ベルギーでビールを飲む
      〜ベルギービールと「フランダースの犬」の旅  2002年秋〜

                        ※本文中の画像は、「COOKPIX2500」「DSC-U10」「eggy」で撮影。

■ベルギーへ!

 2001年秋に一度計画しながら、ニューヨークのテロ事件の影響で中止を余儀なくされたベルギー旅行をこの秋に敢行した。これはその記録である。私は「念入りに旅行記のページを作る」なんて趣味はあまりないが、今回に限っては「安上がりのベルギー旅行をしたいと思っている誰かの役に立つかも…」と柄にもないことを考え、ちょっとマジメな旅行記録を残そうと思う。

 なぜベルギーへ?…と聞かれても、あまり確固たる理由はない(ルムンバを暗殺した国…というイメージぐらいしかない)。特にヨーロッパが好きなわけでもない。とりあえず今回のベルギー旅行の目的は「ビールを飲みまくること」…、これだけである。昨年のいつだったか、誰かから、ベルギーには400種以上のビールの製法があり800種以上のビールがある…と聞いた時に、「ビールを飲みに行かなきゃならない」と考えたのだ。それ以後、ベルギー旅行はビールが大好きな私の使命(?)となった…。
 ベルギーはEU諸国の中でも観光に力を入れており、最近では日本からの団体ツアー客も多い。ベルギーという国には、どうもロマチックなイメージを感じる人が多いらしいが、そんなことはどうでもいい。ヨーロッパの歴史だの中世の文化だの…には、たいして興味はない。私はビールが飲みたいだけなのである。

 首都ブリュッセルに至るルートはいろいろあるが、ともかく「旅行は安上がりに」が私の信条だ。安い航空券で北回りでヨーロッパを訪問するとなると、大韓航空、スカンジナビア航空、アエロフロート…など、航空会社は限定されてくる。その中で今回は、大韓航空の格安航空券での旅となった。

 目的地はブリュッセルだが、搭乗する飛行機はパリ行きだ。パリからは、TGV型の国際列車「タリス号(THALYS)」で国境を越えてブリュッセルに入る予定である。私はヨーロッパの列車に乗ったことがない。このタリス号には、どうしても乗ってみたかったのである。それに、この便は利便性もいい。連絡さえスムーズなら朝9時過ぎに成田を発ち、インチョン(仁川)空港で乗り換えて、夜7時前にパリ着、そのまま列車で1時間20分でブリュッセルに入れるはずである。
 いつもの海外旅行と同じく、航空券を確保した以外に細かい計画などまったくない。旅行直前までの数ヶ月は週末も休めないほどの忙しさで、今回の旅行も当然のようにノートPCを持って行くことになった。ともかく、何も準備はしていない。どんな服装がよいかも考えず、小さめのキャリーバッグに適当な着替えとノートPC、数台のデジカメを詰め込んだのは、出発前日の深夜である。出発直前の慌しい中で、ブリュッセルのホテルとパリ−ブリュッセル間のタリス号の切符だけはネットで予約しておいた。ベルギーでは、国内列車を使って少しは動き回ってみるつもりで、アントワープやブルージュなどにも行きたいと思っている。

 2002年9月末、大韓航空は定時に成田を飛び立ち、インチョン空港へ。2時間弱の待ち合わせでパリ行きの便へと乗り継いだ。ここで予想外の事態が発生した。エプロンを離れたパリ行きの便が、なぜか待機状態に入り、いつまでたっても飛び立たないのである。機内アナウンスによると、上空を飛んでいる航空機の数が飽和状態にあるためしばらく待機とのこと。結局3時間近く遅れて、パリ行きの飛行機は飛び立った。
 さてこうなると問題は、タリス号の時間である。当初は7時前にパリ着の予定であり、余裕を見てパリ北駅発10時50分の最終列車でブリュッセルに入れるように予約してあった。しかし、予定通りパリに到着するなら、7時55分のシャルル・ドゴール空港からのブリュッセル直行列車に乗れるわけで、実はこちらのスケジュールで行けることを期待していたのだ。
 2時間半以上の遅れとなると、シャルル・ドゴール空港着は10時近い。これではパリ北駅発10時50分にも乗れない可能性が高い。機内では、その日のうちにブリュッセルに入ることを半ばあきらめた。まあ、パリ北駅あたりで適当なホテルでも探そう…と考えていたのだ。どうせ無計画な旅行である。なるようにしかならない…

インチョン空港
   
パリ行き大韓航空機
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