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iモードは、音声通話とともに高度な文字コミュニケーションが可能で、しかもインタラクティブなアプリケーションにも対応する新しいメディアとして、すっかり認知された。そして、次世代携帯電話もまた、高画質動画や高品質音声のストリーミング放送までもが可能な、全く新しい携帯メディアとして、世の中に普及していくことになりそうである。
そして、社会の仕組みに与える影響という意味で最大のポイントとなるのは、"携帯電話が個人認証デバイスになる"ってことかもしれない。


ケータイがビジネスを変える
まずは、今後のiモードの機能高度化、次世代携帯電話の出現によるビジネス上の最大の変化は、セキュリティ機能の強化による「Eコマース(電子商取引)」サービスの急激な増加だろう。Eコマースの代表的なアプリケーションは"ショッピング"だ。現在のiモードでは、SSLというセキュリティ機能が使えるのはiMENUサイトのみ、また個人認証の問題もあって、一般サイトとしては本格的なショッピングや電子商取引の実現が難しかった。これがJavaやJavaCard、jini等の技術を応用することで、劇的に変わる。503iシリーズでは、128bitのSSLのサポートが決まっている。iモードサイトでも電子マネーの利用が一般化し、パソコンのWebサイト並みの商取引や電子決済が可能になる。iモードサイトにもショッピングモールが増え、あらゆる物が販売されることになるだろう。これは、従来のパソコン用WebサイトによるEコマースとは異なり、これまでパソコンに縁のなかった広い社会階層をターゲットにビジネスを展開できる点で、ビジネス界に大きな変革をもたらすだろう。極端な話、スーパーマケットへ行かずに携帯電話で買い物を済ませる主婦も出現しそうだ。
むろん、携帯電話による電子決済は個人のショッピングだけでなく、企業間の取引でも携帯電話が利用されることになりそうだ。


ケータイが社会のあり方を変える
携帯電話の少し変わったアプリケーションとして、iモードを利用した自動販売機といったものも一般化するだろう。自動販売機の前でiモードによる個人認証を行って買い物をし、後で銀行口座から代金が引き落とされる…といった仕組みだ。自販機とiモード間のデータ通信は、Bluetoothによって行われることになろう。この応用で、切符や入場券など全てが携帯電話1つで購入できるようになるかもしれない。「携帯電話が財布代わり」になる、キャッシュレス社会の新しい仕組みが出現する可能性が高い。
こうしたアプリケーションは、携帯電話が「個人認証」のためのキーデバイスとなる可能性を示している。個人認証デバイスとしては、これまで非接触型ICカード等が有力と考えられてきた。事実、自動車運転免許証をICカード化して個人認証に使おうとの動きも盛んだ。しかし、携帯電話には他のデバイスにない大きな利点がある。それは携帯電話自体が通信機能、ネットワーク端末機能を持っている点だ。つまり、スタンドアロン型メモリとしてのICカードとは比較にならないほどの大量の固有情報をサーバーに格納でき、しかも複雑なアプリケーションソフトが動作させられる点である。こうした、全く新しい個人認証デバイスの出現は、社会の仕組みを根底から変える可能性を持っている。
例えば、他人に知られたくない機密性の高い情報を扱う教育や医療関連の多様なサービスが実現する。例えばiモードを使った医療相談や、双方向TV電話機能を使った遠隔診察…などのサービスが可能だ。いすれにしても、iモードにjavaやJavaCardが搭載され、高度なセキュリティが確立した段階から、携帯電話の応用範囲が急激に拡大して世の中が大きく動くことになりそうである。そしてメディアとして高度化する携帯電話は、TVやラジオという放送メディアの一部を駆逐するかもしれない。それだけじゃない、あらゆるモバイル情報機器をも駆逐する可能性を持っている。

iモードの将来

次世代携帯電話とは?

次世代携帯電話で社会が変わる!?

 

 

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