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ちょうどバイクに乗り始めて10年ほど経った27歳の時、立て続けに大きな事故を経験しました。まず、ツーリング先の群馬県で、側方からのクルマと衝突し、大腿骨を粉砕骨折して大手術、約6ヶ月入院しました。退院後6ヶ月間リハビリに励み、ようやく松葉杖無しで歩けるようになったので、主治医に「バイクに乗ってもいいですか」と聞き、再度バイクに乗り始めました。乗り始めて3日後、またクルマとぶつかり、金属板が入ったままの同じ場所を再度粉砕骨折して、7ヶ月入院しました。2度目の手術を終えて退院後は、またリハビリに励み、歩けるようになってすぐにごく自然にバイクに乗り始めました。そして、1ヶ月ほど経ったある日、125CCのバイクをキックスタート、そのとたんにまだ完全に元に戻っていない骨折部を再骨折、手術と1ヶ月の入院を余儀なくされました。都合3回に渡って手術をし、合計で2年半の年月を棒に振ったという、バカバカしい話です。 この立て続けの事故とそれに伴う長期の入院は、人生に対する考え方を大きく変えました…なんて言うとカッコいいのだけれど、実は特に人生に対する考え方も、バイク好きも全く変わらず、不自由になった足でその後もバイクに乗りつづけました。仕事も同じです。空白ができたのは痛かったのですが、もともとフリーで仕事をしていたこともあって、事故前と事故後で特に大きな変化が無かったのが現実です。 事故を起こしたのは自分の運転技術が未熟なせい、と考えることもなく(信号無視のクルマにぶつけられるなど、ほぼ避けようのない事故でした)、何事も無かったように10年以上バイクに乗り続けましたが、30代の後半になって、ふとバイクに乗ることが「怖い」と感じるようになりました。もともと、街中で乗るよりも、1日に500Km〜700Kmは確実に走るというロングツーリングが好きだったこともあって、こうした走り方をした時の体力の衰えから集中力が途切れそうになるのです。動体視力の衰えも感じるようになり、そんなこんなでしばらくバイクに乗るのをやめることにしました。 さらに、ちょうどこの時期から若い頃に放浪した海外旅行への興味が再度高まってきたこともあり、ヒマがあると海外へと出かけるようになりました。そんなわけで、最近ではほとんどバイクに乗っていません。 と言っても、すっぱりやめたわけではなく、時々スーパーカブなどには乗っている今日この頃です。 まあ、放っておいてもそのうちにまた乗りたくなるでしょうし、現在でも数台のバイクを所有はしています。当面は、女の子と一緒にあちこち旅行でもして、気が向いたらまたツーリングにでも行くつもりです。 |