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格安デジカメを買おう！
2001/4/24
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実用性を最優先してデジカメを購入するのなら、高価なデジカメはいりません。1万円台から、かなり優れた製品が購入できます。「予算がないから1万円前後のトイデジカメを買おう」というのも1つの選択肢ですが、1万円台であらゆる用途で本格的に使える100万画素以上の機種も購入することができるのです。予算がないからといって、トイデジカメだけが選択肢ではありません。
また、5万円以上のデジカメを購入しようとする時には、性能差があまりない格安デジカメも検討してみましょう。型落ち品や不人気機種など、安くてよい製品があるはずです。使用目的がはっきりしている場合は、人気機種を避けることも考えましょう。
■格安デジカメってどんな機種？
いったいデジカメは安いものでいくらぐらいで買えるのか、「価格com」を中心にWebサイトで調べてみました。3万円以下を目安に調べた結果は以下の通りです（4月27日現在）。
1万円台で買えるデジカメ
富士「FinePix1300」、オリンパス「C-860L」、「D-360L」
2万円台で買えるデジカメ
富士「FinePix2300」、「FinePix1400Z」「FinePixPR21」、サンヨー「DSC-X200」
オリンパス「CAMEDIA C-1」「C-960ZOOM」。Kodak「DC215 Zoom」「DC240 Zoom」
ほぼ3万円で買えるデジカメ
Kodak「DC3800」、東芝「Allegretto M60」、ミノルタ「Dimage 2300」、カシオ「QV-2300UX」
「XV-3」、富士「FinePix1700Z」
■お薦め機種は？
まずは1万円台のデジカメ、3機種の中ではオリンパス「D-360L」が非常にお薦めです。価格comの最低価格は17,800円。なんて安いのでしょう。この値段でパソコン接続キットと8MBのスマートメディア込みですから、文句の付けようがありません。「WS30」が12,800〜14,800円、タカラの「プチショット」が12,800円、発売予定のバンダイ「F-STYLE」（スマメ対応）が12,800円ぐらいだそうですから、このあたりの30〜35万画素のCMOS機と較べると、わずか5000円アップで130万画素機が手に入るのです。同じ130万画素の「C-1」が2万円台半ばですから、「D-360L」のコストパフォーマンスは際立っています。むろん、「D-360L」の画質はVGA機の比ではありません。200g強とまあ軽量ですし、値段を考えるとあえて指摘するような欠点もありません。
同じ2万円以下でも、富士「FinePix1300」は「D360L」よりも高いし、お勧めできません。「FinePix1300」が固定焦点で大きいのと較べて、「D360L」はオートフォーカスで比較的コンパクトです。
2万円のデジカメは旧機種が多く、お薦め機種はありません。強いて言えば「CAMEDIA C-1」ですが、これは2万円前後あたりが妥当な価格でしょう。実売価格が下がるまで、もう少し待ちましょう。「FinePix2300」は、2万円台と言っても後半です。固定焦点でこの値段なら、後述する3万円前後の機種を勧めます。
さて3万円前後の機種は、ほぼ全部がお薦めです。実用性だけでなく趣味性を満たす機種も含まれます。いずれも200万画素以上で、画質面でも文句なしという機種が多いのです。どの機種も安ければ29,000円台、高くても32,000円台で購入できます。
まず、単焦点の小型機種がよければ「DC3800」、「Dimage2300」、「XV-3」の3機種の中から好みで選んでください。ズーム搭載機なら「QV-2300UX」を勧めます。ちなみに、300万画素の「XV-3」と200万画素の「M60」は、いずれも非常によい機種ですが、まもなく市場から姿を消すでしょう。
この中でさらに絞れば、私のお勧めは小型・軽量の「DC3800」と「Dimage2300」、そしてズーム付きでマクロも強い「QV-2300UX」の3機種です。いずれも3万円で買える機種としては非常に満足感がある上に画質もバッチリ、5万円前後の上位機種と比較しても十分に選択肢になり得るだけの特徴と個性を持った機種です。
結論としては、１万円強のトイデジカメを購入しようとする前に、あと5千円出して「D-360L」を購入するかどうか、一度考えてもよいのでは…ということです。トイデジカメのVGA画像とは比較にならないくらい高品質の画像が得られ、しかも多用途に使えます。
また、5万円以上の最新デジカメを購入しようと考えた時、3万円前後で買える「DC3800」や「QV-2300UX」を検討対象にしてもよいのでは…とも思います。このクラスの製品は、機能・画質面で上位機種と価格差ほどの性能差はありません。3倍ズーム機の例で見れば、6万円は覚悟しなければならない最新の「IXY D300」と、約半額の3万円強で買える「QV-2300UX」の性能差はごくわずかです（画質の差より腕の差の方がはっきり出ますよ）。使用目的に合っていれば、格安デジカメでも十分に満足できるはずです。
さてここに挙げた機種以外で格安デジカメというと、やはり「eggy」の存在を無視するわけにはいきません。eggyは最近タマ不足が言われていましたが、また市場に出回り始めまているようです。オフィスの近くの池袋西口界隈だけで、販売しているところを3ヶ所見付けました。Webで調べると、都内のドコモショップでも何ヶ所か販売しています。ただ、価格はひと頃の1万円以下よりは高くなっており、実売価格が11,800〜12,800円のところが多いようです。しかし、MPEG-4動画の撮影機能を利用するユーザーなら、eggyは2万円以下なら絶対に「買い」です。
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