び」とは、サイトを見ている人たちに楽しんでもらうという意味ではなく、「作者自身が遊ぶ」という意味です。誤解なきよう…。要するに他人のために作っているのではなく、自分のために作っているだけです。
 このサイト内のデジカメ関連のコンテンツ部分だけを切り分けると、上記のどこに分類されるのでしょうか? 私は「バイクフェチ」だと公言しているのですが、銀塩/デジタルともにカメラが好きなことは確かでも、カメラフェチと言い切るほどには好きではありません。サイト内では一見してデジカメ評論家っぽい部分やカメラコレクター的な部分も見せていますが、それはあくまで自分の本質を隠すための仮の姿です(笑)。第一、「好き嫌い」だけを判断基準に書いているので、内容には全く客観性がありません。
 実は、私自身は「きれいなお姉さん系」か「盗撮マニア/エロ画像愛好者」に一番メンタリティが近いのかもしれません…


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