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iモードの将来
 iモードの普及は順調であり、2001年半ばには2,000万台を超える。そして、W-CDMA方式による次世代携帯電話サービス「FOMA」のサービス開始も2001年5月に迫っている。
 現行iモードは、機能強化の予定が目白押しだ。中でも目玉となるのは、503iシリーズで実現する「Java」への対応だろう。さらにブラウザレベルでのSSLへの対応、ICカードの搭載など、いずれもセキュリティ機能の高度化への対応が中心となった端末とサービスの高度化が進みつつある。
 "セキュリティ"といってもピンと来ない人もいるかもしれない。でもセキュリティ機能の高度化は、アプリケーション(使い方)の多様化への必須条件となる。音楽の配信やWebショッピングなど課金を必要とするサービスを実現するためには、高度なセキュリティ機能が絶対に必要となることを憶えておこう。


機能とサービスの高度化に注目
 Javaと言っても洗剤の名前じゃないぞ。Javaとはオブジェクト指向のプログラミング言語のこと。その応用として発展したスクリプト型言語であるJavaScriptは、HTMLに埋め込んで利用でき、Webブラウザ上で対話型のアプリケーションを可能にするものだ。携帯電話端末及び搭載ブラウザがこのJava技術をサポートすることにより、携帯電話のアプリケーションは大幅に拡大する。
 携帯電話各社ともに端末へのJava搭載を進めているが、中でもNTTDocomoはJava、Jini(Javaの応用技術)、それにJava Card(ICカードに搭載するJava実行環境を構成するAPI)技術をiモード端末へ組み込むために、Javaのライセンスメーカーである米Sun Microsystemsと提携した。この一連のJava関連技術の導入によって、サービス利用時のセキュリティを高めたり、端末内ソフトウェアのアップデートを行うなど、応用範囲を広げようとしているわけだ。
 具体的には、着メロをダウンロードしてそのまま利用することが一般サイトで可能になるとか、ネットワーク型ゲームなどの利用法が考えられる。さらに電話番号を元に目的地の地図を表示させる「スマートマップ」なども実現する。またJava Cardによって、チケット購入・オンラインバンキングに電子マネーによる決済を導入する可能性も高まった。Jini技術を使うことで、携帯電話から電話回線経由で自宅にあるJini対応のビデオ・デッキを直接操作するといった情報家電のコントロール端末としての機能を組み込むことも可能になる。


ICメモリカードの搭載
 端末への小型メモリカードの搭載も、まもなく現実のものとなりそうだ。メモリカード搭載のメリットは多く、第一には前述したセキュリティ機能の強化で、カードメディアにJava環境を入れた「Java Card」採用による電子マネー対応が進むだろう。さらにICメモリカードは、配信された音楽を収納したりプログラムを供給したりするパッケージメディアとしても多用途に利用することが可能だ。

基本機能の高度化
 メモリ容量のアップなど地道な改善、機能高度化も進む。メモリ容量は多機能化のためのプログラム格納領域が増えることを意味する他、Web閲覧時のブラウザ読み込みデータ量の増加やメール保存件数の増加なども進んでいくはずだ。
 着メロの高音質化はむろん、複合的な音楽再生アプリケーションに対応するために、音源が高音質化していくことも確実だ。MP3やATRAC3などの高音質音楽再生機能の搭載も既に実現している。カラー液晶については現行のSTN液晶からノートパソコンと同等のTFT液晶へと高画質化が進みつつある。

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