タンデム・ツーリングの楽しみ


 タンデムで走るのはとても楽しい。大型バイクでタンデムツーリングに行くのも楽しいし、スクーターの後ろに女の子を乗せて街中を走るのも楽しいことです。本格的なバイク乗り(そんなものがあるのかどうか知らないけど)ほど、"バイクは一人で乗るものだ"と言いたがる傾向があるように思います。むろん、ボクも一人でツーリングに行きたい時もあるが、タンデムか女の子と2人の方がより楽しい。
 ただし(ここが大事なところだが)、タンデムの場合は後ろに乗るのは女性で、しかもメンタリティを同じくする同志…に限定しての話です。つまり、友人であり、恋人(むろん妻や婚約者でも可)であることが前提です。

 バイク雑誌のインプレッションを始め、バイクのフィーリングについて語るときに"タンデムのしやすさ""タンデム時の操縦安定性""タンデムシートの乗り心地"などについて語られるケースは比較的少ないようです。タンデム乗車時のインプレッションが語られるのは、せいぜい大型スクーターぐらいです。
 さらに、どうもバイクには「男の乗り物」「一人で乗るべき」「女を後ろに乗せているのは軟弱」…的な視点があるように感じます。バイクにこだわるマニアっぽい人間ほど、そうした傾向は強いかもしれなません。

 タンデムが楽しい理由は単純です。バイクで移動することによって生まれるシチュエーション、場面に対する見方や感情を共有する相手がいるのはとても楽しいことだからです。だからこそ、タンデム相手の条件は厳しいものになります。
 まず、タンデムシートに座る相手は女性(異性)でなくてはなりません。その理由も単純だ。男同士がくっつきあってバイクに乗るのは気持ちが悪いからです。ボクの場合、女性で、美しく、頭も良く、しかもバイクフェチのメンタリティを理解する友人関係にある…というのが必要条件です。これらの条件はなかなかに厳しいと思います。さらに、あえて言えば、絶対に"寝たことがある"女性の方がいいと思います。体を密着させて長時間いっしょに旅をするのです。つまらないことで気を廻さなくても済む関係が大切です。  さらに条件を続けます。できるならばタンデム乗車に慣れている相手がいいと思います。後席で余計なアクションをせず荷物になりきってくれることは重要です。そして最後に、かわいい、または美しいことは重要です。バイクに乗ることは、他人から見てかっこいい方がいいに決まっているし、自己満足という面から見てもかわいい女の子を乗せていなければならないと思います。

 でも、こうした書き方は女の子のライダーから誤解を招くかもしれません。より厳密に言うと、タンデム相手は異性がよいという部分です。ボクはバイクフェチの女の子をけっこう知っています。別にライディングシートに座るのが女性でタンデムシートに座るのが男性…であってもよいと思っています。一般にそういうケースが少ないだけです。さらに付け加えるならば、男同士でも構いません。ただしこの場合は、ホモセクシュアルの関係にあることが望ましいと思います。友情だけで結ばれた男性同士、というのがどうも気持ちが悪いのです。ゲイカップルの場合は、いかにもゲイ関係だとわかるように乗ってください。この点について、全く偏見はありあせん。

 異性同士でタンデムツーリングに出かけると、非常に便利なことが多いのです。例えば、ツーリング先の夜、街を歩いたり食事をしたりする時に楽しみ方の選択肢が豊富になります。また、泊まる場所の選択肢も増えます。例えば、田舎の国道を夜走っている時、面倒ならばモーテルに泊まったりすることもできます。ボクは海外ツーリングもしたことがありますが、海外で宿泊先を探したりナイトライフを楽しんだりする時には、男女のペアというのは絶対に有利です(もっともこの時は、連れ合いも自分でバイクに乗っていましたが…)。

 そういえば、タンデムも楽しいけど、気の合う女性ライダーといっしょに2台でツーリングと言うのもとても楽しいシチュエーションです。集団で走るのは大嫌いですが、メンタリティが一致する女性と2人ならば、一緒に走っても構いません。こうした時には、互いにマイペースで走って、常に目的地で落ち合う形のスケジュールを組むのもいいと思います。
 タンデムツーリングや彼女と一緒のツーリングについては、楽しい思い出がいっぱいあります。

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